11/06/30 13:49:53.75 OAZDXxVW
新型レプリカントの、「与えられた生は非常に短い、だがいつ死ぬかは分からない」
というのは、人間すべての比喩になってる。その短い中で、暴力的で奇妙で美しい敬虔をし、
やがて死にあたってそれらの記憶を全て世界に返し、消えていく、という。
監督バージョンだと、そのアナロジーが弱まる。みんなレプリカントじゃね?
という仕掛けより、レプリカント達が、冒頭部分の瞳に移る炎みたいに、
人間自体を写し出す鏡になっている方が内容的には深くなる、と俺は思う