10/12/24 10:16:24
280 名前:じゃじゃ馬ならし 後編 4/9[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:36:20 ID:T8O0T1sPO
呼吸は元に戻ったが、真之介は気怠げに手足を投げ出し、目を閉じてぐったりとしていた。
無理をさせてしまった、と兵四郎は心配になり、乱れた真之介の髪や髷を指で梳き、頬を撫でた。
「仙石……大丈夫か?」
「……大丈夫じゃ、ない」
「だろうな。いや、悪かった。いい年をして、歯止めが効かなかったのだ。すまん、許せ」
「……殿様」
心から頭を下げると、真之介は人差し指をちょいちょいと動かし、兵四郎に顔を近付けさせた。
「うん?なんだ」
「歯ぁ、食いしばれ」
囁くように耳元に告げてから真之介はにやっと笑い、思いっきり右手で兵四郎の頬をはたいた。
思わず兵四郎はよろめき、寝そべる真之介の上に倒れ込んだ。
容赦ない痛みに顔を振り、目を白黒させる兵四郎を見て、真之介は気持ち良さそうに笑った。
「ざまみろ!いいようにしてくれた、お返しだ!はっはっはぁ」
「っつう……やってくれたな」
「なんだ!文句あるかっ」
「いや、ない。それでこそ、仙石だ」
「ふんっ、これでもだいぶ、おまけしてやってんだ。握り拳じゃなかっただけ、優しいと思え!この、馬鹿殿様」
「ふふ、確かにそうだ。ありがたいよ、仙石取り」
赤くなった頬を摩り、兵四郎は笑った。
「全く、その気がないってのに、どこで覚えたんだこんなこと」
「そりゃあおぬし、いろいろさ。読んだり、聞いたり。あとは実践したり、な。ただし相手は、おなごだが」
「……お、おぬし、女相手に、あんなことするのかっ」
「いやいや、あそこまではさすがにせんよ。せいぜい、指を入れられるくらいだ」
「い、入れられ……女にか!」
420:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 11:31:41
281 名前:じゃじゃ馬ならし 後編 5/9[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:37:48 ID:T8O0T1sPO
「うむ。吉原には、すごい技を持ったのがいてなあ……」
「そ、そうかぁ。江戸に行った折りには、ぜひ紹介してくれ」
「ふふ、あいわかった。覚えておこう」
すごいなぁ吉原は、と呟いて目を輝かせた真之介に、兵四郎は微笑み頷いた。
そして、自分はなぜこの男にあそこまでしてしまったのか、と考えた。
初めは単なる悪戯のつもりだったが、腕の中で身悶え艶やかな声を放つ真之介に、いつしか我を忘れてのめり込んでしまった。
真之介は色恋故の所業とは受け取らず、あくまで兵四郎の度の過ぎた悪ふざけだと思っているようだ。
抱かれている時は大いにうろたえ、快楽に溺れながらも兵四郎を非難したが、終わればもう取り返しがつかないこととして、平手打ち一発でけりをつけた。
あっけらかんとした、この男らしい始末の付け方だと思った。
それがありがたくもあり、また少し、寂しくも思えた。
その寂しさが何なのかと考えたが、容易に答えは出ては来なかった。
421:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 11:33:01
「おい殿様、俺はもう寝るぞ。寝る前に言っとくが、あの一発だけじゃあやはり、気がおさまらん。明日は宿場で一杯、いや十杯は、奢ってもらうからな!」
「おお、いいとも。温泉宿も、おまけしてやろう」
「なにぃ、本当か!殿様、金持ってんのか」
「いや、ない。ないがまあ、なんとかなるさ」
にこにこと笑ってのたまった兵四郎に、真之介は呆気に取られ苦笑した。
そして、本当になんとかなるかもしれない、と思わせるのがこの男のすごいところだと感じた。
282 名前:じゃじゃ馬ならし 後編 6/9[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:39:33 ID:T8O0T1sPO
「ふん、まあ、どうなるか楽しみにしてるよ。じゃあ、俺は、寝るからなっ」
「ああ。おやすみ、仙石」
告げて間もなく、すやすやと寝息が聞こえてきた。
兵四郎は穏やかに、真之介のあどけない寝顔を見つめた。
そして焚火に小枝を投げ込み火を強めてから、真之介の隣に藁を積み、横になって目を閉じた。
422:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 11:33:53
昨夜の疲れからか、目が覚めた頃にはすっかり夜が明けていた。
秋晴れの空に山の赤さが照り映えて、兵四郎はまたも美しさに気を取られて歩いた。
やや足腰に力が入らない真之介も、彼に合わせてゆっくりと歩いた。
ひょっとして自分を気遣っているのかと思ったが、わざわざ訊くのも野暮だと思い黙っていた。
すると道の先の方から叫び声がした。走れない真之介を置いて兵四郎が駆け付けると、身なりのいい若い夫婦連れの旅人が、籠掻きの雲助達に因縁を付けられて途方に暮れていた。
雲助達が絡んで殴りかかってきたので、即座に叩きのめし追い払った。
上品そうな若い夫婦は兵四郎に心底感謝し、ぜひ宿場までの用心棒になってくれ、先程の礼と合わせて謝礼ははずむから、と伏して拝んだ。
追い付いた真之介に事情を説明すると、「やったな殿様、温泉宿!」と叫んで肩をどやしつけてきた。
聞き付けた亭主が、それならふたりの宿代も持たせてくれと申し出てきた。
さすがに兵四郎は固辞したが、夫婦はどうしてもと言い張り、結局折れて厚意を受けた。
真之介は自分が助けたわけでもないのに、得意げに意気揚々と先頭を切って歩き出した。
高らかに陽気な唄まで歌い出したので、兵四郎は夫婦と顔を見合わせて笑った。
423:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 11:49:46
283 名前:じゃじゃ馬ならし 後編 7/9[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:43:26 ID:T8O0T1sPO
宿場で一番の旅籠に着くと、すすぎを持って出迎えた女中は見知った顔だった。
「あらっ、殿様!仙石さんも」
「おけいじゃないか。お前、ここで働いてるのか」
「美味しい物食べまくったら、お金なくなっちゃって。殿様達はずいぶん豪勢ね、こんないいとこ泊まるなんて」
「おう、いいだろ!何しろ、俺達はこちらのご夫婦の、用心棒だからな」
正確には兵四郎が、であるが、真之介は胸を張って言い放った。
「へええ、うまくやったわね……あらぁ?ちょっと殿様、どうしたのよその顔!」
「うん?顔がどうした」
「こっちが訊いてんのよ。真っ赤な手形が付いてるわよ!」
真之介は何も言わず、若い夫婦も気付いてはいたが恩人に非礼があってはと黙っていたので、兵四郎は自分の頬がそんなことになっているとは、ついぞ知らなかった。
そういえば雲助達は俺を見て、このさんぴん妙な面をしやがってとか喚いていたなあと思い返した。
朝起きたらやたらひりひりしていたから、川の水で冷やしはしたが、痕になってしまっていたかと、兵四郎は真之介に張られた頬を撫でた。
「ひどく痕になってるわねえ。もう、どこの女にやられたのよっ。だらしないわね、殿様!」
呆れたおけいの台詞を聞いて、真之介はぶうっと派手に噴き出した。
真正面から唾をかけられて、おけいは怒った。
「やぁだっ、きったないわねえ仙石さんったら!何がそんなに、おかしいのよっ」
「いや、な、なんでもない、なんでも……くくっ、はっはっは!」
「何よ、変な仙石さん。ねえ殿様、あんまりおかしな女に引っ掛かっちゃだめよ」
424:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 11:51:39
284 名前:じゃじゃ馬ならし 後編 8/9[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:46:08 ID:T8O0T1sPO
「……そうだな。あれはえらく、凶暴なやつだった。もっとも俺が調子に乗りすぎたんで、ぶん殴られてこの有様になったんだがな」
「ううん、殿様みたいな優しい人をこんなにするなんて、その女が間違ってるわよ!絶対よっ」
「そうか、まあ、そういうことにしておくかな」
ふたりのやり取りを聞いて、真之介はまた笑い声を上げた。
夫婦は目を丸くし、おけいは見知らぬ性悪女と真之介に、ぷんぷんと怒り悪態を付いた。
兵四郎はにわかに頬に痛みを感じ、思わず顔をしかめた。
「たこはどうしてる?」
「陣内さんなら、あっちの角で売ってるわよ。『たこの吸い出し』」
荷物を置いて一杯やろうと、宿から出かける前に尋ねると、おけいは外を指し示して答えた。
兵四郎は真之介と連れ立って通りを歩いた。
やがて聞き慣れた、流れるような口上が耳に入ってきた。
「あらん、そこ行くいなせなお兄さん、素敵なお姉さん、ちょいと寄ってって!見てってお願い!陣ちゃんのお願い!よし集まったね。
さぁて、こちらに取り出したるは、天下に名だたる、たこの吸い出し。出物腫れ物、なんでもござれの妙薬だ……あれっ?殿様!仙石も」
鍔黒陣内は、丸く福々しい顔いっぱいに笑みを浮かべて、勢いよく手を振った。
425:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 12:04:03
285 名前:じゃじゃ馬ならし 後編 9/9[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:48:20 ID:T8O0T1sPO
「やあ、たこ。売れてるか」
「ま、ぼちぼちってとこね。この宿場いいよ~。珍しく悪い奴いない!温泉は最高!陣ちゃん幸せ……って、殿様、どしたのそれ」
「いてて、こら、つ、つつくな!」
「ここの温泉、打ち身に効くのよ。よかったね~」
「おい、吸い出しは薦めんのか」
「うっせえな仙石!しかし殿様、隅に置けないねえ。どこのあばずれにやられたの。もう、陣ちゃん妬けちゃうっ」
「うむ、じゃじゃ馬だ。じゃじゃ馬にやられた」
それを聞いてまた、真之介が笑った。
「なぁに笑ってんだよ、仙石の馬鹿!馬ったって、お前のことじゃないよ。かぁわいい、お馬ちゃんだよ」
「そりゃあとびきり、かわいい馬だろうさ。なあ、殿様」
「何、お前、見たの?殿様のお馬ちゃん、見たの?どんなんだった?なあおい、教えて!教えろ、こら待て、馬面!」
追いかけっこをしてじゃれ合うふたりに笑い、兵四郎は空を見上げて眩しそうに目を細めた。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
後半は参匹+妹分のじゃれ合いをただ書きたかっただけという……あー楽しかった。
貴重なスペースありがとうございました。
426:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:45:08
364 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 1/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:11:33 ID:EPDpbx76O
>>285の続きで、20年位前の時代劇「参匹がKILL!」より、素浪人の殿様×仙石。エロありです
元作品が古いのにも関わらず、前回投下の際は反応いただけて嬉しかったです。
ありがとうございました。
またもや長いので、分けて投下します。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
道に迷っているうちに夜は更けた。
一夜の宿を求めて林の中に見つけた観音堂に、ふたりは入り込んだ。
月は明るく障子から光が差し込み、明かりを点けずとも目は利いた。
古いが大事にされているお堂らしく、幾つかのお供え物のうちに酒もあった。
観音様に手を合わせてから拝借して回し飲み、冷えた身体を暖めた。
中で火を炊く訳にいかないので、酒を手に入れたことはふたりに取って至極幸いだった。
ささやかな酒宴の後、離れて壁際に座った九慈真之介に、八坂兵四郎は声をかけた。
「仙石、なんで壁際に行くんだ。こっちで寝たほうが、隙間風が来ないぞ」
「いや、俺はここでいい」
壁にもたれて愛刀を抱いた真之介は、目をつぶって答えた。
「しかし、せっかく暖まったというのに……風邪をひくぞ」
「いいったらいいんだ、ほっといてくれ。寒くても、おぬしの側にいるよりましだ」
「ん?どうしてだ」
「……また手ごめにされちゃ、かなわんからな」
片目を開けて睨むように見つめ、真之介は不機嫌そうに告げた。
以前蛇に怯えたところを付け込まれ、悪戯心を起こした兵四郎に抱かれてしまったことを根に持っていた。
427:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:46:22
365 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 2/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:13:32 ID:EPDpbx76O
「手ごめとは、ひどいなあ」
「ひどいたぁなんだ、ひどいのは、殿様だ!どう考えても、手ごめだろうが。俺に、あ、あんなことを……」
のんきな口調の兵四郎に憤った真之介は、段々小声になり、顔を真っ赤に染めた。
あの時兵四郎から受けた辱めを、まざまざと思い出したからだ。
「俺は、手ごめにしたつもりはないぞ。おぬしが蛇を怖がって、身体も冷やしていたから、ほぐして暖めてやりたかったのだ」
「て、てめぇ、ぬけぬけと……!」
「本当だからしかたない。まあ確かに、ちょっとやりすぎてしまったがな」
「ちょっとじゃないだろう、ちょっとじゃ!……もういい!言い争いなど、くだらん。俺は寝るっ」
あくまでものらくらと悪気のない兵四郎に呆れ、真之介はそっぽを向いて再び目を閉じた。
へそを曲げた真之介に、平四郎は苦笑した。
そして、あの夜のことを思い返した。
やんわりねっとりと撫でていじるとたちまち真之介の身体は熱くなり、妙なる嬌声を上げて身悶えた。
そんな彼を、心からかわいらしく思った。
そうするとたがが外れたように止まらなくなり、最後まで情を交わしてしまった。
無理をさせたことはすまなく思ったが、本当に手ごめにしたなどという気はなかった。
恐怖に震えて自分に縋り付く真之介の冷たい肌を、芯から暖めてやりたかったのだ。
真之介もまたあの時の自分の恥態を思い返し、さらに赤くなっていた。
幾ら蛇に怯えすくんでいたとはいえ、まともに抗うこともせず、友だと思っていた男に抱かれた。
色恋は不得手な上に、金が無いから滅多に女も買えない真之介には、久々の睦み合いだった。
428:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:47:55
366 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 3/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:16:30 ID:EPDpbx76O
兵四郎は終始優しく、じっくりと丁寧な愛撫を施した。
女にも触れられたことのない場所をいじられ、あげくにとんでもない物を入れられた。
真之介はうろたえ兵四郎をなじりつつも、深い快楽に取り込まれた。
そんな自分が信じられなくて、たまらなく恥ずかしかった。
「なあ、仙石」
「……」
「仙石、こっちへ来い」
兵四郎の声は気遣いを含んでいたが、微妙な気まずさに真之介は無視を決め込んだ。
「真之介、こっちへおいで」
「……ガキみたいに呼ぶなっ」
あだ名ではなく名前を呼ばれて、思わず目を閉じたまま怒鳴った。
抱かれた時に兵四郎が、低く甘い声で名前を呼んできたことを思い出した。
その時と同じ、優しさに満ちた口調であることに、真之介は動揺した。
ふいに、背中に温もりを感じた。
驚いて顔を向けると、兵四郎が寄り添うように座っていた。
咄嗟に壁伝いに身体をずらし、真之介は叫んだ。
「なんだっ、殿様!何してる」
「何って、おぬしが来ないから、俺が来たんだ」
追うようにまた身体をくっつけて、兵四郎がとぼけて言った。
「別に、来なくていい」
「だが、こうしてくっついたほうが温かいだろう」
「い、いらん世話だ!こら、寄るなったら」
「なんだ、つれないなあ。仙石、そう言うな」
くっついては離れてを繰り返し、やがて角に行き着いた。
目の前が板壁になり、真之介ははっと後ろを向いた。
429:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:48:59
すると、抱えた刀ごと兵四郎に抱きすくめられた。
367 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 4/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:20:11 ID:EPDpbx76O
「と、と、殿様!?なっ、何しやがる」
「仙石、蛇だ」
「……嘘つけ!その手に乗るかっ」
「はは、ばれたか」
当たり前だ、とぼやきながらも真之介は暗いお堂の中を見渡し、何もいないことを確かめた。
そして腕から逃れようと、兵四郎の胸を押して身をよじった。
「殿様、なんだ、なんのつもりだっ」
「うん、また温めてやろうと思ったんだがおぬし、けっこう温かいな」
「酒のおかげだ。余計な心配しなくていいから、あっちで寝ろ、殿様!」
「そうか。だが俺は、少し寒い」
「知るか!酒飲め」
もがくのを押さえながら兵四郎は真之介の身体を撫で、耳元に囁いてねだった。
「酒はもうなくなった。だから仙石、おぬしの熱を分けてくれ」
「いやだ、駄目だ。やらん、絶対にやらん」
触れんばかりに唇を寄せ、耳元に囁く甘い声音に、真之介はぞくんと身体を震わせた。
がっしりと腕を回した兵四郎は、真之介を捉えて離さない。
兵四郎の身体もまた熱くなっていて、包み込まれるような心地良さに、真之介はしばし抵抗を忘れた。
「仙石、胸がせわしく鳴ってるな」
「……おぬしが、おかしな真似をするからだ。もうあったまったろう、離せ、殿様」
「いや、朝までこうしていたいな」
「ふ、ふざけるなっ。なんで俺が、おぬしと……うわ、ま、待て、んんっ!」
兵四郎は笑って、喚きかけた唇に唇を合わせて塞いだ。
ふいを突かれて口を吸われ、真之介は焦った。
肩を強く抱き、頭を壁に押し付けるようにして真之介の動きを封じ、兵四郎は舌を差し入れ、酒の香りのする口内を味わった。
巧みになぶられ暴かれる口づけにぼうっとなっていた真之介は、唇を解かれてやっと我に返った。
430:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:52:07
368 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 5/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:21:58 ID:EPDpbx76O
「きっ、貴様!悪ふざけも大概にしろ」
「いやいや、ふざけてるつもりはないぞ」
「じゃあ、なんでだ。この間といい、なんで俺に、こんな真似をしやがる」
「おぬしが、かわいいからだ」
「……ば!ばっ、馬鹿野郎!」
目を見つめて真っ直ぐ言ってのけた兵四郎に、真之介はうろたえた。
「前もそんなことを抜かして、俺のことを好きにしやがったが……それが本気なら、よっぽどの物好きか、頭がおかしい奴だぞ」
「そうか?思ったことをそのまま言ってるだけだが。まあ、物好きでも変わり者でもかまわんさ。俺はお前がかわいい」
「……まだ言うか」
「ああ、言うとも。仙石はかわいい。だから、仙石が欲しい」
「ばっ……!!」
また怒鳴りかけた真之介は、言葉を止めた。
わずかに高い目線で自分を見下ろす黒い眼は少し細められ、薄闇の中でも不思議にきらきらと光を纏い、唇は弧を描いて微笑みを浮かべていた。
穏やかで慈愛に満ちた兵四郎の表情に思わず見入ってしまい、真之介の胸はますます高鳴った。
呆けた隙に、兵四郎はまた口づけた。
真之介はびくりと身体を揺らし、抗うように兵四郎の肩を掴んで押したが、なぜかうまく力が入らない。
兵四郎はふたり分の刀を横に置き、唇を重ねたまま真之介にのしかかり、ゆっくりと押し倒した。
熱い舌で上顎や歯列を念入りになぞられ、翻弄される真之介は喉を鳴らして涙を浮かべた。
息苦しそうに呻く口内を、兵四郎は飽かず執拗に貪った。
真之介の手からは段々と力が抜け、弱々しく兵四郎の背中に腕を回した。
兵四郎は笑って、やっと離した唇を首筋に押し当て這わせた。
431:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:52:32
369 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 6/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:24:54 ID:EPDpbx76O
袷に手をかけて開くと、浅黒い肌は赤味を帯び、鍛えられた胸はなだらかに波を打っていた。
首筋から喉元を舌でなぶりながら、兵四郎は両手を着物に差し入れ、胸や腹、腰や背中を丁寧に撫で回した。
「あ、あ……との、さまっ、ま、て、待てっ……」
「大丈夫だ、仙石。前よりも優しくしてやるから」
「い、いい!優しくなんか、しなくていいから……は、離せ、離して……んっ」
「いや、もう無理だ。真之介、お前を抱くぞ。心配するな、全て俺に任せろ」
「ば、かっ……殿様!あっ、う、あぁっ、やめ……」
尖った乳首を含みねぶられ、袴の上から中心をさわさわと撫でられると、真之介の悪態は止まり、覚えのある快感に気を乱された。
悩ましく身をよじる真之介を愛しく思い、兵四郎はますます愛撫する舌と手を動かした。
袴と下帯を取り去り、震える真之介自身をそっと握り込むと、途端に身体が跳ねた。
鮮やかな反応に微笑み、兵四郎はそそり立つ愛らしいものをいきなり口に入れた。
熱く濡れた感触にすっぽり包まれ、真之介は驚き戸惑った。
「う、あっ……!と、殿様……よせっ、馬鹿、なんてこと、あ、ふぅっ……」
「ん、お前のここが、あまりにも美味そうでな。実際、美味いぞ」
うろたえた真之介に、唇を離した兵四郎はしれっと答えた。喋ると先端に息がかかり、真之介はそれにすらびくびくと感じた。
「……馬鹿っ!し、しばらく、ふ、風呂、入って、ねえぞっ……あ、あっ」
「そうか、まあ俺も二日前に入ったきりだ。気にするな」
またも顔を股間に埋めた兵四郎に、真之介はしつこく怒鳴った。
432:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:56:03
370 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 7/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:26:32 ID:EPDpbx76O
「殿様!やめ、やめろったら!う、き、汚ねえ、だろうが……ふぁっ、あ……」
「大丈夫だ。俺は、お前の味が好きだ」
「あ、味なんて、言う、なっ……あぁっ、ん、ふぅ、んっ……」
兵四郎はくわえ込んだ真之介を丁寧にしゃぶった。
鈴口を舌先でくりくりとくすぐり、幹や裏筋を丹念に舐め上げ、同時に右手で袋を揉みほぐした。
頬をすぼめてじゅぷじゅぷと出し入れすると、真之介は首を振って切なく鳴いた。
滅多にされない口淫に翻弄され、頭に血が上った真之介は荒い呼吸を繰り返した。
「はあっ、あっ、ん、くっうんっ、との……さま、あっ、やだ、だ、駄目……だっ」
「ん、仙石、いいぞ出しても。お前のなら、飲んでやる」
「い、いや、だっ……!馬鹿っ、だ、出す、もんかっ……あうっ」
「そうか?意地を張らなくていいのにな。ほれ、こんなに露が出てるぞ」
兵四郎は先走りを指で掬い、ぺろりと舐めた。
たまらなく淫らな行為を施され、真之介はますます赤くなった。
「……殿様っ!馬鹿、やろ……っ」
「じゃあ、こっちを使うか。痛まんよう、柔らかくしてやるからな」
「う、ふあっ、うわ、や、やめ……あぁ!」
兵四郎はまた露を掬い中指に塗り込めて、真之介の後ろにその指先を潜らせた。
探るようにわずかにうごめかせると、まだ狭い入り口はきゅうっとすぼまり、指を締め付けた。
「仙石、ひくひくしてるぞ。かわいいな」
「……こ、このっ、助平!へ、変なもん、いっ、入れんな、あぁっ……!」
「ふふ、まだ指だけだ。変な物はまだ、入れんよ」
「あっ、く……ぅ!はぁ、あ、との、さ……うあっ」
433:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:56:07
371 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 8/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:28:57 ID:EPDpbx76O
兵四郎は一旦指を抜き、以前と同じように軟膏をたっぷり塗り付けた。
そして中指をあてがうと、止めようと腕に絡む真之介の手をものともせず、慎重にぐっと中に差し込んだ。
「あーっ!うぁ、や、やめろ、との、さまっ……!はっ、あ、あ……」
「もう入った。前より、入りやすかったな。動かすぞ」
「ひ、ああっ!や……だ、い、やだっ……殿様、と、のさ……ふぁっ」
軟膏が滑りを助け、指はちゅくちゅくと音を立ててまだごく狭い中を擦った。
兵四郎はふと思い付き、腰に締めたままの真之介の帯を空いた手で解いた。
纏った着物の前が開き、真之介の胸から平らな腹、そして息づく中心があらわになった。
青白い月明かりの中で、指を動かす度にしなやかに肢体が揺らめき、のけ反ってわななく様が見て取れた。
たまらぬ眺めに、兵四郎は引き締まった腰の線を唇でなぞり、指を増やした。
前よりもすんなりと入っていき、更に増やした指も後ろの口は貪欲に飲み込んだ。
「もう、三本くわえてるぞ。この前より、馴染むのが早いな」
「うっ、うる、せえ……っ!あぁ、あ、あっ、ふ……あ!」
「ん、ここか。ここが、感じるか?どうだ、仙石」
「う、あっ!あ、や……ひぃ、あぁっ、とのさ、ま……んあ、ああっ」
床に爪を立て、操られるままに悲鳴を上げる真之介の艶姿を見下ろして、兵四郎は熱くたぎるものを身の内に感じた。
434:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:57:13
372 名前:続・じゃじゃ馬ならし 前編 9/9[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 09:30:37 ID:EPDpbx76O
突いてやりながら、喘ぐ唇に吸い寄せられるように重ねかけると、真之介は兵四郎の顎を掴み口づけを阻んだ。
「な、なんだ、仙石。どうして止める」
「と、殿様……俺の、舐めたろ」
「それが、どうした」
「その口で吸われるなんざ、ご、ごめんだ……っ!」
「細かいことを気にするな。別に構わんじゃないか」
「いやだ、ぜ、絶っ対に、いやだ!」
兵四郎は苦笑しつつなおも唇を近付けたが、その顎を押さえた真之介は、顔を逸らして頑なに拒んだ。
大して身なりを気にしない癖に、意外に潔癖なところがある真之介に兵四郎は驚いた。
無理矢理にして本気で怒らせては、段取りが台無しになる。
だが高揚した身体は真之介の口を吸いたがっている。
どうしたものかと顔を上げると、祭壇の前に置かれた酒瓶が目に入った。
「仙石、ちょっと待っていろ」
「あ……っ!ふぁっ、とっ、殿様……!?」
指を引き抜き、兵四郎は立ち上がって真之介から離れた。
火照った身体を急に放り出され、真之介は驚き身悶えた。
[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!
またもやエロばっかりですみません。
全て仙石がかわいいせいなのさ……!
435:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 14:58:20
384 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 1/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 08:54:41 ID://U3ZXmhO
>>372の続き、20年位前の時代劇「参匹がKILL!」より、素浪人の殿様×仙石。エロありです。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
兵四郎は酒瓶を手に取り、耳元で振った。
かすかに水音がしたので、口を付けて傾けた。
わずかに残っていた酒が流れ込み、口内を隈なく濯いでから飲み込んだ。
空の瓶を置いて戻り、荒く息をつき横たわる真之介の身体と頬を、優しく撫でた。
暖かい掌の心地良さに、真之介はほうっと甘い吐息を漏らした。
「仙石、まだ少し酒があった。口を濯いで消毒したから、いいだろう?」
「……本当か」
「本当だ。ほら、匂いがするだろ」
吹き掛けられた息には、確かに強い酒の香りがした。
「お前の味はもうしない。なあ、だからいいだろう、仙石」
「だ、だから、味とか、言うなっ」
「吸ってもいいか?」
「……勝手にしろっ」
許された兵四郎は真之介の顔を両手で包み、嬉しそうに口づけてきた。
同時に広がった酒の味と、絡められた甘い舌にくらくらとしながら、真之介は兵四郎の口づけに応えた。
兵四郎はねっとりとしつこく丁寧に口内をなぶり味わいながら、両手を真之介の脚にかけて大きく開かせた。
かたわらに放っていた真之介の袴を丸めて、腰の下に差し入れ浮かせた。
名残惜し気に唇を離し自分の袴を下げて、痛い程たぎった高ぶりを取り出した。
入り口をつつくと、真之介は身をよじった。
兵四郎は笑って、軟膏を自身に塗り付けた。
436:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:02:28
385 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 2/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 08:56:09 ID://U3ZXmhO
「真之介、俺が欲しいか」
「……っ、く、くだらんこと、聞くなっ」
「ふふ、そうは言っても、こっちは素直だぞ。いい子だな、今、入れてやる」
「ばっ、ば……かっ!う、あっ!は、あ、あああぁっ……!」
淫らにうごめく口を指で押し広げ、兵四郎はぐぐっ、と突き入れた。
灼熱の杭はじわじわと侵入し、真之介はその熱さと太さをまざまざと感じた。
「はあっ、ん、ああっ、との、殿様……ふ、あ、あっ」
「真之介、相変わらず熱いな。ぴたりと吸い付くようで、気持ちがいいぞ」
「くぅ、うるっ、せえ……!ひ、あぁ!うっく、あ……ふぅっ」
両脚を肩に担ぎ、深く繋がったままで、兵四郎は罵倒する唇をまた塞いだ。
手は胸や担いだ太股を摩り、馴染むまであらゆる場所に愛撫を与えて慰めた。
やがて内壁は兵四郎に纏わり付き、締め上げ始めた。
真之介の変化にほくそ笑み、兵四郎は緩やかに抜き差しを始めた。
「あっ、ま、待て……うあっ、はぁ、あぁ……はぁあっ」
「真之介、気持ちいいか?俺はもう、とろけそうだ」
「ふぅ、く、あっ、との、さ、ま……あっ、あ、ひぁ、あっ!」
くぷりくぷりと音を立てて突かれる度、真之介は細かく高いよがり声を上げた。
力が入らない手の指に指を絡めて床に縫い付け、兵四郎は上から突き刺すように真之介を甘く責めた。
小刻みに腰を動かしながら、震える唇や首筋を吸い舌を這わせた。
爛れるような悦びに涙を浮かべた真之介はもっと快楽を欲しがって、兵四郎の動きに合わせて疼く秘所に力を込め締め付けた。
437:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:04:18
386 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 3/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 08:57:12 ID://U3ZXmhO
「ああ、真之介、なんて具合がいいんだ。極楽に、いるみたいだ……ふうっ」
「あ、ひっ、あふぅっ、殿様、も、もっと……あっ、んあ、は、んんっ」
「真之介、兵四郎だ。兵四郎と、呼んでくれ」
「あぁ……あっ、へ、へい、し、兵四郎っ……んっ、へいし、ろ……」
「もっとだ、もっと呼んでくれ、真之介……!」
早められた突き上げにがくがくと身体を揺さぶられ、恍惚となった真之介はひたすらよがって鳴いた。
頭には霞がかかったように何も考えられず、耳元で告げられた兵四郎の願いに素直に答えた。
名前を呼ばれて喜びに溢れた兵四郎は、ますます優しく激しく真之介を貪り快感を与えた。
「ふぁあっ、あぁ、へ、兵四郎……も、うっ、もう……あうっ」
「んっ、真之介、出そうか?」
「あっ……で、るっ、もう、出る……あぁ!」
「わかった。お前の手ぬぐいを、借りるぞ」
「うぁっ、あ、くぅあっ、あ、ああぁー……っ!」
「う、しん、のすけ……!」
兵四郎が前を手ぬぐいで包むと同時に、真之介はその中に欲を放った。
急激にきつく締め上げられた兵四郎は低く呻き、抜く間もなく真之介の中で達してしまった。
最奥に叩き付けられた兵四郎の熱いほとばしりを感じ、真之介はびくびくと身体を跳ねさせた。
肩から脚を下ろした兵四郎は、真之介の残滓を拭き取り、衝撃にぶるぶると震える身体を繋がったまま抱きすくめた。
「あ……あっ、はぁ、はっ、うぅ……」
「真之介……大丈夫か?」
「と、殿様……よくも、な、中で、だっ、出しやがったなっ……」
「うん、咄嗟に抜くことが出来なかった。許せ。だがそれもこれも、お前があまりにも絶妙に締め付けるからだ」
438:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:06:18
387 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 4/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 08:58:08 ID://U3ZXmhO
「……お、俺のせい、だってのか!」
「まあ、半分はそうなるな」
「て、て、てめえ……くそ!離せっ、離れろ、殿様!」
「いや、もうちょっとこのままでいさせてくれ」
怒りにもがく真之介を押さえ付けて、兵四郎は笑ってまた抱きしめた。
真之介は逃れようと下から身体を押したが、動くと中の萎えたものが存在を示すことに気付き、抗いを止めた。
おとなしく抱かれる真之介の髪や頬に口づけ、兵四郎は取り出した自分の手ぬぐいで彼の汗を拭いてやった。
真之介はうっとりとされるがままになっていたが、貫かれたものがやはり気になり、兵四郎に小声で催促した。
「……おい、殿様。もうよかろう」
「ん?何がだ、仙石」
「何がって、その、なんだ、いい加減……ぬ、抜けよっ」
「あー、これか」
「あーじゃない。終わったんだから、さっさと出てけ」
「またそんな、つれないことを。俺はもうちょっと、お前の中を味わっていたいんだがなあ」
心から残念そうに呟くと、兵四郎はまた真之介を抱きしめた。
「なんなら、朝まで繋がっていたいくらいだ」
「……またぶん殴られてえのか、殿様」
「いやいや、それは勘弁してくれ。わかった、わかったよ、仙石」
兵四郎は笑うと名残惜し気に身体を離し、真之介の身体を床に横たえさせた。
「じゃあ仙石、抜くぞ」
「……んっ、う、うぅ……っ」
「ふふ、抜く時もかわいい声を出すんだなあ」
「う、ば、馬鹿……!」
兵四郎はからかいながら、ゆっくりと自身を引き抜いた。
去っていく感触に眉根を寄せ、真之介は長い息を吐いた。
439:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:06:36
388 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 5/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 08:59:05 ID://U3ZXmhO
兵四郎は抜いたものを懐紙で拭うと、袴を上げて着衣を直した。
真之介も着物の前を合わせて中心を隠し、かたわらに散らばっていた帯と着衣を引き寄せ掴んで、上体を起こそうとした。
「待て待て、仙石。まだ、着ちゃいかん」
「あ?なんでだ」
「俺の出した物が、中に入ったままじゃないか」
「……っ!」
確かに気を緩めると中から零れそうで、抜かれてからは身体を引き締めていた。
指摘されて、真之介の赤い顔に更に血が上った。
兵四郎は真之介に向き直り、帯と袴と下帯をその手から取った。
「仙石、そのまま横になっていろ。中を綺麗にしてやる」
「……い、いいっ!殿様、そんなこと、しなくていい!」
「そうは言っても、気が落ち着かんだろう。遠慮せず、任せておけ」
「遠慮なんか、してないっ。わ、わかった、自分でやるから、ほっといてくれ!」
「だが、自分じゃやりにくかろう。俺が出したんだ、後始末を付けてやる」
「や、やめろったら、こら、触るなっ」
合わせただけの裾をめくろうとする手を抑え、真之介は泡を食って喚いた。
これ以上不様にいじられるのは御免だと、力が入らない身体をよじって抗った。
兵四郎はふうっとため息をつき、着物から手を離した。
諦めてくれたかと安堵した途端、被さるようにきつく抱きしめられ、床にまた倒された。
「こら、おいっ、と、殿様……!」
「真之介……あまり、暴れて煽るな。また、抱きたくなる」
「な、なっ……!」
「嫌がるお前を見てると、どうも俺は、余計に可愛がりたくなって困る。だから頼む、おとなしくしておれ」
440:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:07:17
390 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 6/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 12:12:45 ID://U3ZXmhO
>>389様、ありがとうございます。規制くらって時間置いてました。
続きです。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
甘く優しい声で脅されて、真之介はびくりとわななき、逆らう動きを止めた。
くたりと身体を預けた真之介の髪に、兵四郎はそっと口づけた。
真之介の身体が冷えることを心配した兵四郎は、着物を纏わせて帯を締めてやり、裾を捲り上げ下肢のみをあらわにさせた。
開かせた脚の間を見つめ、探るように指を差し入れた。
「うーん、よく見えんな……仙石、明かりを点けていいか?」
祭壇の蝋燭に目をやりながら訊くと、真之介が怒鳴り付けて来た。
「……やめろ、絶対点けるな!点けたら、斬るぞ!」
「斬るとはえらく、物騒だなあ。わかったわかった。じゃあ、おとなしくしててくれよ」
「うるさい、さっさとやれ……っ、う、う、くっ」
広げた懐紙の上に丁寧に掻き出し、手ぬぐいで拭いてやる間、仰向けの真之介は目を腕で覆い、声を殺して恥ずかしさに耐えていた。
指が動く度に震える真之介を、兵四郎は愛らしく思った。
冴えた月の光の中に浮かぶ無意識なその媚態は、たまらなく煽情的に兵四郎の目に映った。
「やはり、煽られるな……」
聞かれぬよう小さく呟くと、ほのかに感じた熱を抑え、真之介の身体を清めてやることに専念した。
明け方の冷気に顔を撫でられ、目を覚ました。
左肩を下にし大刀を抱いて横たわった真之介は、身体に暖かな重みを感じた。
肩に目をやると、逞しい腕が自分を包むように回されていた。
真之介のすぐ後ろに寄り添って横になり、兵四郎は眠っていた。
起こさないように腕をそっとどけ、真之介は起き上がった。
441:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:09:55
391 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 7/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 12:14:14 ID://U3ZXmhO
左腕を枕にして胸に刀を抱き、すやすやと寝息を立てる穏やかな寝顔を、胡座をかいた真之介はじいっと見つめた。
その頬に触れようと、ふと手を伸ばしかけてやめた。
手を握りしめて戻し、その甲を唇に当てた。
しばらくまた眺め、やがて真之介は笠と刀を掴み立ち上がった。
ぱたりと扉が閉められてから、兵四郎は目を開けた。
身体を起こすと、真之介に触れていた右腕を摩った。
そこにはまだ、彼の温もりが残っていた。
「逃げちまったか……まあいい。また、捕まえてやるさ」
扉を見やって兵四郎は笑い、立ち上がってうぅんと大きく伸びをした。
林を抜けた眼下に小川を見つけ、真之介は岸に降り立った。
しゃがみ込んで水を掬い、口を濯ぎ喉を潤してからぱしゃぱしゃと顔を洗った。
濡れた顔を拭こうとして腰に手をやり、手ぬぐいを置いてきたことに気付いた。
仕方なく袖を掴み、ごしごしと乱暴にぬぐった。
「くそ、手ぬぐいを新調しなくちゃな……ふん、いいさ。金はそのうち、あいつから取り立ててやる」
ひとりごちてから、ふと水面に映る自分の顔に目をやった。
どこからどう見てもむさ苦しい男なのに、兵四郎は何がよくて自分を抱くのか。
ただ一度きりの悪ふざけだと思ったから、あの夜真之介は兵四郎の頬を張ったことで、全て終わらせたつもりになっていた。
だが兵四郎はお前がかわいいだの、欲しいだのと告げ、言われた側の戸惑いや抗いなどものともせず、再び熱く激しく丹念に愛撫を与え真之介を抱いた。
この身を貫いた時、極楽にいるようだとまで言っていたが、あれは本心から出た言葉のようだった。
442:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:09:59
392 名前:続・じゃじゃ馬ならし 後編 8/8[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 12:15:53 ID://U3ZXmhO
元来が嘘をつくような男ではない。
かと言って、柔らかい女の身体を差し置いて、真剣に自分なぞに夢中になるとも思えない。
しかし兵四郎はあくまでも優しく、まるで惚れた女にするが如く、真之介を扱うのだ。
あの男の気持ちが、真之介にはわからなかった。
しかめっ面の真之介はため息をひとつつくと、水に映った自分の顔に握り拳を打ち込んで画像を乱した。
「考えてもわからんことを、いくら考えたってしょうがねえ。なるようになれだ、うん」
また呟くと、腰を上げた。
小川を跨いで対岸の斜面を昇り、しばらく行くと道らしきものを見つけた。
ほっと安堵し、道を歩き始めた。
とりあえず歩け、歩くことだ、俺には今それしかない、と真之介は心中で自分に言い聞かせた。
朝焼けの空はピンクと青のまだらに染まり、朝の空気は爽やかに真之介を包んだ。
「それにしても……腹減ったなあ~」
彼方を見つめてぼやくと、懐に突っ込んだ手でへこんだ腹を摩り、ざくざくと足音を立てて歩き続けた。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
天然無邪気攻め殿様バンザイ!(・∀・)
貴重なスペースありがとうございました。
443:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:11:36
12 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 1/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 00:54:51 ID:R97Z3gF9O
>>1乙です。
前スレに投下した物の続きで、時代劇「参匹がKILL!」より、素浪人の殿様×仙石。
殿様は後半まで出番がなく、仙石が大変気の毒な目に合ってます。
暴力とレイープ描写あり。
えらい長いので、四回に分けて投下します。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
そろそろ陽も落ちようかという夕暮れ時、九慈真之介は、歩く坂の途中に小さな地蔵堂を見た。
近付くと小綺麗な身なりのふたりの少女がしゃがみ込んで、熱心に手を合わせていた。
真之介の目は、小ぶりな地蔵の前に置かれた供え物にくぎづけになった。
昨夜から水しか口にしていない身には、その白い二つの握り飯はたまらなく眩しく美味そうに見えた。
喉から手が出るほど欲しかったが、いたいけな娘達を押しのけて拝借するのは、さすがの図々しい真之介にもいささかためらわれた。
すると視線に気付いたのか、少女達が後ろを振り向いた。
どちらも十くらいの年頃で、なかなか可憐な顔立ちをしていた。
真之介は慌てて、ごまかすように咳ばらいをした。
「う、こほん。嬢ちゃん達、もう日が暮れるぞ。お祈りは感心だが、そろそろ帰らんと、おっかさんが心配するぞ」
言い終わると同時に、盛大に腹の虫が鳴き声を上げた。
見上げる少女達はぽかんとし、それから顔を見合わせてくすくすと笑い出した。
真っ赤になった真之介はいたたまれず、早足でその場から逃げ出した。
しばらくしたら引き返して、少女達が去ってからあの握り飯をいただこうかと思案しながら歩いていると、背後から駆け寄る小さな足音に気付いた。
振り向くと先ほどの娘達が立っており、ひとりは竹の皮の包みを捧げ持っていた。
「あのねお侍さん、お地蔵様がね、もうわしはお腹いっぱいだから、このおむすびはあのお侍さんに食べてもらってくれって、そう言ったの」
娘は笑って握り飯の包みを差し出した。
真之介は胸が熱くなったが、何食わぬ顔をして受け取った。
「そうかぁ、お地蔵様から頼まれたんじゃ、しかたない。こいつはおじさんが、片付けてやるとしよう」
娘達は花が咲いたように笑い、真之介も笑い返した。
444:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:13:10
13 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 2/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 00:57:42 ID:R97Z3gF9O
「じゃあね、おじさん」
「あたし達、帰るからね」
「おう、気をつけてな」
娘達は手を振り、地蔵堂から宿場へと連なる道を下って行った。
手を繋いで坂を降りて行くふたりの後ろ姿を見送って、真之介は道端の大きな石の上に腰を下ろして包みを開けた。
少女達の心遣いに感謝し早速握り飯を頬張った。二つ目を半分まで腹に納めた時、下り坂の向こう辺りから、きゃあっというような声がかすかに聞こえた気がした。
胸騒ぎを感じて、握り飯を持ったまま坂道を駆け下りた。
「助けて!誰か、助けてぇっ」
「離してよ、離してったらっ」
声の方角を見下ろすと街道を外れた林の中に、泣き叫ぶ少女達を引きずって行こうとする男達の姿が見えた。
「……かどわかしかっ」
真之介は愛刀に左手をかけ、猪の如く猛然と走った。
男は三人。いかにもごろつきの、腰帯に長脇差をぶち込んだふたりがそれぞれ少女達の腕を掴み、浪人姿のひとりが辺りを警戒していた。
真之介は狙いを定め、持っていた握り飯を手前の男の後頭部に投げ付けた。
命中して怯み振り返ったところに刀を抜き放ち、逆袈裟に斬り上げた。男はもんどりうって倒れ、少女はその手から離れた。
「ぎゃあっ!」
「な、なんだ貴様はっ」
泡を食った浪人が駆け付ける前に、すかさずもうひとりの少女を捕らえた男に駆け寄り剣を振るった。
長脇差を抜く暇も少女を盾にする間もなく、男は真之介の刃に腕を切り裂かれ、ひいっと情けない声を上げてその場に腰を落とした。
「お前達、早く行け!振り返らずに走れっ!」
真之介は浪人と睨み合いながら、少女達に怒鳴った。
地面にへたり込んでいたふたりは我に返り、手を取り合って駆け出した。
445:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:14:36
逃げ去る姿を横目で確かめ、真之介は安堵して目の前の浪人に集中した。刀を向け合って見据えると、大した腕では無いとすぐに見て取れた。
「おい、おめえ、死ぬぞ。やめとけ」
「う、うるさい!死ぬのは貴様のほうだっ」
「そうかい。それじゃまあ、しかたねえな」
刀を肩に担いで不敵に笑い、じりじりと間合いを詰めると、焦った浪人が刀を振り上げ斬りつけてきた。
気合い一閃、真之介の刀が鋭く唸りを上げ、浪人の胴を薙ぎ払った。あまりの早業に浪人は悲鳴も上げず、どうと倒れ伏した。
446:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:18:44
14 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 3/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日)01:01:13 ID:R97Z3gF9O
ふうっと息をつき袴で血を拭うと、真之介は抜き身を下げたまま、腕を抑えて腰を抜かした男に近付いた。
震える男の鼻に刀を突き付け、低い声で脅しをかけた。
「おい、てめえらあの娘達を掠って、岡場所にでも売っ払うつもりだったのか。
ふてえ野郎だ、叩き斬ってやる!」
「ひ、ひええっ!」
「……だが、腰抜かしてる野郎を斬っても、おもしろくねえ。立て!代官所に突き出してやる。かどわかしは大罪だ。どっちみち、死罪だがな」
青ざめた男は立とうとしたが、真之介に怯えて脚に力が入らないらしく、なかなか立ち上がることが出来ない。
「……さっさとしろ、この野郎!」
いらついた真之介はまた怒鳴り、刀を喉に押し当てた。
すると背後から、尋常でない気配を感じた。当てた刀を離さず男の後ろに回り、気配の方に目を向けた。
「そこまでだ。そいつを、返してもらおう」
気配の主は、真之介と同じか少し若い年頃で背が高く、袴を身につけた浪人姿の男だった。
無表情で抑揚なく語りかけ、腰の刀は鞘に納めたままだが、全身から並々ならぬ殺気を感じた。
先ほど斬ったのとは違いこいつは出来る、と睨み付ける真之介に、浪人はふいににやりと笑い身体を横にずらした。
すると後ろにはもうひとり大柄なやくざ風の男がおり、両の腕には逃げた筈の少女達が羽交い締めにされて捕われていた。
しまった、と真之介は舌打ちし、浪人に条件を持ち掛けた。
「よかろう、その子らを離せ。こいつと交換だ」
「いや、交換はしない。返さんなら、娘を殺すまでだ」
「……なにぃ?そしたら、こいつを斬るぜ!それでもいいのかっ」
「どじを踏んだそいつの自業自得だからな、俺達は構わん。だが、お前はどうだ。そのチンピラと、この愛らしい娘ふたりの命、冥土の道連れにしても構わんのかな」
「……!」
「刀を捨てろ」
447:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:21:22
15 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 4/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日)01:03:29 ID:R97Z3gF9O
浪人は刀の切っ先が届く距離まで近付き、真之介に決断を迫った。
断ればこの男は迷いもなく娘達を殺すだろうと、静かな口調の中に冷酷さを感じ取った真之介は、素直に刀から手を放した。
がしゃりと地面に落ちたそれを座り込んでいた男が拾い、真之介に突き付け立ち上がった。
「こ、このさんぴん、ぶっ殺してやる!」
「待て、殺すな。こいつは、俺の獲物だ」
浪人が更に真之介に近付き、いきり立つ男を止めた。
少女達を捕らえた男もそちらに歩こうとしたその時、真之介に握り飯を渡した娘が、男の腕に思いきり噛み付いた。
「うわあっ!」
慌てた男が娘の頭を抑えると、もうひとりの娘が腕から離れた。
「逃げて、おたみちゃん!早くっ」
男の顔を引っかき殴り暴れながら、噛み付いた娘は必死に叫んだ。おたみと呼ばれた少女は泣きそうな顔をしたが、なおも逃げろと告げられて、一目散に林の向こうに走り出した。
「くっそう、あのガキ!」
「あの娘はもういい、ほうっておけ」
娘を取り押さえた男が追おうとするのを、浪人が制した。
刀を当てられた上に、後ろを向いていても浪人には隙がなく、真之介は身動きが出来ないでいた。ひとりだけでも逃げてくれたことに、少しだけ救われた思いだった。
「先生よ、早いとここいつを殺してずらからねえと、まずいんじゃねえかい」
怪我をした男が息を荒げて質すと、浪人は首を横に振った。
「いや、駄目だ。こいつは殺さん。俺が連れていく」
あくまで譲らない浪人を真之介が訝しく思っていると、娘を捕らえた男が苦々しげに吐き捨てた。
「まぁた、旦那の悪い病気かい。全く、付き合い切れねえぜ」
「付き合えとは言わんが、邪魔は許さん。さもなきゃ、手を引くぞ」
怪我をした男はため息をついて、諦めて喚いた。
「わかった、わかったよ。その代わり、先生が運んでおくんなせえよ。そいつは娘で手いっぱいだし、おらぁこの通り、この野郎のおかげで手負いだからよ」
「任せておけ。では行くとするか」
448:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:22:13
頷くと浪人は真之介の背後に回り、ひらめかせた手刀で後頭部に鋭い一撃を叩き込んだ。途端に真之介はその場に崩れ落ちた。
おじさん、おじさんと泣き叫ぶ娘の声が耳に響き、やがて意識は闇に包まれた。
449:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:24:21
16 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 5/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日)01:05:36 ID:R97Z3gF9O
左の頬に衝撃と痛みを感じて目が覚めた。
せわしく瞬きをして顔を振った真之介は、後ろ手に縛られて板張りの床に転がされていることに気が付いた。
袴を剥がされ着流しの格好になっているのを不思議に思っていると、耳障りな男達の声が部屋に響いた。
「起きやがったな、この野郎」
「おめえにぶった斬られて殺された仲間と、この傷の怨み、晴らさせてもらうぜ」
真之介を見下ろして、ふたりの男がにやにやと笑っていた。
熊のようにがっしりした大柄な奴は娘に噛み付かれていた男、狐のように顔が細く小柄な奴は慎之介に腕を斬られた男で、捲った袖の下には包帯を巻かれた腕があった。
暗い室内には祭壇らしきものがあり、二本の蝋燭がじりじりと燃えて弱く照らしている。
仰向けに転がって周りを見渡した真之介は、どうやら古い荒れ寺に連れ込まれたようだと見当を付けた。
ふと、この男達に捕まった娘のことを思い出した。
「聞いてんのか、てめえ!」
熊男が喚いて、横腹を蹴り付けた。痛みに顔を歪めながらも、真之介は問うた。
「お、おい、あの子はどうしたっ」
「……安心しろ、ここにいる」
答えたのは、円い柱にもたれかかり、刀を抱えて座っているあの浪人だった。
そのかたわらには両腕両足を縛られた娘がうずくまり、震えながらこちらを見ていた。
ほっと息をついた真之介を見て、浪人は言葉を続けた。
「心配せんでも、この娘は大事な金づるだ。傷付けはせんよ」
「……本当だなっ」
「本当だ。だがお前は、そうもいかん。俺としては不本意だが、そいつらの気が治まらんと言うのでな。少し、痛い目を見てもらう」
「なぁにが不本意だい。こいつは元気過ぎるから、いたぶって力を落としてやれって言ったなあ、旦那だろうが」
「まあ、言われなくってもこちとら、もちろんそのつもりだけどよ。先生のお楽しみは、その後ですぜ」
熊男が呆れたように呟き、下卑た笑いを浮かべた狐男が真之介の襟を掴んで引き上げるのをちらりと見やり、浪人は目をつぶった。
450:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 15:24:41
17 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 6/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 01:08:18 ID:R97Z3gF9O
「ほどほどにして、やり過ぎるなよ。顔にはあまり、傷を付けるな」
「へいへい、わかってますって」
「さんぴん、思い知れ!」
狐男が真之介の顎下に拳を叩き込んだ。
どうと床に倒れ込んだ背中を、熊男が思いきり踏みつけた。
「……っ!」
真之介は歯を食いしばり、声を堪えた。痛め付けられる様を見て、娘が泣き声を上げた。
「やめてえ!おじちゃんを、いじめないでっ」
ふたりの男は高笑いし、ますます真之介を殴っては蹴りつけた。真之介は無理に笑顔を作り、優しい娘に向かって叫んだ。
「だ、大丈夫だ嬢ちゃん!おじさんが必ず、こいつらをやっつけて、おっかさんの元へ、か、帰してやるからなっ」
「けっ、ほざくな!この野郎っ」
「やれるもんなら、やってみやがれ!ひゃははっ」
更に激しさを増した私刑の恐ろしい光景に娘は耐え切れず、涙を流したまま意識を失った。
浪人は眠ったかのように、じっと動かなかった。
気の済んだらしいふたりの男は真之介から離れると、隣の部屋にいると浪人に告げて出て行った。
全身から力が抜け、横たわって荒く息をつく真之介の目に、刀を手にして立ち上がりこちらに近付く浪人の姿が映った。
浪人は真之介の横に膝をつくと、やけに優しげな口調で語りかけた。
「だいぶ、やられたな」
「……ふん、さぞかし、おもしろかったろうな。それで最後の仕上げに、てめえが俺を、ばっさりやるって寸法か」
「いずれはそうなる。だが、今はまだそうはせん」
「なんだと?なぜだ」
「お前が、気に入ったからさ」
浪人はややかがんで、真之介に顔を近付けた。
間近で見る浪人は弓形の眉と切れ長の目、高い鼻梁に彫りの深い顔立ちをしていた。
伸ばした月代ごと纏めた髪を髷にし、額に垂れた乱れ髪が秀麗な顔に映え、艶を放っていた。
こいつは黙っていても女にもてるだろうなと、真之介は自分の置かれた立場も忘れてぼうっと考えた。
だが浪人を包む冷たい空気は他人を寄せ付けないところがあり、温かさと優しさを着物代わりに纏ったような兵四郎とは正反対だな、とも思った。
451:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 17:17:53
18 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 7/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日)01:12:23 ID:R97Z3gF9O
なぜ今兵四郎のことなどを考えるのかと、心中で自分に驚いている真之介の頬に、ひやりとした掌が当てられた。
次の瞬間、唇を塞がれた。目を剥いた真之介は、浪人に口を吸われていることを悟り、愕然とした。
必死で顔を振り口を閉じようとしたが、浪人の手が顎と首を強く抑え込み拒むのを許さない。舌を深く入れられて口内を貪られ、真之介の頭は怒りと混乱でいっぱいになった。
浪人がやっと唇を離した一瞬の隙に、残る力を振り絞り頭突きを喰らわせてやった。
「……っ!」
「ざ、ざまみろ!ふざけ、やがって」
はあはあと息を乱し悪態をつく真之介を、額を押さえながら浪人は見やった。
「まだ、元気があり余ってるようだな」
呟いて不気味に笑うと脇差を抜き放ち、真之介の左肩にいきなり突き立てた。
「……うあぁっ!」
「急所は外した、死ぬことはない」
たまらず悲鳴を上げた身体から脇差を引き抜き、真之介の着物の裾で血をぬぐって鞘に納めた。
新たな痛みに心臓はどくどくと早鐘を打ち、脂汗が全身から吹き出した。
「これでじっくり、かわいがってやれる」
「はあっ、な、何を……てめえ、何のつもりだっ」
「お前を、抱くのよ」
「……!たわけたこと、抜かすなっ」
意外な言葉にうろたえる真之介を見下ろして、浪人は懐に手を入れた。取り出した手には小さな紙包みがあり、何かの薬が入っているようだった。
「こいつは、通和散だ。お前も知ってるだろう」
「……て、てめえ、まさか、本気か」
452:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 17:18:53
浪人はまた笑い、真之介の着物に手をかけた。真之介は焦り身をよじったが、打撲のせいで全身がきしみ、肩の痛みもあって弱々しい抗いにしかならなかった。
裾を割って下帯を外し脚を開かせると、浪人は器用に片手で包みを開け、中の丸薬を口に含んで噛み砕いた。右の掌に吐き出された液体は、トロロアオイの根で作った丸薬が唾液と混ざり潤滑剤となったものだ。
浪人は液体を指に塗り込めた。そしてぬるつく中指の先を、裾を捲ってあらわにした真之介の後ろに押し当てた。
「……や、やめろ、馬鹿野郎っ」
「震えているのか。大丈夫だ、俺はこう見えて、なかなか上手いぞ」
笑うと、ぐっと指を押し入れた。真之介の身体は竦み逃げを打ったが力が入らず、のけ反るだけに留まった。
19 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part1 8/8[sage] 投稿日:2010/10/17(日)01:17:38 ID:R97Z3gF9O
「う、くっ……!」
「ほう、こりゃあ……意外だな」
探るような指のうごめきに声を殺して耐える真之介に、浪人は嘲笑うように囁いた。
「お前、男の味を知っているな。それも昔じゃない、先頃抱かれた身体だ」
「……!」
真っ赤になり顔を逸らした真之介に、浪人は淫猥な視線を注いだ。
453:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 17:20:24
「お前の念友は、上手いのか?お前のような男が脚を開くほど、強くていい男か」
こんな奴に何も答えたくはない、答えるものかと、真之介は唇を噛んでぎゅっと目をつぶった。
「まあ、いい。俺がそいつの味など、忘れさせてやるさ」
浪人は指を増やし、くちゅくちゅと音をさせて真之介を指で犯した。
嫌でたまらないのに、擦られた刺激に身体は鮮やかに反応を示し、中心は蜜をこぼしてそそり立っていた。
浪人は真之介自身をも揉みしだき、指をまた増やした。必死で腰をよじると、鳩尾に容赦なく拳を叩き込まれた。ぐったりとした真之介の身体を返し、腰を高く上げさせて、浪人は下げた袴から自身を取り出した。
わななく秘所に切っ先をあてがうと、掌に残った液体を幹に擦り付けてから一気に差し込んだ。
ずるり、と入り込んだもののおぞましさに、真之介は血が滲む程に唇を噛み締めて耐えた。
全てを納めると、休む間もなく浪人は動き出した。
「……っ、う、ぐっ……!」
「いいぞ、いい具合だ。そういえば、お前の名を聞いてなかったな」
「うる、せえっ……!ふ、うぅ……っ」
「そうか、残念だ」
浪人の性技は確かに巧みで、的確に感じるところを突かれた。
耐え切れずかすれた声を漏らす真之介は、犯されながらも沸き上がる快感に溺れまいと、必死で理性を保とうとした。
浪人は笑いながら動きを早めては緩やかにして、締め付けの心地よさを楽しんでいた。
気が狂いそうな思いで、真之介は床に頬を強く押し付けた。
暗い室内には獣じみた荒い呼吸とかすかな喘ぎが満ち、片隅には気を失った哀れな娘が、顔に涙の痕を残して横たわっていた。
[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!
次回に続きます。
454:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 17:50:21
こういうコピペ荒らしは通報したら規制対象だからやめとけ
馬鹿の巻き添えくらいたくない
455:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 18:18:03
いやです
目障りなものは全て消すに限るw
456:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 18:30:01
名作は是非読んでもらわないとね!
457:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 18:44:47
気持ち悪いなあ
これ書いた奴頭おかしいんじゃないの
458:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 18:57:32
>>457
頭おかしいのは板違いの内容を転載コピペしてる馬鹿の方
狂ってるが故に注意しようが内容を貶そうが喜ばせるだけ
そもそも構って貰うのが目的だろうからNGに放り込むのが一番
459:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:05:46
書いた奴もおかしいw
名作wアタシ神wウホwって喜んでんだぜ
キモwwwww
460:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:11:22
適当なエロパロスレをいくつか覗いてみな、これくらいのは幾らでも転がってる
自分の趣味に合わないのをいちいちキチガイ認定する奴の方がおかしい
荒らし本人に言うだけ無駄だろうけどな
461:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:23:30
無駄にきまってんだろー
あったりめーじゃん
462:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:23:52
誰だってそれぞれ性的趣向はあるし、それについて他人が文句を言う権利はない
隔離板の書き込みを一般の板に晒して悦ぶ方がどうかしてる
463:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:26:13
クリスマスイブにわざわざこういう晒しコピペして構ってちゃん全開なんて
自分は寂しい人間ですと自己紹介してるようなもんだ
哀れな奴め
464:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:31:00
36 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 1/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月)08:32:39 ID:Tc7Ighg8O
>>19の続きで、時代劇「参匹がKILL!」より、素浪人の殿様×仙石。全四回投下のうち二回目。
殿様は後半まで出番がなく、仙石が大変気の毒な目に合ってます。レイープ描写あり。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
思う様貪った最奥に欲を放った浪人は、身体を離し着衣を整えた。
ほぼ同時に達した真之介が床に吐き出した欲は、彼の着物の裾で乱暴に拭き取った。
そして息も絶え絶えな真之介を抱き起こし、最前まで自分がもたれていた柱に、縄で上体を括り付けた。
俯く顔を顎に手を添えて上向かせ、口端を染めた紅色をねろりと舐め上げた。
真之介は眉根を寄せて嫌悪を示したが、もはや逃れようとする気力も残ってはいなかった。
浪人は含み笑うとなおもぴちゃぴちゃと音を立て、唇や頬、首筋を舐めてなぶった。
その間真之介は目を閉じず、浪人を真っ向から見据えていた。
浪人も見返して楽しげに笑い、ますます熱い舌を這わせた。
からりと、障子が開けられた。
舌を離した浪人が振り返ると、仲間のふたりがこちらを眺めて意味ありげににやついていた。
「へへ、旦那、ずいぶんお楽しみのようで……」
「先生、そいつえらく具合がよさそうだったじゃねえですかい」
「ふん、確かに具合はいい。それが、どうした」
落ち着くまでは出歩くなと言われてるから俺達は女も買いに行けない、娘はまだ子供だし大事な品だ、酒を呑んで憂さを晴らすしかないのに、浪人のみが極楽を味わってるのがどうもおもしろくない……。
などと代わる代わる愚痴をこぼしたふたりは、どかどかと部屋に入り込み、浪人と真之介の前に立った。
「貴様ら、男に興味はなかった筈だろう」
「まあねえ、今まで旦那が取っ捕まえた奴らときちゃあみんな……」
「おうよ、威勢がよかった奴も突っ込まれたら最後、ぎゃあぎゃあとみっともなく喚きやがって……俺達ゃそいつを聞いて、大笑いさ」
「ところがそいつぁ、腹が据わってんのか諦めがいいのか、始めにちっと騒いだだけで、後は全くおとなしいもんだ」
「先生が捕まえた奴らは大概男おぼこだったが、そいつは見かけに寄らねえ陰間野郎で、男を知ってるらしいじゃねえか」
465:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:33:47
37 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 2/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月)08:34:34 ID:Tc7Ighg8O
「なんでも陰間の穴ってなぁ狭くって、女のより締まりがいいと聞くぜ」
「しかも泣き喚く面倒がねえとなりゃあ……おこぼれに預かりたくもなりまさあねえ」
身の毛がよだつような男達の会話を、真之介は無表情で聞いていた。
顔色を伺うように自分を見ながら、真之介にちらちらと目をやるふたりに、やがて浪人は頷いた。
「そうか。こいつに突っ込みたいなら、好きにするがいい」
「い、いいんですかい、旦那」
「ただし、一度っきりだ。俺の獲物に、何度も手を付けることは許さん」
「へへっ、一度で十分ですともさ。とりあえずの女代わりなんだからよう」
「よかろう。ただし俺は、ここにいるぞ。貴様らが無茶をして壊さんよう、あちらで見ているからな」
浪人はすっくと立ち上がり、ふたりを見下ろして冷ややかに告げた。
「ようがす、構いませんとも」
「おい、てめえ喜びな。俺達も、かわいがってやるからよ」
男達が投げ出されていた真之介の脚を掴んで開こうとした時、甲高い声がした。
「……だめっ!あんた達、またおじちゃんを、いじめる気ね!そんなこと、許さないからっ」
ふと目覚めた娘の目に入ったのは、かたわらの柱に縛られうなだれた『おじさん』の前に、あの恐ろしいふたりがいるところだった。
またこのおじさんを、叩いたり蹴ったりしていじめるつもりなんだと思い込み、声を振り絞り気丈に叫んだ。
思わぬ邪魔が入り、男達はいまいましげに舌打ちをした。
「うるせえぞ、この糞ガキっ」
「どうする、また気絶させちまうか」
「構うな、小娘は俺が見ておく」
「やだあっ、離して!おじちゃん、おじちゃあんっ」
なおも叫ぶ娘を手荒く引きずり、浪人は離れた壁際に腰を下ろした。
真之介はゆっくりと顔を上げ、浪人に怯える娘に優しく語りかけた。
「嬢ちゃん、お前、なんて名前だ」
「……さよ、小夜っていうのよ、おじちゃん」
466:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:36:09
「お小夜ちゃんか。いいかお小夜ちゃん、おじさんは、すごーく頑丈な身体の持ち主なんだ。ちょっとやそっと殴られたって、どうってこたない。心配するな」
「……そうなの?本当に、大丈夫なの」
「大丈夫だとも。さっきも言ったろ。絶対にお小夜ちゃんを、こいつらから助け出してやるからな
38 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 3/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月)08:40:22 ID:Tc7Ighg8O
「おきゃあがれ、この野郎!」
憤った熊が、真之介の横っ面を思いきり平手ではたいた。お小夜はきゃあっと悲鳴を上げ、また涙を流した。
頬を赤く腫らした真之介は殴った熊には目もくれず、胡座をかいた浪人を見やりまた口を開いた。
「おい、おめえに、頼みがあるんだが」
浪人はぴくりと片眉を上げ、おもしろそうに笑った。
「なんだ、言ってみろ」
「この子の耳を、塞いでやっててくれんか。俺がいたぶられるのを見ない為には目を閉じりゃすむが、縛られてちゃ耳は塞げねえからな」
真之介を気遣ういじらしいお小夜に、おぞましい光景も声も物音も、何一つ感じさせたくはなかった。
気の毒なこの娘をこれ以上怯えさせぬこと、それが自分に今出来る、唯一の施しだった。
467:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:38:14
「恐ろしさのあまり、万一この子の気がおかしくなりゃあ、てめえらの商いに障るぜ。そうじゃねえか?」
まっすぐ見つめる真之介に、浪人は頷いた。
「よかろう。おい、そこの手ぬぐいをこちらに寄越せ」
袴と共に床に落ちていた真之介の手ぬぐいを狐が拾って渡すと、浪人はそれをぴりりと引き裂き、細い布を二切れ作った。
それを丸めて娘の片耳に詰めるのを見ながら、真之介はまた話しかけた。
「いいかお小夜ちゃん、目をつぶって、何か好きな唄でも歌ってるんだ。何も怖いことはない、楽しいことを、考えるんだ」
「おじちゃん……」
両の耳を布が塞ぐと、真之介の声は聞こえなくなった。
浪人は娘の身体を、真之介のいる方とは逆に向けさせた。
お小夜は赤く腫らした目を閉じ、お地蔵様に助けを祈った。そして小さな声で、死んだ母親がよく歌ってくれた子守唄を歌い出した。
浪人が娘の耳を塞ぐまでおとなしく見ていた男達は、改めて真之介に向き直った。
大きく開かせた脚の間に胡座をかいて身体を割り込ませた狐が、まず真之介を犯した。
遠慮も気遣いもなく奥まで一気に貫かれ、真之介は刺激にのけ反って耐えた。
思い掛けぬ狭さと熱さに狐は興奮し、乱雑に突き入れて快楽を貪った。たちまち呆気なく達し、早さを嘲笑う熊に催促されて身体を離した。
468:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:38:22
39 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 4/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月) 08:45:36 ID:Tc7Ighg8O
熊がでかい図体に見合ったものを侵入させると、真之介は痛みに襲われた。
顔を逸らして目を閉じ、痛みを堪えて声を殺した。熊は歓声を上げながら、好き勝手に腰を引いては荒々しく突いた。
後ろにぴりぴりとした痛みを感じ、どうやら少し裂けたようだと真之介は思った。
しかし泣き言一つ漏らさず、歯を食いしばって責め苦が終わるのをひたすら待った。
どうせ逆らったってまた殴られ、結局は突っ込まれる。体力を少しでも残しておく為に、真之介は甘んじて凌辱を受けた。
狐は下品に笑いながら、苦しむ真之介と、着物の裾に隠れて再び屹立した彼の中心を、楽しげに見比べていた。
様子を眺めていた浪人が、ついっと立ち上がった。
刀を持ち足音も立てず歩み寄ると、抜き差しを繰り返す熊には目もくれず、真之介の横に膝をついた。
俯く前髪をぎりっと掴むと、無理矢理に顔を自分の方に向けさせた。真之介は浪人を見上げ、ぎらぎらと光る目で臆せず睨み付けた。
「……なんて目をしやがる。いくら痛め付けて、辱められ汚されようが、こいつの目は輝きを失っておらん。むしろますます、輝きを宿している」
浪人は誰にともなく呟くと顔を傾け、犯され続けている真之介の口を吸った。
やはり目を開けたままで、真之介は絡み付く舌の動きに耐えた。
目の前の淫らな光景にまたも高ぶった狐は、見つめながら自ら手淫に耽った。
熊が唸りを上げて達するまで浪人は口内をなぶった。満足した熊が萎えた肉塊を抜き去ると、その刺激で真之介はやっと達し、着物を汚した。
469:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:39:23
「さんぴん、その旦那はな、気に入った強い奴にぶち込んでさんざん味わってから、じっくりとなぶり殺すのが大好きなのよ」
「先生に比べりゃあ、俺達のいたぶりなんぞ、生優しいもんだぜ。まあせいぜい、うんとかわいがってもらいな」
捨て台詞を吐いて笑った男達が部屋を出ると、真之介は息を弾ませながら、弱々しい声で浪人に問うた。
「……お小夜は、どうしてる」
「ん?ああ、眠っちまったようだな」
向こうに見える小さな身体は静かに波を打ち、確かに眠ったようだった。
「そ、うか……そんなら、いい」
「お前、どこまでこの娘を気遣うんだ。それどころじゃなかろうに」
心底安堵した様子の真之介に、浪人は呆れた。
40 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 5/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月) 08:50:06 ID:Tc7Ighg8O
「俺の読みが浅かったせいで、その子は、捕まっちまった。どうあっても、逃がしてやる」
「俺達を、ぶっ殺してか」
「もちろんだ。よっく覚えてやがれ、この外道がっ」
不敵に微笑む真之介を見て、浪人は実に愉快そうに笑い声を上げた。
「全くたまらんな。楽しい奴だ、お前は。いいさ、楽しみにしておこう……その目の輝きを、俺がずたずたに引き裂いてやる時をな」
耳元に触れる程に唇を寄せ囁くと、浪人は立ち上がり、真之介を置いて出て行った。
取り残された真之介を、急激に猛烈な眠気が襲った。がくりと頭を垂らし目を閉じた脳裏に、兵四郎の笑顔がよぎった。
やがて真之介は娘と同じように、深い眠りに落ちた。
470:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:40:09
障子から射し込む光の眩しさに、真之介は目を覚ました。
殴られいたぶられた疲労から寝過ごしたようで、とっくに朝は過ぎて昼間の明るさになっていた。
そうなると、閉じ込められている仏堂の様子がよくわかった。
荒れ果てて障子は破れ、祭壇を始めあちこちに蜘蛛の巣が張り、床は埃をかぶっていた。
うぅん、とうなされる声を耳にした真之介は、離れた場所に眠る娘が弱ってはいないかと心配になった。
呼びかけようとして耳が塞がれたままだと気付き、重い脚を持ち上げて、どんどんと床を踵で打ち鳴らした。
振動に起こされた娘は真之介に気付き、頭をぶんぶんと振って耳の布を落とした。
「起きたか、お小夜ちゃん。寒くないか?風邪ひいたりしてないか」
「平気よ、おじちゃん。あたし寒いのには強いんだから。おじちゃんこそ、大丈夫なの?」
「うん。この通り、ぴんぴんしてるぞ」
肩の傷はまだじくじくと痛み、殴られた身体は鈍痛と熱を発して怠かったが、真之介は努めて笑顔を作り虚勢を張った。
「よかったぁ。ねえ、ここどこだかわかる?」
「んー、わからんなあ。どっかの寺には違いねえが」
荒れ寺は、お小夜にも馴染みのない場所のようだった。
41 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 6/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月) 08:53:43 ID:Tc7Ighg8O
話しながら真之介は、隣にいるだろう浪人の気配をまざまざと感じ取っていた。
真之介は柱に巻き付けられ、お小夜は腕と脚を固く縛られ、逃げ出すことは容易ではなかった。
辺りは静まり返っていて、山の中だろうと思われた。
助けが来る望みも万に一つだろうが、真之介には少しばかり希望があった。
兵四郎達とは、あの坂の下の宿場で落ち合う予定だった。
逃げたおたみが無事宿場までたどり着き、騒ぎが広まったなら、兵四郎が近くにいればその耳に入る筈だ。
お小夜達は身なりからすると、そこそこ裕福な商家の娘であるに違いない。
男達の口ぶりからすると、奴らはしばらくこの寺に留まるつもりらしい。大掛かりな捜索が行われたなら、なんとか探し当ててもらえるかもしれないと、真之介は考えた。
ふと顔を上げると、お小夜が髪に挿した簪が目に入った。
少女には大人っぽすぎるような見事な銀細工の品で、そぐわなさが気になった真之介はお小夜に尋ねた。
471:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:43:29
「お小夜ちゃん、ずいぶんと大人びた簪をしているが、そいつには何かいわくがあるのかい」
「これ?おっかさんの、形見なの」
「……そうか、おっかさんは亡くなったのか」
「うん。でも新しいおっかさんがいるわ。妹もおとっつぁんもいるし、ちっとも寂しかないわ」
例え自分はどうなろうと、この娘だけは親元に返してやらねばならない。健気に笑うお小夜を見て、真之介は改めて心に誓った。
「起きてるな、飯だ」
襖が開かれ、竹皮の包みと竹筒を持った浪人が姿を見せた。
娘の前に座り、上体を起こさせて包みを開き、口元に大きな握り飯を差し出した。
お小夜は顔をしかめて逸らし、真之介を見やった。
「お小夜ちゃん、食うんだ。腹が減っては、戦が出来んぞ」
真之介の言葉にお小夜は、握り飯をじっと見つめてからかぶりついた。竹筒から水も与えてやりながら、浪人は真之介に告げた。
「娘が済んだら、お前にも食わせてやる。飯も水も、日に一度しかやらんがな。死なせん為と、小用の手間を省く為だ」
「そりゃありがたいが、まだ俺を生かしておく気なのか。今のうちに殺した方が、後々身の為かもしれんぞ」
「まだだ。もう少し俺が、楽しんでからだ」
凄みと艶を混ぜた視線を浴びせられ、この変態野郎がっ、と真之介は心中で悪態をついた。
42 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 7/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月)08:56:58 ID:Tc7Ighg8O
浪人はお小夜の足の縄を解くと、隣を覗いて狐に声をかけた。
「娘を小用に連れて行け。逃がしたら許さんぞ」
不安そうな顔で引かれていく娘を、真之介は笑顔で見送った。浪人は真之介にも握り飯を与えた。
「お前は食ったら、その竹筒でしろ。そのまま捨てる」
「ほおお。至れり尽くせりで、けっこうなこった」
「お前は俺の、大事なおもちゃだ。下の世話くらい、どうということはない」
皮肉に涼しい顔をして答えた浪人をいまいましく思いつつ、真之介は握り飯を平らげた。
障子を開けて竹筒を投げ捨てると、浪人は真之介の前に座り直した。
472:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:44:45
自分が刺した肩の傷を撫でると、真之介に尋ねた。
「まだ、痛むか」
「ああ、ちょっとはな」
そうか、と呟くと、いきなり傷にぎりっと爪を立てた。
「ぐっ……ああぁっ!」
「……いい顔だ」
「ふうっ、て、てめえ、何しやがる!」
「悪いな。痛みや恥辱に耐えるお前の顔に、俺はたまらなくそそられるのだ」
「こ、このっ、気違い野郎がっ!」
「その気違いに、お前はまた抱かれるのさ」
浅くはない刺し傷に刺激を与えられ、真之介は痛みに目に涙を浮かべて浪人をなじった。
浪人は笑うと真之介の首筋に顔を埋め、唇で強く吸い上げた。
強引に開かせた脚を胡座の膝に抱え、右手は剥き出しの中心と後ろの口をねっとりと撫で上げた。
傷をえぐられて腹を立てた真之介は、我慢を忘れて浪人を怒鳴りつけた。
「い、いい加減にしろこの、畜生が!やめ、やめろっ」
「と言われても、他にすることもないのでな。せいぜい、お前も楽しめ」
「く、くそっ、ぶ、ぶっ殺してやる……あ、うあっ!」
昨夜の残滓が中を潤しており、真之介はいともたやすく浪人に貫かれた。
ぐぷぐぷと湿った音を立てる秘所を、笑いながら浪人は犯した。
突き上げながら乳首や真之介自身をいじり、快楽と屈辱に悶える様を愛でて更に感じ入っているようだった。
この場にお小夜がいないことだけが、真之介にとって唯一の救いだった。
473:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:45:30
43 名前:続続・じゃじゃ馬ならし Part2 8/8[sage] 投稿日:2010/10/18(月) 09:01:25 ID:Tc7Ighg8O
好き放題に真之介を弄び満足すると、浪人は部屋を出て行った。
浪人の命令で、ことが済むまで遠ざけられていたらしいお小夜は、仏堂に帰ると真之介の横に座り込んだ。
「おじちゃんの側にいさせて。それくらいいいでしょ、あんたに、あたしの簪あげたんだから」
きんきんとまくし立てられた狐は、勝手にしろと苦々しげに吐き捨て、お小夜の脚をまた縛った。
狐が隣の部屋に引っ込むと、銀の簪がなくなった頭を見やりながら、真之介は尋ねた。
「あいつにおっかさんの形見、取られちまったのか」
「そうなの。ほんっと、意地汚いわよねえ。掠った娘の上前をはねるなんて」
お小夜は小声で毒づき、こんな状況でも口の減らないたくましさに、真之介は笑った。
お小夜は身体をずらすと柱に自分も縋り、真之介のぴたりと寄り添った。
「おじちゃん、おむすび食べたらまた、眠くなっちゃった。こうして寝てもいい?」
襖が開け放たれた隣室を伺いながら、甘えた声で真之介にねだった。
隣では暇を持て余した狐と熊が、酒を呑んだ茶碗でサイコロ博打に興じ、浪人は腕を枕に横になり目を閉じていた。
「いいとも、ゆっくり眠るといいさ」
答えた真之介の縛られた手に、お小夜が後ろ手に持った物を押し付けてきた。
心中で驚き視線だけで娘を見やると、黙ったままじっと見返してきた。それからふあぁ、とあくびをして、真之介にもたれかかった。
「おやすみ、おじちゃん」
「ああ、おやすみ、お小夜ちゃん」
手渡された物をぎゅっと握りしめた真之介は、この娘はたいした女傑だと感心した。
[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!
次回に続きます。
474:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:50:18
通報してくる
475:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 19:58:51
ほっとけばいいのにアホらしい
476:名乗る程の者ではござらん
10/12/24 20:01:04
見なきゃいいだけの話だろ
反応するやつうざい
477:名乗る程の者ではござらん
10/12/26 18:32:27
で
478:名乗る程の者ではござらん
10/12/27 14:29:22
>>475-476
こう言う事なかれ思考停止のバカが一番目障りでウザい件
479:名乗る程の者ではござらん
10/12/27 15:28:43
>>478
今更なお前のがもっとウザいわ
480:名乗る程の者ではござらん
10/12/27 18:35:40
「通報する」って言われた途端ぴたっとやめて
「ほっとけばいいのに!」とか、分かりやすい子だねえ
481:名乗る程の者ではござらん
10/12/27 18:48:01
コピペ連投した馬鹿も大概だが
三日も経ってからわざわざ蒸し返して煽る奴は同レベルで阿呆だと思うな
とまあ、こういう流れで荒れるのが見たかったんだろな。満足かい?
482:名乗る程の者ではござらん
10/12/27 20:56:31
鏡見ろ
483:名乗る程の者ではござらん
10/12/28 01:47:10
続々の「二刀流、子孫は今じゃ二枚舌」が面白かった。
484:名乗る程の者ではござらん
10/12/28 11:13:10
>>482
オマエガナー
485:名乗る程の者ではござらん
10/12/28 11:51:07
殿様帰国してくれ
486:名乗る程の者ではござらん
10/12/29 00:57:03
江戸で用心棒してるんじゃなかったのか?
487:名乗る程の者ではござらん
10/12/29 01:08:08
なんかこのドラマって志村けんの「へんなおーじさん♪へんなおーじさん♪」
のテンポで「ざしきわーらし、ざしきわーらし」ってタコが言ってたけどあれっておかしくない?
だって江戸時代じゃまだ志村けん生まれてないのに・・・
488:名乗る程の者ではござらん
10/12/29 03:31:26
逆に、板倉家伝来の俗謡を志村けんがネタにしたと考えるんだ。
489:名乗る程の者ではござらん
10/12/29 16:48:15
ってかあれって小朝さんのアドリブっぽくない?
あのひと結構アドリブ入れてたみたいだし
490:名乗る程の者ではござらん
10/12/29 20:12:39
>>487
大体「変なおじさん」自体曲は「ハイサイおじさん」をパクってるんだしw
491:名乗る程の者ではござらん
10/12/30 08:25:38 feIAdxak
>>487
まさに殿様じゃねぇか
492:名乗る程の者ではござらん
10/12/30 23:37:42 oKe0DWk+
千石がマムシに噛まれる場面で女が傷口吸ってたけど、あの場面は要らなかったわw
やっちゃいけない行為だし。
俺は蛇大嫌いだからアオダイショウとシマヘビ以外は駆除するヘビ嫌いだから今年もマムシ駆除したなぁ。
493:斎藤道三
10/12/31 06:45:45
よんだ?
494:名乗る程の者ではござらん
11/01/10 00:58:24
大河出番なしどんまい
495:名乗る程の者ではござらん
11/01/14 14:00:54
tako
496:名乗る程の者ではござらん
11/01/18 22:24:23
殿様と千石の旅姿があまりにも身軽なので
見てるとちょっと心配になる。
草履ばきだと怪我しそうで。
まあフィクションだし、あの姿が格好いいからいいんだけどね!
497:名乗る程の者ではござらん
11/01/22 16:27:41 0mc+GAbd
保守派
498:名乗る程の者ではござらん
11/01/31 20:23:56
ほしゅ
499:名乗る程の者ではござらん
11/02/06 11:14:39 pR2nzxuh
ホシュ
500:板倉勝政
11/02/06 11:52:29 NSmq6urc
たこが毎回衣装がかわっているのは、板倉本家から仕送りがされているからです
501:名乗る程の者ではござらん
11/02/21 12:39:18.06 KLZhlSGu
age
502:名乗る程の者ではござらん
11/02/27 13:57:56.86 6XcNnrCm
保守
503:名乗る程の者ではござらん
11/02/27 22:48:58.82
ファミ劇で続からもやってくれないかな
てかDVDになってないやつが見たいマッチのも
504:名乗る程の者ではござらん
11/03/10 19:38:19.36 UoEPdbjq
保守
505:名乗る程の者ではござらん
11/03/27 13:36:45.79 ono6/963
テレ朝chで5月から時代劇が放送されると思ったら
「将軍家光忍び旅」だった
506:名乗る程の者ではござらん
11/04/22 21:48:58.80 VK069PwD
新 三匹が斬る最終回で将棋の試合に出るのを怖がる侍(深江卓司)に殿様が「負けてこい。立派に負けてくればいいんだ」と言うところが良かった。
507:a
11/04/23 22:41:30.38 ZOKOiOSs
そこ
508:名乗る程の者ではござらん
11/04/23 23:06:23.18
それにしても高橋の髷は太過ぎ。
509:名乗る程の者ではござらん
11/04/23 23:19:01.17
ファミ劇でまたリピートやってるね
510:名乗る程の者ではござらん
11/04/24 18:05:27.25 A3DuwWkN
ニューと痛快はもう見れる日はないな・・・きっと
511:名乗る程の者ではござらん
11/04/28 19:13:34.46 4lo7sxYJ
>>509
ここ2年くらい、ファミ劇は本当にダメだ。
すでに流した番組のリピートばっかり。
新しいのはAKBの番組くらいか? 中身知らないけど。
放送スケジュールも凄まじく不便で、おかしいし。
512:名乗る程の者ではござらん
11/05/05 04:01:32.28
千石は浪人→金もないし着たきり雀→
洗濯なんぞできるわけねぇよなぁ
役所「そんなわけで、俺の衣装洗わないでください」
てな撮影秘話があったような
なんとなく
役所さんにとって千石は、酷く大事なキャラなんじゃないかと思う
俺らが「千石ファンなんですぅ~」とか言ったら
「お前らなんぞに千石の何がわかる!」と
心の奥深くで憤激してそう
513:名乗る程の者ではござらん
11/05/11 21:56:13.64 zFJH4x6f
役所広司さんをCM等で見ると仙石が頭をよぎるのは俺だけではないよな?
514:名乗る程の者ではござらん
11/05/11 22:07:40.34
健忘長官?
515:名乗る程の者ではござらん
11/05/11 22:08:50.49 KdMYFwbQ
高山左内の石濱朗は元気なの?
516: 忍法帖【Lv=23,xxxPT】
11/05/23 06:08:22.23
【訃報】俳優の長門裕之さんが死去…77歳★3
スレリンク(mnewsplus板)
お悔やみ申し上げます
517:名乗る程の者ではござらん
11/06/08 18:34:14.36 nVny1RZG
ニューから放送しないのは、右近の権利関係?
それとも、当時ニューはファンには受け入れされなかったから放送
しないのかな?
今でも三匹が斬る!シリーズは第5までだけど毎年見ている
今は第1シリーズを見て懐かしいと思う日々
518:名乗る程の者ではござらん
11/07/14 13:46:07.46
今さらDVDがレンタルされてるのに気付いて無印から見てる。
続続は悪役を悪役っぽくない役者にやらせるミスリードがたまにあって
面白いな。
519:名乗る程の者ではござらん
11/08/08 23:28:37.31 WkzO9XnD
無印と続続はレンタルされてるけど続がレンタルされてない
なんでだろ?
520:名乗る程の者ではござらん
11/08/08 23:33:46.92
戸浦六宏さんも小林勝彦さんも甲斐智枝美さんも亡くなってしまった
521:名乗る程の者ではござらん
11/08/10 16:36:54.67
>>519
続、見たことあるけどな
ツタヤじゃないローカル店舗でだけど
522:名乗る程の者ではござらん
11/08/12 02:16:39.35
せっかく続続まで購入したのに、中途半端なとこでDVD発売しなくなりやがって
もっと信頼できる会社から発売してほしかったな
523:名乗る程の者ではござらん
11/08/20 11:10:05.01 VRT66u/E
保守
524:名乗る程の者ではござらん
11/08/25 10:51:56.14 ehv7ipB5
KSB瀬戸内海放送にて放送開始
高橋英樹、役所広司、春風亭小朝だ
525:名乗る程の者ではござらん
11/08/25 10:57:44.87 ehv7ipB5
すまん、この並びはずっとそうみたい
(21世紀版は除く)
これではいつの時期の放送か分からん
今朝放送してるのは、この回な
第3話「仇打ちの、乙女も愛でよ秋花火」(1987年11月5日)