11/02/01 02:36:51 JEkRC1Gf
書きたいのは、フリーさんが感じてらっしゃる「壁」(>>92)を打ち破るきっかけについてです。
それはズバリ「腹式呼吸」だと私は思います!
「何を今更…結局それかよ」みたいにお思いになるかもしれません。
私は一時は「腹式」とか「横隔膜」とかいうキーワードを敵視していました。
しかし虚心に考えると、やはり「腹式呼吸」の重要性を認めないわけにはいきません。
「声唇で強く閉鎖していて息の消耗が少なくないから、腹式呼吸でブレスをキープする必要がない」
「『まず喉のナルシス加減ありき』で、『その結果として腹式呼吸が効果を発揮する』」
フリーさんは上記のように仰っていました。
まったく正しいと思います。
フリーさんは、呼気のときにお腹を凹ます方法に関して結構手ごたえを感じてらっしゃいましたよね?
私はまったく駄目です。
歌うときに呼吸に関しては全然考えませんし、お腹を凹ませようとしても膨らませようとしても悪い影響しか出ません。
これはやはり私が「キリギリス」だからです。
何も考えなくても、それなりに適切な呼吸が出来るようになっているので、あえて力を加える必要がないんです。
実際、私がごく普通の感覚でロングトーンをやると、上腹部が膨らんだまま、下腹部だけが息の減少と共にだんだんと凹んでいきます。
こういうやり方が良いということが記述された本を、二冊ほど読んだことがありますから、
特に意識しなくても、そこそこ良い感じに腹式呼吸が出来ているのでしょう。
私がなぜ違和感無く腹式呼吸に馴染んでいるのか。
それはやはり日常での声の使い方に理由があります。