11/03/22 22:10:05.96
まんが日本昔話風に。
雪がこんこんと降り積もる寒い寒い冬の季節、とある村に2件のおうちがありました。
1件はオール電化のおうち、もう1件は普通の電気とガスのおうちでした。
ガス会社の不手際により、もう10日間もガスの供給が止まっています。
「お母さん、寒いよう」、電気とガスのおうちの子供は言います。
お母さんは、エアコンで部屋を暖めたり、電子レンジで食べ物を温めたり、
電気ポットでお湯を沸かして体を拭いてあげたり、
湯たんぽを布団に入れてあげたりしました。
ガスが使えないので決して快適とは言えないけれど、電気を利用して何とか暮らしを維持してきました。
オール電化のおうちは、いつもと変わりない生活を満喫していました。
「ガスのおうち、可哀そうに」といって、内心馬鹿にしていました。
電気とガスのおうちがお風呂に入れてとお願いに来ましたが、
「自分たちで何とかしたら」と入れてあげませんでした。
そうこうしている内に、ガスが復旧し、今度は電気が止まり10日が経ちました。
「やれやれ、困ったわねぇ」電気とガスのおうちのお母さんは、
ガスコンロで食べ物を温めたり、料理をしたり、ガス湯沸かし器とは言え
お風呂は使えないので、ガスコンロで温めたお湯で体を拭いてあげたり、
湯たんぽを布団に入れてあげたりしました。
電気が使えないので決して快適とは言えないけれど、ガスを利用して何とか暮らしを維持してきました。
「お母さん、寒いよう」オール電化のおうちの子供は寒さに震えながら言います。
「ウチは電気しかないんだから、我慢しなさい!」お母さんはそう言うしかありませんでした。
カセットコンロも使い果たし、買いに行っても当然に売り切れで入荷時期も未定でした。
本当は隣のおうちにお湯を貰いに行きたかったけれど、先日の事もありお願いに行くことは
プライドが許しませんでした。
その後、オール電化のおうちは遠い親戚のおうちに避難して行ったとさ。