09/10/14 20:07:07 SrZMriaI
グローバル経済の中の学歴競争
いよいよ本格的な学歴社会が到来しようとしています。世界水準の考え方では、学歴はその人を査定する上での重要な要素のひとつです。
インド人や中国人の若者たちが、どれだけ一流大学卒の称号を評価しているかを見れば、「学歴なんか関係ない」などという寝言が出てくるはずがありません。
これまでの日本は、イメージとは逆に"学歴社会"ではありませんでした。学歴は名誉や虚栄心を満たす対象としてのみ、価値がありました。
確かに研究者の世界では学歴が決定的に大切でしたが、実社会に出ればむしろ「学歴なんか、関係ない」という考え方が主流でした。
だから学歴が低くても、工場で勤勉に働いて、酒の席で盛り上がっていれば、人並みの生活を手にすることができました。
中卒で丁稚奉公を始めた泥臭い中小企業の社長が、「世の中、学歴なんて関係ありまへんで」と言えば、確かに説得力があります。
もちろん僕は、「学歴さえあれば生きている」と言っているわけではありません。そうではなく、世界水準の競争では、日本の三流大学卒では、もうそれだけで著しく値踏みされるということです。
僕の観察でも、学歴と知的能力には相関関係があります。
そして、学歴は信用に直結します。既に現在の日本社会でも、コンサルタントや弁護士のような知的人気商売(学者や評論家を含む)は、高学歴者でないとそれだけでハンディを抱えるのは公然の事実です。