11/09/16 05:55:32.39 YKyTP54K
まだ亡くなってはいませんが、母親が癌で状態はあまり良くありません
自分はあまりもう家族とは関わりたくない気持ちでした
別に酷い親だったわけではありません
自分が精神的に長く落ち込んでいる状態なのです
長いこと故郷には帰っていませんでした
でも、父や兄弟に何回も催促されて故郷に見舞いに行きました
もう骨と皮だけのやせ細った母親が病院のベッドで横になっていました
黙りこむ自分にあまりろれつの回らない声で昔のいつもと同じ口調で優しく他愛ない話をしてくれました
自分はただ頷いたり軽く返事したりするくらいしか出来ませんでした
一晩くらい実家に泊まっていってという母親の嘆願を振り切り、その日のうちに帰りました
帰ってからは何もする気になれませんでした
親がいつか死ぬのは覚悟していました
だけど、心の奥ではまだずっと居るのが当たり前のような気持ちがあるのです
病気をしてから精神的に安らかだと母親は言いました
それを聞いてホッとした自分がいました
親孝行など全くしていない自分の罪も軽くなったような気がしたのです
今、母は安らかなのだからよいのだと
自分は今、複雑な気持ちが渦のように心を乱しています
何もしてあげてないからです
何をすべきかは分かっているけど心が蓋をするんです
自分はただその時をこの複雑な思いで待つしかできません
母が死んでから後悔するのが自分の罰かもしれません
母は死ぬというときに心が立ち尽くしているんです
弱すぎます、自分