11/05/27 17:45:42.80 cveoELOy
死はわれわれといかなる関わりももたないと考えることに慣れよ。
なぜなら、善も悪もすべて感覚なくしてはありえず、
しかるに死は感覚の途絶にほかならないのだから。
それゆえ、死がわれわれにとっては無であると正しく認識することは、
生の〈死すべき定め〉を楽しみに変える。
その認識が生に無限の時を付け加えることをやめ、不死への憧れを取り除いてくれるからだ。
生なきことに何も恐れるものはないと本当に正しく把握すれば、
生のうちに恐れるものは何もない。