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#8 「旅立ち 水の都ヴェネチア」
かつてヨーロッパの王侯貴族たちを魅了し、社交界の話題を独占したオリエント急行の旅。
時代の変遷と共にその姿を消した伝説の豪華列車を忠実に復元したのが、
ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス。旅のはじまりは「水の都ヴェネチア」。
共和国の栄華を今も讃えるこの街に、旅の出発地となるサンタルチア駅がある。
「走る貴婦人」と呼ばれた濃紺の列車に乗って旅がはじまる。
#9 「古のヨーロッパ ヴェローナからパリへ」
ヴェネチアを出発した豪華列車はヨーロッパ大陸を北上する。
途中通過する街、古都ヴェローナの歴史に想いを馳せる。「ロミオとジュリエット」
の舞台となり、商家スカラ家をはじめとした中世の繁栄の歴史を今も伝える。
由緒ある19世紀初頭に建造された寝台車輌のキャビンはくつろぎの時間を提供し、
乗客達も古き良き時代の贅を堪能する。
#10 「香しき歴史舞台 華の都パリ」
ヨーロッパの政治・経済・文化の中心であり、歴史的な建物や美術館を数多く抱える
「華の都パリ」。パリ東駅は、オリエント急行の核となる主要駅である。
また、列車内の装飾デザインを手がけた一人にアール・ヌーヴォーからアール・デコの
時代にかけて活躍したガラス工芸家ルネ・ラリックがいる。
ラリック生誕の地ランスは、シャンパン発祥の地としても有名である。
#11 「鉄道発祥の地 霧の都ロンドン」
ヨーロッパ大陸を縦断したオリエント急行の旅は、ドーバー海峡を渡りイギリスへ。
かつて女王や貴族の御用列車として使われたブリティッシュ・プルマンに乗車。
豪華列車は終着駅のロンドンはヴィクトリア駅に向かう。
鉄道発祥の地 ロンドンでは様々な駅舎を訪れる。
また、伝統と気品の象徴である英国王室御用達の老舗では、その伝統に触れる。