11/01/15 12:47:07 /jbeoGQs0 BE:288673632-2BP(3334)
(↓) 話が少し遡ってしまいますが、HELLOWEENの「KEEPER~1」と「~2」、それぞれの傾向として、
両者の実質的な1曲目、"I'm Alive"と"Eagle Fly Free"によく現れているように、
前者はよりアグレッシヴで勢いがあり、後者はよりメロディアスで雄大さすら感じられます。
現在の「メロスピ」はどちらかと言えば後者からの流れが強いでしょう。
「メロスピ」で想起される典型的な形式としては、
もちろん全体的にファストであることは当然の前提として、
ツーバスドコドコで、ヴァースでは高速トレモロピッキングのリフ、
サビでは大きな音符のパワーコードを主体として長音を活かしたヴォーカルですよね。
ブレイクやアカペラっぽいパートを多用してのメリハリの付け方などにも特徴があるでしょう。
そしてさらに現在の「メロスピ」が当初のそれと大きく変容してる点と言えば、
クラシカルでシンフォニックな要素を重視する傾向が強いことでしょうか。
そういう意味では「メロスピ」の直系の始祖としては、HELLOWEENよりも、
HELLOWEEN+YNGWIEなどと揶揄もされたSTRATOVARIUSのほうがむしろ相応しいのかも知れません。
そしてもはやHELLOWEENは「メロスピ」ではないのかも知れませんね。
では、今回はここまでにしましょう。