10/12/11 19:23:31 ESg7kT/W0 BE:2309386368-2BP(3333)
>>417
池上:「どちらも音楽用語としては割と曖昧に使われていますね。
ここでは専門的な研究としてではなく、
一般的な使われ方について説明させていただきます。
諸説ありますが、『リフ』は『リフレイン』、
つまり曲中で繰り返される印象的なフレーズということでいいでしょう。
特に曲を印象づけるような決定的なフレーズとなりますと、
SmokeOnTheWaterの『ダッ・ダッ・ダー・ダッ・ダッ・ダ・ダー』や、
BreakingTheLawの『ダーダーダーダダーダーダダーダ』などですね。
すみません、これはちょっと余計でした(笑)
『刻む』というのは、『時を刻む』などと同じような使われ方ですね。
『曲中に音を刻みこんでいく』というニュアンスで捉えられないでしょうか。
『リフを刻む』という言い方もされますね。
ギターに限らずドラムでも何でも、
単に『弾く』と同じような意味で使われることも多いですが、
特にリズムを形作るのを強く意識してのものだったりしますね。
コードを『ガッ・ガッ・ガ』っとカッティングするプレイなどは、
まるで曲に包丁を入れて、いかにも『刻んでる』という感じが伝わりませんか?(笑)
この質問はおそらく先程のスラッシュに関することからだと思いますが、
ここから先はまったく私独自の推測になります。
『パンクの刻み』というのは、
主に『ジャジャジャジャジャジャジャジャ』というシンプルなコードストロークプレイ、
リズムを意識してのものではないでしょうか?
そして『ヘヴィメタルのリフ』というのは、
しばしば複雑で和音と単音を絡めて作られることも多いそのフレージング、
メロディーを意識したものだと思われます」
(※もし間違っていた場合、TV放送時にはナレーションによる補足説明が入ります)