池上彰のそうだったのか!へヴィーメタルat HRHM
池上彰のそうだったのか!へヴィーメタル - 暇つぶし2ch413:はんどるとらふりぃ ◆7DSin/vN4A
10/12/09 20:41:07 SrO6nAsg0 BE:1202805555-2BP(3333)
>>411
池上:「そうですねぇ。
あえてオールドスクールかニュースクールかということならば、
ニュースクールとデスメタルの融合という見方で正しいでしょうね。
でもちょっとここでひとつ整理しましょう。

先ほどの図はメタルとパンクの流れを非常に単純化したものであって、
実際には両者が厳密に分かれてるわけではないんですよ。
メタルとパンクの対立の図式というのも確かに一面ですが、
だからと言って必ずしもお互いをストイックに拒絶していたというのは極端な見方で、
メタルとパンクに『分化』した頃から両者は多少なりとも影響し合っていたのです。
だからニュースクールが突然デスメタルを取り入れたと言うよりは、
それ以前からずっとメタルの要素も取り入れてきたので、
メタルのデスメタルへの『進化』がそのままストレートに反映された結果とも言え、
それがある時点で明確に表出したという見方もできるでしょうか。
もちろんこれはメタルからパンクへという一方的な流れではないでしょう。

一時期、クロスオーヴァーということばが盛んに使われましたね。
細かい部分では常にそういうことが行われてると理解できるのではないでしょうか。
初期スラッシュもそういう面は強かったですからね。
ちょっと横道に逸れますが、
スラッシュの成立にはアメリカという土壌の存在も大きいでしょう。
イギリスにおいてはメタルとパンクの対立という図式は直接に実感できますが、
英国産品を輸入したアメリカではそれは間接的な情報に過ぎず、
両者を同列に扱うことに対する抵抗は薄かったと思われます。
ま、何事にも大雑把で極端な国民性というのも影響してるでしょうが(笑)
昔から同時に聴いていたと、まったく自然に公言するミュージシャンも多いですからね。

ビートダウンがいつから取り入れられたと、はっきりお答えするのは難しいですね。
おそらくハードコアのハイスピード化、
テクニカル化の流れで自然に取り入れられたものでしょうが、
ほかの池上さんなら明確にお答えできるかも知れません(笑)」


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