10/12/07 21:11:15 +VnCWYlF0 BE:384898324-2BP(3333)
池上:
「大雑把に単純化すればこんな感じですね。
ロック→ハードロック→ヘヴィメタル・デスメタル
↓ ↓
パンクロック→ハードコアパンク→(合流)→メタルコア・デスコア
メタル側もハードコア側もお互いの要素を取り入れた結果、
両者の中間にはどちらとも採れるものが生まれ、
その中でもどちらかと言えばハードコア(パンク)の流れをより強く感じさせるものを
メタルコアやデスコアと表現してるんですね。
いわゆるビートダウンは確かに一つの特徴ではありますが、
現在のデスメタルと差別化できる要素とは言えないのではないでしょうか。
強いて言えばアジテーション気味のヴォーカルでしょうかね。
とは言えこちらもメタルコア・デスコア辺りまで来ると、
もはやあえてメタルと区別する必然性は小さいものも多いですね。
両者の区別は、ファッション・ルックスに負うところも多いのではないでしょうか。
例えばレザーファッションならデスメタル、
ストリートファッションならデスコアというようにですね。
それからあえてもう一つ申し上げておきたいこととして、
例えばAというものが好きで、Bというものを否定・馬鹿にしてた者は、
もし気に入ったものがBっぽかったとしてもそれをBとは認めず、
『○○A』などというAの系列のような別名を付けて、
自分の中で折り合いをつけようとする傾向があります。
つまりメタルに否定的なファンやミュージシャンが、
音楽的には単なるデスメタルを
あえてデスコアなどと呼称しているというケースも考えられます」