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というわけで、その音像の変化したものをHM、
昔のHRと同じようなものをHRと認識される傾向も生まれました。
ただこれは単に一つのケースに過ぎません。
つまり元々は単にHRの表紙を架け替えただけのHMを、
HRから独立した一つの別ジャンルとみなすようになったのです。
そうなるとひとびとがそれぞれ各自のHMの定義をつくり始めます。
ここがHRとHMの違いを説明するのが難しいところなんですよ。
例えばデイヴ・ムステインはHMの定義として、知的な歌詞やキーボードレスなどを挙げていましたが、
おそらく納得出来無いひとのほうが多いのではないでしょうか。
そこを割りきって生まれたのが、HM/HRあるいはHR/HMという言い方ですね。
今現在においては両者を分ける一般的な定義は無いので、
いっそのこと一緒に扱ってしまおうということです。
似たような事例としてスラッシュ/パワーメタルという表現も一時期よく使われました。
メロパワとメロスピも今は別のイメージするひとも多いでしょうが、
元々は同じような意味で使われていました。
要は「イメージ」なんですよ。
70年代以前のHR、特に「ブルージー」なスタイルを継承しているものや、
音楽性を「ヘヴィ」と表現しづらいものはHRと認識されることが多いようです。
大雑把に流れをまとめますと、そのそも表紙を架け替えただけのHMですが、
同時にHRということばも残ってしまったので、
そのHRとHMということばのイメージに各人がそれぞれのバンドを当てはめ始め、
別ジャンル、あるいは別ジャンル「のようなもの」になった、ということです。
ついでですのでHM/HR以外のジャンルにまで範囲を広げると、
HMということばの印象から、とにかく「ヘヴィ」という部分に重点を置いてるひとも居れば、
ヘヴィであっても根底にHRを感じさせないものはHMとは認めないひとも居ます。
今回はこのくらいにしておきましょうかw