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盲導犬を「ゲイの犬」と誤解し入店拒否 レストランに罰金刑
オーストラリアで、客の盲導犬が「ゲイ」だという理由で入店を断ったレストランに
罰金刑が言い渡された。
サンデー・メール紙によると、イアン・ジョリーさんは去年5月、同国アデレードの
レストラン「タイ・スパイス」に盲導犬(ガイド・ドッグ)の「ナッジ」を連れて
入店しようとしたところ、スタッフに止められたという。
レストランのオーナーは、州裁判所に提出した声明で、ジョリーさんの連れの女性と
ウエイターの間で誤解があったと述べた。ウエイターはこの女性から「ゲイ・ドッグを
連れて入っていいか」と質問されたと思ったのだという。「このスタッフは、普通の
ペットのイヌだったナッジが去勢されてゲイのイヌになってしまったと思いこんで
しまったのです」
23日、裁判所はレストラン側に対し、1500豪ドル(約13万円)の賠償金をジョリーさんに
支払い、障害者を差別したことについて書面で謝罪するように命じた。
店の入り口には「ガイド・ドッグ歓迎」と書かれている。これまで、レストランからの
コメントは得られていない。
ジョリーさんは、裁判の結果には満足しているという。
「外食したり、ほかの人と同じように生活したいだけ。色々構われないで、ただ普通に
ご飯が食べたいだけなんです」(ジョリーさん)
AFP通信(25日14:37)
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