10/09/21 21:27:09 txdKdo5G0
春香「でもね、愛ちゃん、よく考えてほしいの」
「あの時の姿は・・・・・・愛ちゃんのめざしているアイドルの姿なのかな?」
愛 「え?あたしのめざしてる?」
春香「うん、この間の愛ちゃんには、いつもの明るさが全然なかった」
「そのかわりに・・・・・執念みたいなものが激しく燃えてて」
「たしかに、こわいほどのパワーを発揮する愛ちゃんも、魅力的だとは思うけど・・・・・・」
「それは、愛ちゃんのなりたい自分?」
愛 「春香さん・・・・・・」
春香「この後ずーっと、そのマネージャーさんを取り返すために、愛ちゃんは歌い続けるの?」
「―私とのオーディションの時も」
愛 「あっ・・・・・・!」
「春香さん・・・・・・」
(たしかにあたし、まなみさんのことしかみえなくなってた・・・・・・)
(もちろん、まなみさんを取り返すのは、大切だけど・・・・・・)
(でも、あたし・・・・・・)
(あたしは・・・・・・)
春香「どうなのかな?」
愛 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・ごめんなさい」
春香「愛ちゃん?」
愛 「ごめんなさい。あたし、どうかしてました」
「そうですよね、人を取り合うために歌うなんて、おかしいですよね」
「そんなの・・・・・あたしが憧れてたアイドルじゃないです」
「アイドルって、もっと明るくて楽しいもののはずだから!」
「もうあたし・・・・・・二度と、あんな気持ちでステージに立ったりしません!」
春香「愛ちゃん!」
愛 「春香さんとのオーディションは、楽しむために、ステージに上がります!」
「いつものあたしに戻って!」
春香「・・・・・・よかったー」
「そう言ってもらえて、ほっとしちゃった」
「私も、明るい愛ちゃんの方が好き」