11/06/27 22:03:35.19 YlbhaLlU
輝夜「不死は素晴らしいわ。だって永遠に生きてるって実感できるもの」
獅子座のイリアス「不死とはそんなに良いものなのか?
花が種子を生み、水が雨となって大海へ還る様に人もまた命の環の中にある。
その環こそが尊く、命をどこまでも育むと何故分からぬ?」
依姫「不死もだけど貴方の話もわからないわ。他を犠牲にしてまで生きるという自分の罪から逃れる為の詭弁なんてね」
獅子座のイリアス「?」
豊姫「地上の者は本来は私達月人と同じくずっと生きられる存在だった。輝夜は禁を犯したけどね・・・
けどね、ほんの僅かな者達が欲を出したせいで人間達、
いえ、地上のみんなが寿命がなくずっと生きるという事ができなくなったのよ。
だから私達は『寿命』を生む穢れがかつてのように無い世界を望んでるのよ」
獅子座のイリアス「・・・お前達が不必要に争いを起こす理由はなんだ?」
輝夜「人間達は争いがなければ進歩せず成長しない。そしていずれ他の者達に滅ぼされてしまうでしょう。
だから私達月人はあらゆる手段を使って争いを起こさせてるのよ。貴方達への思いやりでね。」
永琳「貴方達にはわからないでしょうけど争いは貴方達にとって絶対に必要なものなのよ。成長の為にね・・・
争いは良くないだなんて・・・・偽善にも程があるわ」
依姫「地上の者達が永遠ではなく限りある時間しか生きられなくなったのは地上の者達の自業自得よ。
もし他を犠牲にしようとしなければ私達みたいにずっと生きていられたでしょうに・・・」
豊姫「私達は地上の者達が他を犠牲にしなければ生きていけないことに悲しんでいるのよ。
それがわからない地上の者達は永遠に罪を背負いつづける愚かで悲しい者達よ・・・」
輝夜「私達月人は信じて願っているわ。今は他を犠牲にしなければ生きていけない人間達が
いつの日か私達月人みたいに他を犠牲とせず何の罪も穢れもなく、ずっと生きられるようになることをね・・・」