08/06/09 14:55:46 UJuBLtX+
>>25
こうですか?
○月○日。
ロンド・ベルに配属になった。
今まで数多くの激戦を潜り抜けてきた歴戦の有志が集う部隊…
…というより、ちょっと因果律に愛されすぎてる気がする。
何でこの部隊、何かしらの勢力と決戦を迎えるときは、必ず最前線で、決定的な戦果を挙げているんだろう。
まぁ、いいや。今さら何言ってもあれだし、死者数も一般部隊に比べれば低いし。
○月○日。
着任の挨拶の5分後に出撃することになるとは思わなかった。
ひとまず敵の数が多いので、遮蔽物を利用しての射撃戦闘に持ち込もうとしたら、
マジンガーZとかいうのに乗った奴が猛スピードで敵に突進していった。…危うく轢き殺されるところだった。
戦場の逆側では、一分間に数発という勢いでハイパーメガランチャーを乱射しているZがいた。
もうちょっとで誤爆されそうになったので注意すると「大丈夫、MAP兵器じゃないから」…何だよマップヘーキって。
○月○日
作戦内容を通信しようと回線をONにすると「やりやがったなぁァァァッ!!」「ここからいなくなれェェェェっ!!」
…危うく鼓膜が破れかけた。音量は最低に保っておこう。
その後も何か言おうとするたびに、意味不明の叫び声にかき消されるので、通信機材の使用は諦めた。
○月○日
敵の大部隊に早乙女研究所が襲われているとの報告を受ける。
敵の機数はこちらの約4倍以上ときき、最寄の基地に増援を依頼しようと艦長に進言しに行ったら
「何をしている。これからロンドベルは早乙女研究所に全速で前進する。出撃準備をしておけ」と怒鳴られた。
…え? 四倍強の戦力差ですよ? しかも作戦は「正面突破」って、迂回とか誘導とか…
艦長が聞く耳を持ってくれないので、すごすご引き下がり、出撃準備をする。
規則どおり、出撃前に遺書を書いていたら、藤原忍に「縁起でもねえ!」の一言共に破られた。えー。
そんなこんなで出撃。…勝ってしまうから、この部隊は本当に恐ろしいと思う。
○月○日
獣戦機隊に随伴して、彼らを射撃援護することとなった。
途中、彼らがダンクーガに合体して、猛烈な火力をばら撒き始めたところから、記憶が飛んでいる。
気がついたら、クレーターの中心に、俺とダンクーガがいた。…ヨクイキテタナ、俺。
○月○日
かのGGGと合流して戦うことになった。
向こうの機動部隊隊長は紳士然としていたナイスガイ…と思ったのが、運の尽きだった。
「勇者なら出来る!」の一言共に無茶な作戦を押し通す彼らを止めるすべは、俺にはなかった。
そして、合体したガオガイガーは……あれ、特機っていうより自然災害なんじゃないのかなぁ。
自分が生きていることが不思議に思える。
○月○日
傷害保険と入院保険と生命保険を満口まで引き上げた。
○月○日
味方が必殺技っぽい名前を叫んだら、OSを緊急回避モードに切り替えるようにした。
○月○日
アムロ・レイ大尉と合流した。何でもこの部隊の最古参の一人らしい。
なので、この部隊に関して質問と相談に部屋に行ったのだが、女性二名に追い返された。
出直したら、机に突っ伏して「ララァ…」とか言いつつ、泣きながら寝ている。あんまりなので帰った。
その夜、敵襲があったので、一緒に出撃する。、
敵陣に猛スピードで突っ込み、数分で十数機を撃墜し、敵の指揮官を撤退させ―その後、部屋に帰るなり、ベッドに体育座りで何かを呟き始めた。
ナニコレ。