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任天堂:新ゲーム機「Wii U」、米から辛口の声も-市場の見方
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
6月20日(ブルームバーグ):携帯端末で遊べる手軽なソフトが増えるゲーム市場で、
任天堂は据え置き型機「Wii」の新型機「Wii U」を来年投入する。米国のアナリストからは消費者の志向の変化を理由に厳しい見方も出ている。
任天堂が7日、米ロサンゼルスで開催されたコンピューターゲーム関連の見本市「E3」で公表した新型機「Wii U」は、
初の高解像度(HD)画質とタッチスクリーン式のコントロールパッドが特徴。
ロスに拠点を置くウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・パッチャー氏は任天堂について
「コアの顧客を失いつつある」とみる。例えば健康管理ゲーム「Wii Fit」(ウィー・フィット)を楽しんでいた45歳の主婦は今、
ソーシャルネットワーク「フェースブック」上のゲーム「ファームビレッジ」で遊ぶ。
手軽にゲームを楽しみたい層は、米アップルのタブレットPC「iPad」やスマートフォンに向かっているという。
アップルは、同社端末の「iPad」や「iPhone」などで使えるゲームや娯楽ソフト10万本以上をインターネットで提供。
例えば、ヒット作「アングリー・バード」は中国だけでダウンロード1億件を目標にしているなど、さらに裾野の広がりを目指す。
Wiiを持っていた不動産業の河津考樹さん(33)も、「Wii U」よりも「iPhone」で遊ぶゲームに魅力を感じるという。
Wiiの米国での現行価格は150ドル(約1万2000円)。パッチャー氏は機能が向上した新型機の価格設定について、
200ドル程度に抑えられるなら結構売れるかもしれないが、仮に500ドルというような値段になれば売れないだろうとみる。
大阪証券取引市場での任天堂の株価は年初来で約35%下落している。ライバルをみると、ソニーが同33%安、
米マイクロソフトが13%安となっているが、米アップルの下落率は0.7%にとどまっている。
もっとも任天堂の株価について多くのアナリストは必ずしも悲観的ではない。ブルームバーグ・データによると、
任天堂をカバーしているアナリスト24人のうち11人が「ホールド」と評価。「売り」としているのはシティグループだけ。
2000年3月以来「買い」と評価している野村証券の桜井雄太アナリストは、新型機は高精細映像などこれまでのWiiの欠点をカバーしており、
潜在的なユーザーは拡大すると予想している。
任天堂広報担当の皆川恭広氏は、「Wii U」の魅力はE3のブースに実際に並んで体験しなかった人には理解しにくいかもしれない、
と話している。