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任天堂:3DS「驚きの伝播を」 岩田社長、巻き返しに自信
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天堂:3DS「驚きの伝播を」 岩田社長、巻き返しに自信
任天堂の岩田聡社長は26日、毎日新聞のインタビューに対し、裸眼で3D(三次元)映像が楽しめる新型の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」(同日発売)について、
「驚きの伝播(でんぱ)を起こし、人と人をつなぐことができる大きな力がある」と述べ、スマートフォン(多機能携帯電話)に押されがちなゲーム市場で巻き返し、
新たな顧客を獲得することに自信を示した。【聞き手・宇都宮裕一】
--3DSの狙いは?
◆3Dは長い年月をかけて取り組んできたテーマ。開発がうまくいかなかったりしたが、ついに顧客に受け入れられるチャンスが来た。
利用者が周囲に見せ、テレビでは伝えられない3Dの魅力が伝わっていくと、驚きの伝播が起こる。任天堂のハードで最もたくさんのソフトを詰め込んだ。
写真は撮れ、ゲームはいくつも遊べる。ゲームになじみがない方でも楽しんでもらえ、持って歩くだけで交流できるのが3DSの価値と考えている。
--スマートフォンなどのライバルにどう対抗しますか。
◆かつてDSだけでできたことが他の端末でもできるようになり、DSだけで客を驚かせるのは難しくなってきた。携帯電話でゲームができるようになったのに、
ゲーム機がこれまでと同じことしかできなければ未来はない。3DSは、他の端末でできない体験を提案している。
--価格(希望小売価格2万5000円)が高いとも言われていますが、販売目標は?
◆提供できる体験に見合った価格と考えている。販売目標は言わない。
ゲーム機で日本で最も売れたDS(国内販売3260万台)を上回る可能性があると野望を持っている。