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4月19日(月) 記入者:マリア・タチバナ
帝都の桜は、もうすっかり散ってしまって、青々とした葉桜が茂る季節になりました。
桜の花がさらさらと散っていく姿は、
この国で生まれ育ったわけではない私の心にも
「もののあはれ」というものを感じさせてくれます。
不思議なもので、自分の中にそんな気持ちがあるということに、
ロシアでも紐育でも気付きませんでした。
昔は、草花を見るほど心に余裕がなかったせいかもしれません。
春という季節が、こんなにも心を豊かにさせるということに気付く日が来るということを
あの日の自分に教えてあげたい気持ちです。