10/01/09 23:31:37 gdfkf/R0
らきらきメモリアル、ギルヴぁメッシュとの初共演終了後
いずみ「うまく演じるコツですか・・・」
主人公「うん、やっぱり練習量を増やすしかないかな?」
いずみ「士郎ですよねぇ・・・うーん」
主人公「あれ?若瀬さん、あの作品知ってるんだ?」
いずみ「に"ゃ!?い、いや、お兄ちゃんが、このゲーム好きで・・・!!(し、しまったー!!)」
主人公「これって、ゲームだったんだ?こなたさん達の話を聞いてるだけだと、色んなメディアに展開してるようで、
元が漫画なのか、ゲームなのかわからなかったんだけど」
いずみ「あ、い、いや、えーと、お兄ちゃんがですね・・・」
その翌日の昼休み
いずみ「先輩、これ、資料です・・・」
主人公「これって、いわゆる同人誌ってやつ?」
いずみ「あー、えーと、ですね”お兄ちゃんが”持っていて、私は読んだことないんですけど・・っ」
主人公「(なにか知られたくないようだなぁ)う、うん・・・無理しなくていいよ?」
いずみ「そ、そんなことはっ」
740:名無しくん、、、好きです。。。
10/01/10 04:52:31 x8ucCMtQ
>>739
花火が上がらないままラストまで期待!
741:名無しくん、、、好きです。。。
10/01/12 05:33:15 hGulEgbg
ごめんなさい、ちょっと短編で描いてみたのですが、ちょっとこの先は自分では無理そうですorz
長くすると、つまらなくなるのが俺クオリティorz
742:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/07 03:25:54 MfFetEYW
h
743:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 21:20:28 SS7FuooV
半年以上間が空いたけど、>>512の続き投下するよー(=ω=.)/
……ホントは年内に終わらせたかったが、規制に巻き込まれてタイミング逸したのは内緒だw
744:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 21:21:38 SS7FuooV
全力で階段を駆け降り、黒翼の天使よろしく髪をたなびかせながら中程から踊り場まで飛び降り、着地と同時に必殺Vターン!
数段飛ばしで次の踊り場まで駆け降り、天才ラインメーカーもびっくりなライン取りでくるっと手すりの脇を回って、廊下を全力疾走!
何度か人とぶつかりそうになるけど、月光ダンシングステップで華麗に回避!静かなる弾丸の異名は伊達じゃない(そんな二つ名なんか、持ってないけどNe)!
そうしてたどり着いた中庭。
星桜の樹の前で、雷堂くんと、さっきの女の子が向かい合っていた。
その場に乱入しようと考えたけど、ある思考が頭を掠めたので、渡り廊下の壁を背にしゃがみ込む。
あの娘、もしかして物凄い勇気を振り絞ってこの場にいるんじゃ……。
745:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 21:23:43 SS7FuooV
見たところ下級生っぽいし、告白する相手は上級生で、しかも面識なんて殆どないはず。
なのに雷堂くんに告白しようとこの場にいる。
果たして、その勇気ある行動を邪魔していいのだろうか……。
私は、ずっと雷堂くんのそばにいた。
その立場に甘えて、今日まで告白できずにいた。
だけどあの娘は、今、勇気を出して雷堂くんに自分の想いを伝えようとしてる。
私だって雷堂くんが大好きだ。正直諦めたくはない。
けど告白する勇気がなかった……。
彼女と私と雷堂くんとの物理的な距離……これはその差だ……。
勇気を出した者と立場に甘えてしまって行動を躊躇った差。
彼女と雷堂くんが付き合うなら、なんか許せそうな気g「ごめん……」ってええええ!?
ひょっとして雷堂くん、告白を断った!?
746:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:26:00 SS7FuooV
私は渡り廊下の壁の陰で息を潜めながら聞き耳を立てる。
「……俺さ、好きな人がいるんだ、実は。」
Ω ΩΩ<な……なんだって──!?
「……だから、気持ちは凄く嬉しいけど、君の想いに応えるコトができない。本当にゴメン!」
……そっか、雷堂くん好きな人いるんだ……。 どんな人なんだろう……?もしかしたら前の学校の人なんだろうか?
そんな風にぐるぐるとまとまらない思考に耽ってると、雷堂くんに告白した娘が走って校舎内に入っていった。
幸か不幸か、私がいた側とは別の方向の校舎に入っていったため、私に気付くコトはなかったようだ。
……って、これってある意味マズいシチュエーs「こなたさん。」
「うぇいッ……!?」
はっ、つい声を出してしまった……。
747:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:28:05 SS7FuooV
「心配しなくても、バレバレだったから大丈夫だよ。」
私は観念して立ち上がる。
「どーしてわかったの?」
「座ってても丸見えだったよ、そのアホ毛。」
「あ……。」
私のトレードマークともいえる、うにょんと天を差すくせっ毛、通称アホ毛。
そんなに高くない壁に背を預けて座ってたら、そりゃ丸見えですわな……。
「そんなコトより、どうしてオッケーしなかったのさ?かなり可愛い娘だったのに勿体無い。」
「あれ?訊いてなかった?好きな人がいるから断ったんだけどな。」
やっぱり聞き間違いとかじゃなかったか……。
「好きな人って、誰?」
「禁則事項ですw」
むう、ハルヒネタで誤魔化すか。
だけどうやむやにしてたまるかッ!
「教えないと抱き付く。」
「ちょっ、なんで!?」
「その娘からヤキモチ妬かれて修羅場になればいいんだッ!えいッ!!」
私は雷堂くんの腕にしがみつく。
748:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:30:50 SS7FuooV
……私って最低。こんなコトして雷堂くんが好きな人に振られたら、きっと嫌われるよね。
でも、今だけ……今だけでいいから、雷堂くんを私が独り占めしたい。
「ちょっ……こなたさん、胸当たってるって!」
「当ててるんだもん……。」
いくら胸が小さくたって、腕を抱きしめちゃえば私にだって雷堂くんを誘惑するコトできるもん。「……早く答えないと、好きな人に見られちゃうかもよ?」
「こなたさん……?なんか今日は変だよ?」
「変でいいもん……。」
雷堂くんの腕をさらに強く抱きしめる。
……ここまでしてるんだから、気付いてよ……。
「早く白状しろ……。」
気が付くと、私の瞼から涙が一粒こぼれ落ちていた。
749:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:32:36 SS7FuooV
「こなた……さん?」
「うぅっ……ぐすっ……。
少しは、私のコトも見てよ……。そして気付け!このギャルゲー主人公!
あまりにも鈍い男の子は、2次元だと萌えるけど、リアルだと罪なんだよ……。」
溢れる涙を拭わず、私は雷堂くんの腕を離し、そのまま雷堂くんの顔を見上げる。
「……私はッ……!ぐすっ……キミがッ……。」
雷堂くんが欲しい。
雷堂くんの心が知りたい。
雷堂くんが大好き。
世界で一番大好き。
「……キミが……好きなのに……。」
でも、雷堂くんには好きな人がいて……。それはきっと、私なんかじゃ太刀打ち出来ないような素敵な女の子で……。
「……ゴメン、迷惑……だよね。
これ以上一緒にいたら、ホントに誤解されるよね……。
だから……、もう、行くね……。」
雷堂くんから一歩離れ、きびすを返し、さっきの女の子みたいに私は雷堂くんに背を向けてその場から去ろうと、地面を蹴った。
750:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:34:52 SS7FuooV
「待って!こなたさんッ!!」
その瞬間、雷堂くんが私の腕を捕らえ……。
「わきゃッ……!?」
「うわッ……!?」
唐突に腕をつかまれたせいか、既に地を蹴っていた私はバランスを崩して倒れ込む。……雷堂くんを巻き添えにして。
そして、あろうことかまるで私は雷堂くんに押し倒されるような格好で地面に倒れる。
おまけに、ご丁寧に雷堂くんの右手が私の胸の上に乗った状態で……。
「うわわわッ!ごッ……ごめんッ!!わざとやった訳じゃ……!」
慌てて飛び退く雷堂くん。
状況を理解できないせいもあって、私は声を発するコトが出来なかった。
胸を触られたけど、それで雷堂くんを責め立てようとか、嫌悪感だとか、そんな気持ちは全くなく、いっそこれを既成事実として、責任を取ってもらおうかという考えと、
雷堂くんの好きな人に見られてたら修羅場確実かもしれない、悪いコトしたから謝らなきゃという思考が、天使と悪魔の姿を象り、心の中でガチバトルを繰り広げていた。
「えっと……、大丈夫?その……色々と……。」
雷堂くんが手を差し出し、私を起こしてくれる。
半ば茫然自失としたまま、上半身だけを起こして、雷堂くんの顔を見る。
「……雷堂くんの……エッチ。」
「はうあッ……!!」
751:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:41:39 SS7FuooV
思わず口を突いたのはそんな言葉。
「……でもね、私の中での雷堂くんへの気持ちは、全然目減りしないんだ……。
普通の女の子なら、悲鳴の1つや2つ上げるのに、私、おかしいのかな……?」
普通の娘なら、100年の恋も冷めるのかもしれない。
だけど、雷堂くんへの恋心はますます熱くなるばかり。これ、なんて拷問?
「やっぱり私じゃ駄目?
私、雷堂くんになら何されてもいい。それぐらい大好き。だから、雷堂くんも私を好きになってよ……!!」
また涙が頬を伝う。
ここまで想ってるのに、私の想いは雷堂くんには届かないの……?
「こなたさん……。」
雷堂くんはポケットからハンカチを取り出すと、私の涙を拭ってくれる。
「あのさ、俺が好きな人っていうのは、こなたさんなんだ。」
「えっ……?」
雷堂くんが……私を……好き?
「嘘……。」
「今嘘ついたら、俺、超極悪人だよ。
自分が好きだと言ってくれる女の子に向かって、『実は俺も』→『本当に?』→『嘘ですた』って、それなんてオーバーキル?」
笑いながらそんな風に言う雷堂くん。
「でも……だって……。」
「こなたさん、テンパって俺が答える暇くれなかったと思うんだけどw
……まぁ最初に俺がちょっと誤魔化したのが一番悪いけど。」
752:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:45:48 SS7FuooV
そういえば……。
雷堂くんが告白されてて、雷堂くんモテるからこれからも同じようなコトがあるかもしれないって思って、
それが嫌で思わず大胆な行動に……。
自分の行動を思い返すと、物凄く恥ずかしくなってきた……。
「でも驚いたな。こなたさんってかなり大胆なアプローチするんだね。」
「あっ……あれはッ……、混乱してて正常な判断できなくてッ……。」
ホント、いくら混乱してたとはいえ、あんなエロゲのヒロインみたいな行動取るなんて……。
「混乱しすぎでしょw」
「うああ……!!」
誰かッ!落とし穴を私に仕掛けてッ!!
ドスガレオス、ダイミョウザザミ、ショウグンギザミ、モノブロス、ディアブロスがいても構わないからッ!!
「けど、そこまでこなたさんに想ってもらってたなんて嬉しいよ。
実を言うと、俺さ……初めて会った時からこなたさんのコトが気になっててさ。」
初めて会った時……。
雷堂くんが転校してきた日、夜更かしが過ぎて寝坊しちゃって、遅刻しそうになって猛ダッシュで学校に向かってたら、同じく遅刻ギリギリの雷堂くんと正面衝突しちゃったんだっけ。
あの日から不思議な出来事が始まって、そして私の恋も始まって……。
753:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:11:43 SS7FuooV
「実は、私も……。
キミが私とぶつかって、一緒のクラスに転入してきた時から雷堂くんが気になってきて……。
ほら私さ、こんな性格じゃん?だから雷堂くんやみんなと一緒にはしゃいだりしてて、なかなか雷堂くんに『好き』って気持ちアピールできなかったんだけど……。
でも、ずっとドキドキしっ放しで、顔も赤い時もあったかもしれない。
最近はゲームしてても、アニメ観てても、ふと気付いたら雷堂くんのコト考えてて……。
趣味もおぼつかなくなるぐらい雷堂くんが好き……大好き。
きっと……ううん、絶対に運命の出会い、って奴だよねコレ。私と雷堂くんは出会うべくして出会ったんだよ。」
私は雷堂くんの手を取る。
「こなたさん……。」
「雷堂くん……。」
見つめ合う。
754:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:16:04 SS7FuooV
「…………ッ!?」
ドアを開くと、そこには意外な人物が立っていた。
「うぉうッ……!って、岩崎さん……?」
扉一枚隔てた向こう側にいたのか、顔を真っ赤にした岩崎さんがそこに立っていた。
「あっ……あのっ……。別に盗み聞きするつもりではなくて、泉先輩と葛葉先輩がなにか揉めてるような雰囲気がしたので、それで気になって……。
あのっ……本当にすみませんでした!」
一方的に状況を喋るだけ喋って、岩崎さんは1年の教室がある方へ走り去っていった……。
……むう、まさか岩崎さんにまで見られてたとは……。
755:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:19:25 SS7FuooV
・
・
・
「……とゆー訳で、私達付き合うコトになりますた。」
教室に戻り、先にお昼を取っていたかがみ達に私はそう報告する。
「おめでとう!こなたに雷堂くん!」
「こなちゃん、雷堂くんおめでとう~!」
「泉さん、葛葉さん、おめでとうございます。」
かがみ、つかさ、みゆきさんが私達に祝福の言葉を掛けてくれる。
「ありがとう、かがみさん、つかささん、みゆきさん。
……なんか、照れるな。」
雷堂くんがやや頬を染めながら照れくさそうにかがみたちにお礼を言う。
「まったく、やっとくっついたか、って感じよこっちは。」
「かがみも恋をすれば私の気持ちがわかるよ。
恋って結構バイタリティいるから、案外ダイエットになるかもよ~?」
「……ふむ、それなら雷堂くんに恋してみようかしら。」
「そッ……それだけはマジでやめて──!!」
ううっ、なんかかがみにすっごい弱味を握られたような……。
756:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:21:21 SS7FuooV
「冗談よ。雷堂くんがそんなに好きなら、そのつかんだ手を離しちゃダメよ。」
「大丈夫。俺は離す気がまったくないから。」
雷堂くんが私の手を握る。
「私だって!」
そして私も彼の手を握り返す。
「はいはい、ごちそうさま。
頼むからあまり私達の前でバカップルぶりを見せつけないでよ。」
「……でも、こなちゃん達幸せそうでいいな。」
「そうですね、少し羨ましくもあります。」
この二人なら、望めばすぐに彼氏の一人や二人できてもおかしくないんだけどな。
そう考えると、彼女達がライバルじゃなくてよかった、って思う。
757:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:24:05 SS7FuooV
・
・
・
「いやー、見慣れた通学路も雷堂くんと一緒だとなんか新鮮だなー。」
放課後、みんなと別れて私と雷堂くんは二人っきりで帰路に就いていた。
かがみ達と別れてから、どちらからともなく手を繋いで歩く道は、冬の訪れとともに日に日に短くなる日照時間のために暗くなった道すら、まるで光り輝くレインボーロードのようにすら思える。
「また大袈裟な。
……でも、確かになんか新鮮かも。」
「だよね!」
雷堂くんの同意を得られ、私のテンションはMAXまで上がる。
「でも、なんか不思議な気がする。雷堂くんと二人っきりで帰るのってこれが初めてなはずなのに、前にもこうして二人っきりで帰ったような気がする。」
「こなたさんも?俺もなんか以前に、こうしてこなたさんと帰ったような気がするんだよね。」
「もしかしたら、『記憶から抹消された桜藤祭の準備期間』あたりに一緒に帰ったのかもしれないね。」
「そうかもね。……でも、誰一人として桜藤祭の準備期間のコトを覚えてないのも不思議な話だよね。」
「陵桜学園7不思議の8つめ、誰も準備期間の記憶がないのに、無事に開催された桜藤祭……。」
758:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:31:00 SS7FuooV
ひゅ~どろどろどろ~、という口で効果音を出すと、雷堂くんはウケてくれた。
「あっ、ここが私の家なんだ。」
いつもよりも家にたどり着くまでの所要時間が早い気がしたけど、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。
「えっと……雷堂くん、また明日……。」
そう言って名残惜しい気持ち一杯で家に入ろうとしたら……。
「あっ、待ってこなたさん。」
「ん?なに?」
振り向いたら、やや顔を上気させた雷堂くんがそこにいた。
「……キス、しない?」
雷堂くんからの唐突な申し出。心拍数が一気に跳ね上がる。でもイヤじゃない。
「……うん、しよっか。」
雷堂くんの方に向き直り、顎を上げて目を閉じる。
……なんだかこうやるのも初めてじゃない気がするけど、この後に訪れるであろう感触は思い出せない。
雷堂くんとキスするのは、本当に初めてなのかも。
759:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 23:36:59 SS7FuooV
やがて唇に柔らかな感触。
私、雷堂くんとキスしてるんだ……。そう認識したら物凄く幸せな気持ちになった。
……雷堂くんとキスしてた時間はどのぐらいだったのだろうか。
どちらからともなく触れ合っていた唇を離し、目を開ける。
顔を真っ赤にした雷堂くんと目が合う。
「……そ、それじゃ!また明日!」
気恥ずかしさに耐えきれなくなったのか、雷堂くんは自分の家の方に走っていった。
その背中に向け、私は声高らかに叫ぶ。
「雷堂く~ん!大~好き!」
家に入ると、おとーさんが玄関先で仁王立ちしていた。
「こなた、さっきまで一緒にいた男子とはどういう関係なんだ!?」
むう、おとーさんに見つかってたか。
「私の彼氏だよ。」
事実だけを淡々と告げる。
「な……なんだって──!?そんなの、お父さん認めませ──ん!!」
「別に認めてもらう必要ないでしょ。ていうか、娘の恋愛に口出ししないでよ。」
まったく、この人はいつまでたっても娘離れが出来ないんだから……。
760:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:39:22 SS7FuooV
「こなたが悪い男に引っかかってないか、お父さん心配なんだよ~。」
「雷堂くんのコト悪く言うと、いくらおとーさんでも許さないよ?」
にこやかな顔で拳を作ってみる。
「そんなに心配なら、会って話してみればいいじゃん。おとーさんもきっと気に入るよ。
それとも、娘が選んだ人が信じられない?」
必殺の言葉を投げつける。
「こ……こなたぁ~……。」
がっくりとうなだれるおとーさん。ふっ、勝ったwwwww
「……付き合うコトは許しても、まだ結婚は許さん!」
「心配しなくても、高校生の身で学生結婚する理由なんかないよw」
大学生になったらわかんないけど。
「それより、今日のご飯なーに?私お腹ペコペコ~!」
「そ、そうだよな~。じゃあ、飯にするか~!
こうなったらこなた、その人のコトをkwskお父さんに話しなさい。聞いてやろうじゃないか~!」
「わかったよ~。じゃあ着替えるついでに、ゆーちゃん呼んでくるね。」
761:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:40:57 q+ViKt3e
・
・
・
「ふぅ……。」
ご飯を食べてお風呂に入り、部屋に戻ると充電器のケーブルに差してある携帯を手に取る。
そしてアドレスから雷堂くんの番号を呼び出し、ドキドキしながら通話ボタンを押す。
2、3コール後、雷堂くんの携帯と繋がる。
『こっ、こなたさん!?ど、どうしたの急に?』
雷堂くんの声は、裏返っていた。
夕方の出来事がフラッシュバックする。
確かに気恥ずかしかったけど、だけど私達は恋人同士なんだからと自分に言い聞かせ、私は声を発する。
「あ……あのね、ちょっと雷堂くんの声が聴きたくなっちゃってさ。……迷惑だった?」
『そ、そんなコトないさ。実は、俺もこなたさんのコト考えて、声、聴きたいなって思ってたから。』
「本当?よかったー。」
こんな些細なコトでも、気持ちが通じ合うって幸せなコトなんだね。
「そういえば、今日の夕飯の時にね……。」
762:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:42:41 q+ViKt3e
話したいコトは山ほどある。
『へぇ、そうだったんだ。』
だけど、それは全て他愛ない話で……。
「でさー、かがみがね……。」
それこそ、明日話してもいいようなどうでもいい内容で。
『あはははは。それ、面白いな。』
だけど、それでも今、話したかった。
「そうそう、実は雷堂くんに聴いて欲しい曲があるんだ。明日CD貸してあげるけど、今ちょっと聴いてみてよ。」
CDコンポにCDをセットして、再生ボタンを押す。
♪そっと繋いだ繋いだ手に 気持ちが鼓動がほら伝わるよ不思議
♪もう夢でもウソでもない 明日も明日もねぇまた逢えるね
763:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:44:12 q+ViKt3e
そう。また明日、雷堂くんに逢えるのだ。
「あっ、もうこんな時間だ。」
楽しいひとときの時間の流れは非情なぐらい早くて……。
『本当だ。もう寝ないと明日遅刻するな。』
もっと雷堂くんとお話したい。でも時間は止まってくれない。
『こなたさんは、また徹夜するの?』
だから……。
「ううん、今日は私も早めに休むコトにする。」
雷堂くんと一秒でも長く話したいから……。
『そう?それじゃ、また明日、学校でね。』
私は明日を早く迎えに行く。
「うん。おやすみ、雷堂くん。また、明日。」
明日もまた雷堂くんに逢える。
『うん。おやすみ、こなたさん。』
明日がすごく待ち遠しい。
764:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:46:34 q+ViKt3e
恋のパワーって、本当にすごい。
私のヲタ趣味を上回るぐらいにすごい。
マンガやアニメ、ゲームの恋人達は、こんな風に幸せな気持ちでいたんだね。
私達の物語は今始まったばかり。
この物語の結末は誰も知らない。
だけど……。
絶対……!
幸せな結末を迎える。
……大好きな人とともに。
幸せな気持ちを胸に抱いたまま、私はベッドに潜り込む。
─夢の中でも、雷堂くんに逢えますように─
──END──
765:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:50:14 q+ViKt3e
てな訳で、泉こなたの憂鬱、完結
つまらない駄文でスレ汚しサーセンwwwww
また機会あったら荒らしにくるかもしれないけど……犬に噛まれた程度に思ってくりゃれ
766:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/20 16:57:28 ZNJTirZA
既出かもだが理想郷で
1スレ目でつかさSS書いてた人が他のSSも載せてるね
767:名無しくん、、、好きです。。。
10/04/09 01:14:26 Q0HeYddz
あげ
768:名無しくん、、、好きです。。。
10/04/16 02:10:13 UgmJgwQp
テスト
769:名無しくん、、、好きです。。。
10/04/27 04:48:58 FgYuva7j
主人公「ひかる先生、シャツ出てますよ、ほら…」
主人公「ひかる先生、おべんと付けてどこ行くんですか」
主人公「ひかる先生、ネクタイ曲がってますよ」
ひかる「うるさいなぁ~…ふゆきかお前は」
主人公「ひかる先生、髪の毛くしゃくしゃですよ」
ひかる「いいだろ、少しくらい」
主人公「駄目ですよ、せっかくの可愛い顔が台無しになりますよ、もう」
ひかる「なっ可愛い!?…お世辞はよせ」
主人公「いや別にお世辞じゃないですけど…よく見たら整った顔立ちしてると思いますよ、ひかる先生」
ひかる「~!?」
770:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/23 18:31:23 D2Dbl+ak
もう人いないのかな
最近このスレの存在に気づいたんだけどね
まだ需要あるならまとめwikiの方更新しようかとか考えてるんだが・・・
あげ
771:☆SHADOW☆
10/05/23 23:50:27 hCvAkTN/
確かに最近人減った気が…しなくもない。
でも需要はまだあるさ!!きっと。
772:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/24 10:05:19 Ph/h4CFk
>>770-771
まだだ!まだ終わらんよ
773:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/25 13:16:28 IcAZ9Y6R
今書いてるよ、てぃーちゃーずるーと
まとめてくれるならモチベーションが上がる。
このままではいつ完成するか分からん。オレは悪くないカルドセプトが悪いんだ
774:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/25 21:13:21 5eAlpP8v
けいおんや化物語、ハルヒにいってしまったからじゃないか?
今日朝みて久々にみにきたお
775:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/05 00:41:05 eGaTGH6o
過去板残ってたりしないのかね~まとめられてないSSもかなりあったし…ひかげルートはよかった 人気再来と活性化を期待してあげ
776:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/08 23:00:51 v/jPk0tW
URLリンク(imepita.jp)
こんな展開らしいけど。
追加要素期待できるかな。
777:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/11 18:34:55 oqmvoq6z
ファミ通に新情報あったぞ。新シナリオが追加されているらしい
778:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/14 22:41:48 OYX+J0Ch
やったああああああああああああPS2持ってなかった俺歓喜
発売したらある程度人が戻って活気が出ることを祈る
ちょっとやる気でてきたから話考えてみようかな
779:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/20 01:02:41 StN6bsP7
やまとが攻略できるといいなぁ・・・
780:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/26 10:05:17 mfMsqD1g
保守
781:名無しくん、、、好きです。。。
10/07/20 02:15:30 g2YkFXQP
最近過疎ってるね~ 保守
782:名無しくん、、、好きです。。。
10/08/04 21:10:33 6TUNlafV
新参が保守にきましたよっと
783:名無しくん、、、好きです。。。
10/08/14 05:44:47 Yn3IdoMg
画像クレ
784:名無しくん、、、好きです。。。
10/09/05 05:06:58 WcU822uR
他所でだけど桜藤祭ネタSSがあったよ
URLリンク(www34.atwiki.jp)
785:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/03 05:00:57 9XgFgGPc
アニメ板が規制で書き込めないので
こっちで質問
OVAで
魔法をリセットするために
かがみが言った呪文
「こ○○た~い」 だけど
ピー音が入ってて意味わかんないんですけど
786:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/04 19:18:35 g1j1xhJA
【速報】「ファンが怖くなった」…声優の平野綾さんが芸能界引退
スレリンク(nissin板)
787:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/12 19:44:26 u1AaFwoP
まだ残っているという事実におねーさんびっくりだ。
もしもう一度だけでも盛り上がる事があれば、
2話目や3話目の頃に無理やり捻り出した甲斐があったというものだが
788:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/26 06:32:35 WzBuNGjU
PSPのリメイクがでて、
そっちの方がプレステ2より、性能が良いので
わざわざ、1000円のプレステの方には
手を出さない方が無難ですか?
それとも、マニアは、両方買いですか?
でも、どっちも同じストーリーなんだよね?
追加要素以外は
789:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/27 00:19:54 h2c49TBF
まぁ、PSP版にない要素もあるし・・・
1000円なら買っても良いだろう
790:名無しくん、、、好きです。。。
10/11/21 21:47:32 0gjJqp7i
まずい、後1ヶ月しかない
発売前に書き終わらん
791:龍二
10/12/17 22:07:02 ov+zz8fD
こんなこと、コテつけて書き込むのもアレだけど
リメイク版発売に向けてある程度書いてあったんで、
発売後少ししたら投稿しやす。
でも今までの文章の厨二っぷりにうわあああってなったから
慎重に推敲しつつゆっくりと、ということで。