らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 5話目at GAL
らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 5話目 - 暇つぶし2ch655:暗黒のパン屋さん
09/07/25 22:20:11 FCFdoHAr
>>654
ふむ。一回ゲームして、内容練って来ます

656:名無しくん、、、好きです。。。
09/07/25 22:30:22 EsXZfYs9
宜しくお願いします。

657:☆SHADOW☆
09/07/26 02:31:10 0RKLRw+L
あぁ…やまとか、こうのが読みたい……。

658:GREN ◆.V03vEgrME
09/07/27 01:20:42 4bVpNHvx
お疲れ様です。1日1作執筆奏上! などと無謀かつアホな目標立てている俺です。

【なつぞら☆ぐらふぃてぃ】の後編をお届けにあがりましたー

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)


霧波さん>
いやー、相変わらずの名作ぶり。刺激になるです。
そして最近まで名前の読みを「きりなみ」だと思ってましたごめんなさいorz


659:名無しくん、、、好きです。。。
09/07/27 08:23:58 +qUoCe4l
GJ! 待ってました!夏に相応しいいい作品ですね~ 乙でした!

660:☆SHADOW☆
09/07/27 19:04:10 jIkgCyVg
>>658
夏だ!海だ!

いや~、おつかれです。
全力でweb拍手させて(ry
えっと…いくつネタをお使いで……。
毎日朝晩ブログを見ています。次も待ってます。
有り難うございました。がばてね。(何を?

661:☆SHADOW☆
09/07/27 20:48:09 jIkgCyVg
>>658
さっき気づきました。
「前編」と書いてますが、「後編」ってことでいいんですよね…?

662:GREN ◆.V03vEgrME
09/07/27 20:56:36 4bVpNHvx
>>661
え? アレ?

…うわ、ホントだorz

修正しておきまーす(滝汗

663:☆SHADOW☆
09/07/27 22:03:57 jIkgCyVg
>>662
おお、もう修正されてる!!
意外とすぐできるもんなんですね。

664:GREN ◆.V03vEgrME
09/07/30 00:18:32 f/jzf8sc
>>663
まぁ、もとがブログですからw
修正は容易いです。


665:☆SHADOW☆
09/07/31 15:14:10 QP1agAAu
>>664
あ~……
それもそうか……(汗)

666:GREN ◆.V03vEgrME
09/08/01 00:33:35 EJHQGv5d
おつかれさまです。
一貫献上!…もとい、一本献上にあがりましたー。

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
題して【ぶらいんど☆たっち】

アイドルマイスターはこうちゃん先輩含むオールキャストの模様。
…あれ? やまとがいない……だと?

667:名無しくん、、、好きです。。。
09/08/01 01:01:44 NgKs8i45
GJ!まさか目隠しをみなみがするとは…予想外で楽しめました 乙でした!

668:☆SHADOW☆
09/08/01 01:23:51 cbTPWLPz
≫666
ギリギリまで誰かわからなかった…。はじめはつかさかゆーちゃん辺りかな??とか思ってたけど、まさかみなみちゃんとは!
期待はずれでした(いい意味で)!!

『ネット』(←ここ強調)アイドルマスターのサンプル画像(?)には永森さん写ってた気がするようなしないような……。
あ、写ってただけか……??

669:名無しくん、、、好きです。。。
09/08/07 07:35:29 QQ9fGk/8
ドロドロものがみたくなってきたわ

かがみんとつかさがとりあてる間に
なぜかまつりさんのもとへいく主人公とか

670:名無しくん、、、好きです。。。
09/08/13 19:01:14 wEg+4O8K
そろそろ終わりそうだけど・・・あげ

671:名無しくん、、、好きです。。。
09/08/17 05:58:21 fclM18F7
まだ終わらんよ

672:龍二
09/08/20 21:57:10 babmYh03
どうも、2ヶ月ぶりです。
夏休みだというのにPCが大破して、書き溜めしていたSSが消え去った龍二です。

新PCを買って、新PCを買う前に携帯で書き溜めしなおしていたので、
やっとこさ投下できる状態になりました。

なんか主人公の絵が二枚ほど上がっていたようですが、
見れないようで残念です。正直、見てぇ。(自重汁

さてさて、今回は
「遠く、どこまでも近いモノ」の続きを投下させていただきます。

>>595の内容に不信感を抱かれた方はスルーをお勧めします。


それでは、「遠く、どこまでも近いモノ」をお楽しみください。

673:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 21:58:34 babmYh03
痛んだ心は何のため?
この子のため?自分のため?

これはきっと、この子のためだ。

「……ゴメン。」

「…。」

即答、だった。
あまりの即答に、みなみさんも言葉を出せないでいた。

別に、いやだとかそういうわけじゃあない。
みなみさんは綺麗で、しっかりしてて、それでもちょっとツメが甘いところがあって……。
正直、平均以上。オレには過ぎた人だ。

けれど、今彼女は誰に告白した?

『いつだって変わらない。』
でもオレは『前の』オレから『変わっている。』

……つまり、みなみさんが好きなのは『前の』オレで、
その気持ちは『この』オレに向くことはないということではないか。

仮に違ったとしても、オレは断っている。
『前の』オレが築いてきた友人関係に、オレが割り込み奪うのは罪悪感があったから。

674:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 21:59:39 babmYh03
「しっかりするんだ、みなみさん。」

オレはみなみさんの目を見て言った。

「前のオレはここにはいない。いまここに立っているのは、君が好きなサトシじゃない。」

みなみさんを諭すように言うと、
みなみさんは先程まで沈めていた顔を笑顔に変えた。

「……なんだ。そういうことですか。よかった。……嫌われているのかと…。」

独り言のようにみなみさんは呟いた。
意外に単純だなぁ。可愛いけど。

そんなことを考えていると、みなみさんの手がオレに触れる。

675:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 22:00:03 babmYh03
「…サトシ先輩。」

みなみさんは両肩を持ったオレの手を握ると逆にオレを諭すように話しかける。
まるで、何もわからない赤子に、優しく教えを説く母のように。

「私が変わっていないように、
……先輩も何も変わってはいないんですよ?」

「…どういうことだい?わけがわからないよみなみさん。」

みなみさんはくるり、と体を翻すと、オレと反対方向にあるきだす。

「……その『わけ』が解ったら、
もう一度ここで……思いを伝えます。」

みなみさんは去り際に、そんなことを言った。

「待って!どういうことだよ、みなみさ…」

キーンコーンカーンコーン……。

オレが後を追おうとした瞬間、
何の捻りもないいつものチャイムが校内に鳴り響いた。

676:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 22:01:22 babmYh03
授業中、オレは集中できないでいた。
というか、もう集中出来ないのが当たり前になってきている。

オレはみなみさんの言ったことを考え直し、今まで手に入れた手がかりと照らし合わせる。
…全く答えは出て来ない。

かれこれノートを3ページも使って考察をしているが、
1+1=3であることを証明する問題のようになかなか答えが出て来ないのだ。

…いつもならここで、ななこ先生がこの考察を読み上げたあと、
リズミカルにオレの脳天を引っ叩いていただろう。

だが、今回のオレは一味違う。

それは、いつものようにななこ先生に授業以外の事をしているのを
バレたりリしないよう、厳重な注意と頻繁な前方確認で先生の動きを見通しているから……。

自慢げに悩内で作戦を説明していたオレは目を疑った。
……先生が、消えた!?

馬鹿な。そんなはずはない。オレの前方確認は完璧だったはずだ。
ならどこに見失った!?後ろ?いや、まさか……。

「なぁにを忙しげに書いとるんかなサトシ~?」

したからニュッと生えてきた手がオレのノートを奪う。
しまった……!!下段攻撃は予想外だった!

677:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 22:02:05 babmYh03
「い、痛いです先生。別にいいじゃないですか。
時間がループしてたってことはこの授業今までに何度もしたんでしょ?
だったら誰だって100点取れる……。」

「誰の為にやっとると思っとるんや!
そのループ中の記憶をなくしとる奴がここにおるやないか!
……それと。」

先生はオンラインゲームのPT編成をノートに書き込んでいる泉さんを指差す。
泉さんはそれに気づくと素早く落書きノートを授業用ノートと入れ替える。

あれでバレてないとでも思っているのだろうか…。

「ループ中から換算しても一度もまともに授業を受けてないヤツもおるし。」

「た、大変ですね先生……。」

オレはさりげなくノートを奪い返そうとするが、
先生はノートを持った手を上に上げ、チッチッとオレに指を振り、ノートに目を通す。

「う~ん、お前のノートを見るに、すこしづつ真意に近づいてるようやないか。
正直ようわからんけど。攻略本見取るようでおもろいわ。
ん~、で……『変わっていない』のが…、ん?岩崎?岩崎……。」

先生はオレのノートを興味津々に読む。
そして、「まぁ頑張れや!」と言って、ノートでオレの頭を一発しばいたあと、
ノートを机の上にポンポン、と置いた。

678:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 22:02:46 babmYh03
休み時間。オレは迷うことなくみなみさんの教室に向かった。
理由はもちろん、あの言葉の意味を聞くためだ。

だが、みなみさんの姿は見当たらない。休み時間が始まって間もないというのに。
トイレかどこかだろうか?みなみさんには悪いけど居場所を聞き出そう。

「アナタはシなない…。ワタシがマモるもの。」

「ぱ、パティちゃん!」

「いいッスねー二人とも!映えるッス!」

みなみさんがいないからか、パティさんがみなみさんの役をしていた。
まったくひよりさんも暇だなぁ。

「あれ、サトシ先輩~。」

ゆたかさんがとてとて、と小走りで走って来る。 あ、こけた。
颯爽と出てきたパティさんがゆたかさんを抱え上げ、こちらにあるいてくる。
パティさんに抱きかかえられたゆたかさんはそのままオレに話しかける。

679:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 22:04:25 babmYh03
「どうしました?サトシ先輩。」

みなみさんといつも仲良しなゆたかさんなら
みなみさんの行き場所を知ってるかも知れない。

「ゆたかさん。みなみさん、今どこにいるかな?」

「みなみ……さん?」

ん?反応が微妙だ。名前を間違えたかな?

「岩崎さんだよ。ゆたかさんと仲がいい。」

ゆたかさんはパティさんと目を合わせる。

パティさんは顔を横に振った。
ひよりさんも同じだった。

680:龍二 遠く、どこまでも近いモノ
09/08/20 22:30:03 babmYh03
「えーと、サトシ先輩?」

「え、なんだい?ゆたかさん。」





「みなみさんって、誰?」





「は?」



オレは、耳を疑った。

681:龍二
09/08/20 22:32:33 babmYh03
今回はここまでです!

そういえば携帯から小説投下できるの忘れてた。
これからはPC大破したら携帯で投下しますw

続きは書け次第投下します。
それではまた!

682:名無しくん、、、好きです。。。
09/08/21 07:14:12 rJGldfiy
GJ!待ってましたよ~、まさかみなみがそんな…続きが楽しみです。乙でした!

683:GREN ◆.V03vEgrME
09/08/28 04:40:18 i3ZHI7i7
お久しぶりです。
発売から1年をとうに越えても、今もなおここに人がいることに驚きと、感謝を改めて。

さて、つかさでSSです。
題して【ぐるーみんぐ☆あっぷ】 はいそこ、じゃじゃ馬とか言わない。

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

だいぶ夜勤には慣れてきたけど、休日の使い方が難しいぜ…

684:名無しくん、、、好きです。。。
09/08/28 10:27:17 Iptag9Z5
GJ!髪をいじる女の子って可愛いですよね~ 楽しく読ませていただきました、次回も楽しみにしていますがお身体に無理のないように 乙です!

685:名無しくん、、、好きです。。。
09/08/29 00:09:50 d+Fqm53n
>>683
凄く面白かった!
つかさが彼女だったらこんなふうにいちゃいちゃできるんだろうなぁと想像していた通りの話だった。
とても優しい気持ちになれたよ

686:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/02 20:39:32 pV4GRoS6
期待あげ

687:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/09 15:37:16 4iWijQP5
あげ

688:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/09 19:15:40 f7F+Ca4a
あげ

689:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/18 22:56:55 nbpXaZL8
期待あげ

690:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/19 12:22:00 6KYuNH+w
さげるなよ

691:GREN ◆.V03vEgrME
09/09/25 07:56:11 qHjdLAMO
どうもおひさしです。

久々に掌編一本お持ちしました。

題して「はんど☆せらぴー」

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

そろそろネタが枯渇してきたかなぁ…(トオイメ

692:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/25 23:49:38 bzLL086Y
GJ!主人公の暖かさとゆたかのか弱さがよく出ていて良いものだと思います。乙でした!

693:リュウガ
09/09/26 23:36:19 PozDGVpT
どうも、このレスに書き込むのが始めてのリュウガと申します。
以後、お見知りおきを・・・

ちょっと思いついたネタがあるので、投稿してもよろしいですか?

694:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/27 08:13:31 nOKgkpqT
>>693
よし、wktkしてるから投稿してくれw

695:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/27 13:07:26 TMVN7U++
>>693
つーかいちいち投稿するのに伺いを立てにゃならんほどここの連中は偉くないぞw

696:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/27 13:35:37 e+H3xI7E
まったくだ どちらかというと投稿者≧住民だからな 気兼ねなく投稿してくれると嬉しい限りだ

697:リュウガ
09/09/28 02:03:13 ptLOEusU
それでは、ありがたく投稿させていただきます。

「ねぇ、○○君。」

「ん?何、こなたさん?」

○○はこなたの方を向いていった
そして、こなたはニタニタと笑いながら翔を見た

「ぶっちゃけ、みゆきさんとは何処まで進んだの?」

すると、飲んでいたコーヒー牛乳を噴出しそうになったので
口に手をあて必死に噴出されようとしている我がコーヒー牛乳を押さえた
まったく、いきなり何を言うんだこの子は・・・・

「ごほっ・・・ごほっ・・・」

「だ、大丈夫ですか!?○○さん!?」

あぁ、背中をさすってくれるみゆきさんが天使に見えるのは
気のせいではないだろう。

「いや~、受験の合間を縫って何をしてるのかなーって思って。」

こなたが笑いながら言った
すると、つかさとかがみは興味津々な顔で二人を見た・・・

「あ、あのさ・・・そーゆーのは時と場所を考えていってください・・・」

「え?じゃあ、時と場所を考えたら言っていいの?」

言う訳ないでしょ!?と心で叫びながら三人を見た

698:リュウガ
09/09/28 02:05:37 ptLOEusU
「じゃあ、みゆきさんに聞いてみよっかな~♪みゆきさ~ん♪実際何処まで進んだの~?」

ニタニタとした顔でみゆきさんを見ないで!
ほら!顔が赤くなってる!!!

「え、えぇっと・・・そのぉ・・・」

あっ、目があった・・・
やばい・・・ちょっと顔が赤くなってきたかも・・・

「へぇ~、初々しいねぇ~二人とも~♪」

「ってか、そんな事聞くな。」

かがみさんが軽くツッコミを入れた所で、つかささんが言った

「でも、お姉ちゃんも○○君とゆきちゃんとの関係知りたいって言ってたじゃん。」

「つ、つかさー!!!!」

その後、三人から問い詰められたが奇跡的にチャイムが鳴り
一命を取り留めたのであるが
後日、また聞かれたのは言うまでも無い。

699:名無しくん、、、好きです。。。
09/09/28 20:14:12 s1QyCaHU
終わり?


ん~、ちょっとオチが弱いかな。
シチュ自体は悪くないから、もーちょいパンチ効かせて欲しいかなと個人的に思う。


もっと自分の妄想に素直になってもいいんだぜ?
主人公を自分に置き換えて、もっとキャラとあんなコトしたい、こんなコトしたいというのをドバーッと出しちまえYO。行き過ぎない程度にw

それが多分一番萌えるw


俺の個人的な意見だけどなw
とりあえず乙。
またなんか思い付いたら遠慮なく投下して欲しい。楽しみにしてるからな

700:リュウガ
09/10/01 06:04:29 UaXQvDwN
なんか、すいません。いきなりしゃしゃり出た駄文作者が変な投稿をして・・・
これからも、投稿するかもしれませんが、よろしくお願いします。

701:名無しくん、、、好きです。。。
09/10/01 10:25:27 ICcGrN00
>>700
気にせずにどんどん投下しちまえYO!

702:☆SHADOW☆
09/10/03 23:23:42 FYMy8OP4
>>700
そうだYO!

703:霧波
09/10/07 03:29:09 C8Nw6wzy
こんばんは、超お久な霧波です。
今霧波がウンウン唸って進行中のMEMORIES第三部が難航しまくり(ネタが全く出ねぇよ的な意味で)なんで一本投下しますね。まぁ、その投下物もMEMORIES絡みなんですけどね(^_^;)
では投下します。タイトルはMEMORIES~もうひとつのピース~です。

注意事項及び第一部>>477第二部前半>>578第二部後半>>611

704:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:32:39 C8Nw6wzy
最近、私は同じ夢ばかりを見ている。
満開の大きな桜の木。私はそれに背を向け、目の前にいる人達に話しかけてる。だけどその人達の顔も、自分が何を話しているのかすら分からない。
分かってることは、その人達が陵桜学園の制服を着ていること。そして、

「これが、私が残せる最後の手助け…」

夢の終わりに頭に響く私のではないような私の声と、ひとひらの桜の花びら。



705:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:33:51 C8Nw6wzy
「ん…もう朝?」

窓から差し込む光で私は目を覚ます。しかし、まだ頭は覚醒しきってないのか酷くぼーっとする。原因は分かっている、あの夢だ。
あの夢を見た日は、今日と同じように目覚めが悪い。確証はないがあの夢のせいだと、そんな気がするのだ。

「ふぁ…。とりあえず学校行く準備しなくちゃ」

時期的には辛いが冷たい水で強制的に目を覚まし、朝食を済まし、制服に着替える。そして、私はポケットから生徒手帳を抜き出し、それに挟んでる『あるもの』を見た。

「…やっぱり、あの夢の原因はこれなのかしら…」

それは、ひとひらの桜の花びら。こうの通ってる学校の学園祭(桜藤祭って言ってたかしら)の当日、朝起きた私が握っていたものだ。
どこからともなく出てきて私の手のひらに握りしめられていたそれ。
それに加えて最近見るようになったあの夢。正直不気味だし、繋がりがあるって思わない方がおかしい。
けれど、私は捨てられずにいる。何故かは分からないけど、捨ててはいけないような気がするのだ。



706:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:35:28 C8Nw6wzy
ピロリロ~、ピロリロ~
「っ!?」

突然鳴りだした携帯の着信音で現実に戻される。我ながら、考え事をしてると他のことが目に入らなくなるのは悪い癖ね。
携帯を開ける。どうやらメールだったようだ。受信ボックスを開くと見知った名前が目に入った。

八坂こう

内容を見ると、前に出かけたときに遅刻したお詫びに、放課後お茶でもどうかという内容だった。
そういえば、私からもこうに伝えることがあったんだ。早速、こうにOKの返事を送る。ついでに携帯で時間を見てみると家を出るにはちょうどいい時間帯になっていた。

「いってきます」

そう言って玄関を開ける。季節は冬、初雪が降った日から数週間がたっていた。



707:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:39:07 C8Nw6wzy
「えっと、私はおしるこにしよっかな。やまとは水羊羹でいいんだよね?」
「ええ。ただしこっちのセットね」
「げっ!それ高い方じゃん」
「いいじゃない。遅刻したお詫びなんでしょ?」
「はいはい、分かりました。すいませーん」

放課後、私はこうと一緒にお気に入りの甘味屋にいる。普段は頼まない少し高めのものにしたけど、いつも待たされてるんだしこれくらいは当然よね。
そんなことを考えていると、

「そういややまと。この間のあれ、どうなった?」

と、こうが出されたお茶をすすりつつ聞いてきた。

「私に決まったわよ。通うのは明日から、道案内はよろしくね」
「ホントに!?やったねっ!」

満面の笑みを浮かべ喜ぶこう。その姿を見てると、頑張って良かったと思えてくる。
私の通ってる学校には見聞修学という制度がある。
各学年の代表一名が他校に一ヶ月間転入し見聞を広めるという国内、しかも狭い地域限定での留学のようなものだ。そして、今年の二年の修学先はこうの通ってる陵桜に決まったのだ。


708:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:40:53 C8Nw6wzy
勿論、代表は一名しかなれないのでいつも倍率は極めて高いのだが、選抜のためのテストで一位を取り昨日決定の知らせを聞いたのだ。(まぁ、今回は頭のいい人が殆ど参加しなかったし、人数も少なかったのが幸いだったんだけど)

「いやー、私も頑張って手伝ったかいがあったよ」
「そうね。勉強関係であんな真剣になってるこうなんて初めて見たもの」
「ひどいなー。ま、自分でもそう思うけど」
「でも感謝してるわ。私の苦手な科目がこうの得意科目だったおかげで随分助かったもの」

修学先を聞かされたその日、こうにこの事を話したら、

「マジ!?受けてみようよ。私も勉強手伝うからさ」

と、嬉々として手伝ってくれたのだ。実際受かったのはこうの助力も大きいと思う。

「いや~、でも受かってホントよかった。一緒に登校するのなんか中学以来だから、明日が楽しみだよ」
「楽しみなのはいいけど、いつもみたいに待ち合わせに遅刻しないでよ?」


709:霧波
09/10/07 03:43:58 C8Nw6wzy
「分かってるよ。あ、そうだ!明日は授業終わったら学校案内してあげるね。学食とか私の部室とか冷たいしょうが湯売ってる自販機とかさ」
「ありがと。しょうが湯が売ってる自販機以外は案内よろしくね」
「え~っ。ノリ悪いぞ~」
「悪くて結構よ。……あ」
「ん?どうかした?」

私は、ふとあの夢の事を思い出した。夢の中で私の目の前にいた人達は陵桜の制服を着てた。なら、あの場所も陵桜にあるんじゃないか。もしかしたら、あの夢の原因も分かるかもしれない。

「ねぇ、こう。陵桜に桜の木ってある?」
「桜?うん、あるよ。正門のとこに」
「あるのはそこだけ?」
「そうだね。……あ、後は星桜があったか」
「星桜?」
「うん。校舎裏にある大きめの桜なんだ。でも、もうずっと咲いてないらしいし枯れちゃってるって噂だよ」
「……そう。教えてくれてありがとね」

あの夢の場所は、おぼろげだけど正門ではなかったような気がする。けど、一番可能性が高そうな星桜はずっと咲いてないって言うし…。やっぱりただの夢なのかしら。

「んで、桜がどうかしたの?」
「ううん、なんでもないの」


710:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:45:42 C8Nw6wzy
「そっか。……て、あっ!もうこんな時間じゃん。やばっ!遅れるかも…」
「なにか約束でもあったの?」
「うん、後輩とね。早く行かなきゃ!」
「そうね。その子を待たせても悪いし出ましょう」

会計を済ますとこうは、

「それじゃあね!明日、楽しみにしてるよ」

と言いながら駅の方へ走っていった。いつもながらの風景を見ながら、私は明日から一ヶ月間、またこうと一緒の学校へ行く事への期待と少しの不安を抱きながら家路についた。

「行ってきます」

いつものように家を出る私。ただ一つだけ違うのは着なれてない新しい制服。昨日学校から渡された陵桜の制服だ。まだ少し気恥ずかしいけどすぐに慣れるでしょ。
ちなみに、今この場には私一人。こうは私が家を出る三分前に寝坊したと連絡があったので、先に行くと伝えてある。念のため、昨日のうちに陵桜への行き方を調べといて本当によかった。


711:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:49:11 C8Nw6wzy
学校へ向かう途中、顔に冷たいものが当たる。

「雪…、もう降り始めたんだ」

そういえば数週間ぶりの雪って天気予報で言ってたわね。
……あ、そういえば確かあの日からだったっけ。私があの夢を見始めたの……、

ドンッ!
「キャッ!」
「うわっ」

いたた…、考え事してたせいで周りが見えてなかったわ。本当にこの癖どうにかしなきゃ。

「ご、ごめんっ。大丈夫?」
「え、ええ。平気よ」

お互いほぼ同時に立ち上がる。そしてぶつかった相手を見たとき、私は妙な感覚がした。
知らない人なのにどこかで覚えてるような感覚。私、この人とどこかで会った気が…。その時ぶつかった男の人が、

「…久しぶり」
「えっ?」

と、私に話しかけた。その目はまっすぐに私を見てるのに何か違うものを見ているような感じがした。


712:MEMORIES~もうひとつのピース~
09/10/07 03:50:48 C8Nw6wzy
けどそれも一瞬の事で、男の人は急に顔を真っ赤にし、

「あっ!いやその…人違いだった。ごめん」
「え、ええ…」

そう言った後、もう一度謝ると走り去ってしまった。
その場に一人残った私はさっきの人を思い出していた。特徴があるわけではないのに何故か強く印象に残っている。それは多分、顔を見たときのあの妙な感覚が関係してるって気がする。

「久しぶり…」

そう無意識に私は呟いていた。それはさっきの人が言ったことを反芻しただけなのか、それとも……。

713:霧波
09/10/07 04:04:02 C8Nw6wzy
以上です。でわ第三部、MEMORIES~memories are here~(仮)を気長にお待ち下さい。
感想お待ちしてますm(_ _)m


714:名無しくん、、、好きです。。。
09/10/07 23:03:35 Gs7B3Cct
GJ!待ってましたよ!いつまでも待ってますのでこれからも頑張って下さい!

715:名無しくん、、、好きです。。。
09/10/22 17:45:47 +lMTuzvc
URLリンク(lotte-fits.jp)
らきすたの映画近日公開!?


716:GREN ◆.V03vEgrME
09/10/23 10:53:40 E1RMpy1o
>>713
おお、お久しぶりです。そしてGJ!
やまとと主人公の邂逅…そして始まる物語…こちらも気になりますねぇw
がんばってくださいませ!

さて、こちらも。

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

つかさメイン。題して【おーたむ☆ぶらいど】

どうぞよろしく。

717:名無しくん、、、好きです。。。
09/10/23 17:44:22 4ubudmMJ
GJ! ブーケを手渡し=結婚フラグ成立ですね、わかります。ところで読んでいて気になったのですが、柊家の長女はまつりさんではなく、いのりさんなのでは? ともあれ素晴らしいSS投下、乙です!

718:GREN ◆.V03vEgrME
09/10/23 20:53:11 E1RMpy1o
>>717
感想&ご指摘どうもです。直しておきました!

719:名無しくん、、、好きです。。。
09/10/23 21:41:28 4ubudmMJ
おお! お仕事早いですね!これからも頑張って下さい!

720:名無しくん、、、好きです。。。
09/11/13 05:05:17 ZjlWVfTu
あげほ

721:GREN ◆.V03vEgrME
09/11/15 10:44:46 s8howpS5
お久しぶりです。前回がつかさだったからってわけではないのですが、かがみで掌編をお届けなのです。

題して「ぐっどないと☆こーる」

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

大学生になったメンバーを書くのは初めてかも。…7巻は未所持なのですがw

722:名無しくん、、、好きです。。。
09/11/16 12:04:30 5kPvHn/f
>>721
毎度乙です!

このダダ甘っぷりが堪りませんw

723:名無しくん、、、好きです。。。
09/11/16 14:52:02 8oXuO8xL
>>721 GJ!寂しがり屋で甘えん坊、やはりかがみはかあいいなあ~ 乙です!

724:名無しくん、、、好きです。。。
09/11/29 18:48:28 hH9HptVu
かがみが主人公よりパチンコにはまってしまう話
つかさがまつりに主人公を寝取られてしまう話
先生が生徒に手をだして逮捕される話

さあどれがいい?


725:名無しくん、、、好きです。。。
09/11/29 19:02:54 ZqvYep3m
  三           三三
      /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  何でこんなになるまで放っておいたんだ!
三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
    /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
  〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
  ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ   ←>>724
. 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
  };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll


          oノ oノ
          |  |  三
 _,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ  ミ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ    |`----|
T  |   l,_,,/\ ,,/l  |
,.-r '"l\,,j  /  |/  L,,,/
,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /
_V\ ,,/\,|  ,,∧,,|_/


726:名無しくん、、、好きです。。。
09/11/30 00:53:40 4cVPxIi+
②だな

727:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/04 07:56:30 udlcOB4J
主人公がかがみとつかさの二股かける話
みゆきのおっぱい触る話
主人公がから揚げつくってもらう話
さあどれがいい

728:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/04 08:38:24 CBozLJO9


729:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/04 09:48:10 0Bswcidl
3で

730:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/05 03:29:33 6YUMGapP
つか3は誰に作ってもらうんだ?

731:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/05 07:04:56 Bojk/59F
>>730
こなたに決まってるだろjk

732:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/06 14:17:16 qr7jdg8N
かがみ「○×!唐揚げ作りすぎちゃったからどう?」

主人公「・・・おお、そうか・・・じゃ、いただくわ」

かがみ「感謝しなさいよっ!///」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

主人公「・・・かがみが作ってきたらしい・・ 今日はコレ食べるわ・・・
こなた「そうだね せっかくかがみんが○×君の為に作ってみごとなツンデレぶりを発揮しながらくれたんだもんね・・・」

主人公「悪いなこなた・・いつも作ってもらってるのに今日は食べられなくて・・」

かがみ「いいよ いつも○×君を独り占めしてたんだもん、今日ぐらいわね♪」

主人公「悪りー、明日は唐揚げちゃんと食べるからさ」

こなた「うん♪食べてね、でも ○×君の誰にでも優しいのは私としてはちょっと心配・・・」

主人公「大丈夫だよ 何があってもこなたが一番だ」

こなた「////そんな事 言われたら照れちゃうよ///」

こうですか><

733:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/08 06:42:41 J/9iM1xG
そのイチャイチャしてる所をかがみに覗き見されてるわけですね

734:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/22 08:05:40 9H7IJ7IM
あれ、本スレ消滅?

735:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/22 10:33:26 aDrjNXkJ
何で本スレだけ?

736:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/22 10:47:48 MDTf5lI7
980超えてから24時間書き込みが無かったから

737:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/22 16:43:06 Tg7Mvdu9
なんじゃそりゃ

738:名無しくん、、、好きです。。。
09/12/22 17:05:20 hNop2xSa
ルール

739:名無しくん、、、好きです。。。
10/01/09 23:31:37 gdfkf/R0
らきらきメモリアル、ギルヴぁメッシュとの初共演終了後

いずみ「うまく演じるコツですか・・・」
主人公「うん、やっぱり練習量を増やすしかないかな?」
いずみ「士郎ですよねぇ・・・うーん」
主人公「あれ?若瀬さん、あの作品知ってるんだ?」
いずみ「に"ゃ!?い、いや、お兄ちゃんが、このゲーム好きで・・・!!(し、しまったー!!)」
主人公「これって、ゲームだったんだ?こなたさん達の話を聞いてるだけだと、色んなメディアに展開してるようで、
    元が漫画なのか、ゲームなのかわからなかったんだけど」
いずみ「あ、い、いや、えーと、お兄ちゃんがですね・・・」

その翌日の昼休み

いずみ「先輩、これ、資料です・・・」
主人公「これって、いわゆる同人誌ってやつ?」
いずみ「あー、えーと、ですね”お兄ちゃんが”持っていて、私は読んだことないんですけど・・っ」
主人公「(なにか知られたくないようだなぁ)う、うん・・・無理しなくていいよ?」
いずみ「そ、そんなことはっ」

740:名無しくん、、、好きです。。。
10/01/10 04:52:31 x8ucCMtQ
>>739
花火が上がらないままラストまで期待!

741:名無しくん、、、好きです。。。
10/01/12 05:33:15 hGulEgbg
ごめんなさい、ちょっと短編で描いてみたのですが、ちょっとこの先は自分では無理そうですorz
長くすると、つまらなくなるのが俺クオリティorz

742:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/07 03:25:54 MfFetEYW
h

743:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 21:20:28 SS7FuooV
半年以上間が空いたけど、>>512の続き投下するよー(=ω=.)/



……ホントは年内に終わらせたかったが、規制に巻き込まれてタイミング逸したのは内緒だw

744:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 21:21:38 SS7FuooV
 全力で階段を駆け降り、黒翼の天使よろしく髪をたなびかせながら中程から踊り場まで飛び降り、着地と同時に必殺Vターン!
 数段飛ばしで次の踊り場まで駆け降り、天才ラインメーカーもびっくりなライン取りでくるっと手すりの脇を回って、廊下を全力疾走!
 何度か人とぶつかりそうになるけど、月光ダンシングステップで華麗に回避!静かなる弾丸の異名は伊達じゃない(そんな二つ名なんか、持ってないけどNe)!

 そうしてたどり着いた中庭。
 星桜の樹の前で、雷堂くんと、さっきの女の子が向かい合っていた。

 その場に乱入しようと考えたけど、ある思考が頭を掠めたので、渡り廊下の壁を背にしゃがみ込む。

 あの娘、もしかして物凄い勇気を振り絞ってこの場にいるんじゃ……。



745:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 21:23:43 SS7FuooV
 見たところ下級生っぽいし、告白する相手は上級生で、しかも面識なんて殆どないはず。
 なのに雷堂くんに告白しようとこの場にいる。
 果たして、その勇気ある行動を邪魔していいのだろうか……。

 私は、ずっと雷堂くんのそばにいた。
 その立場に甘えて、今日まで告白できずにいた。

 だけどあの娘は、今、勇気を出して雷堂くんに自分の想いを伝えようとしてる。

 私だって雷堂くんが大好きだ。正直諦めたくはない。

 けど告白する勇気がなかった……。

 彼女と私と雷堂くんとの物理的な距離……これはその差だ……。
 勇気を出した者と立場に甘えてしまって行動を躊躇った差。

 彼女と雷堂くんが付き合うなら、なんか許せそうな気g「ごめん……」ってええええ!?

 ひょっとして雷堂くん、告白を断った!?

746:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:26:00 SS7FuooV
 私は渡り廊下の壁の陰で息を潜めながら聞き耳を立てる。

「……俺さ、好きな人がいるんだ、実は。」

 Ω ΩΩ<な……なんだって──!?

「……だから、気持ちは凄く嬉しいけど、君の想いに応えるコトができない。本当にゴメン!」

 ……そっか、雷堂くん好きな人いるんだ……。 どんな人なんだろう……?もしかしたら前の学校の人なんだろうか?

 そんな風にぐるぐるとまとまらない思考に耽ってると、雷堂くんに告白した娘が走って校舎内に入っていった。

 幸か不幸か、私がいた側とは別の方向の校舎に入っていったため、私に気付くコトはなかったようだ。
 ……って、これってある意味マズいシチュエーs「こなたさん。」
「うぇいッ……!?」

 はっ、つい声を出してしまった……。

747:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:28:05 SS7FuooV
「心配しなくても、バレバレだったから大丈夫だよ。」

 私は観念して立ち上がる。

「どーしてわかったの?」
「座ってても丸見えだったよ、そのアホ毛。」
「あ……。」

 私のトレードマークともいえる、うにょんと天を差すくせっ毛、通称アホ毛。

 そんなに高くない壁に背を預けて座ってたら、そりゃ丸見えですわな……。

「そんなコトより、どうしてオッケーしなかったのさ?かなり可愛い娘だったのに勿体無い。」
「あれ?訊いてなかった?好きな人がいるから断ったんだけどな。」

 やっぱり聞き間違いとかじゃなかったか……。

「好きな人って、誰?」
「禁則事項ですw」

 むう、ハルヒネタで誤魔化すか。
 だけどうやむやにしてたまるかッ!

「教えないと抱き付く。」
「ちょっ、なんで!?」
「その娘からヤキモチ妬かれて修羅場になればいいんだッ!えいッ!!」

 私は雷堂くんの腕にしがみつく。


748:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:30:50 SS7FuooV
 ……私って最低。こんなコトして雷堂くんが好きな人に振られたら、きっと嫌われるよね。

 でも、今だけ……今だけでいいから、雷堂くんを私が独り占めしたい。
「ちょっ……こなたさん、胸当たってるって!」
「当ててるんだもん……。」

 いくら胸が小さくたって、腕を抱きしめちゃえば私にだって雷堂くんを誘惑するコトできるもん。「……早く答えないと、好きな人に見られちゃうかもよ?」
「こなたさん……?なんか今日は変だよ?」
「変でいいもん……。」

 雷堂くんの腕をさらに強く抱きしめる。
 ……ここまでしてるんだから、気付いてよ……。

「早く白状しろ……。」

 気が付くと、私の瞼から涙が一粒こぼれ落ちていた。

749:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:32:36 SS7FuooV
「こなた……さん?」
「うぅっ……ぐすっ……。
少しは、私のコトも見てよ……。そして気付け!このギャルゲー主人公!
あまりにも鈍い男の子は、2次元だと萌えるけど、リアルだと罪なんだよ……。」

 溢れる涙を拭わず、私は雷堂くんの腕を離し、そのまま雷堂くんの顔を見上げる。

「……私はッ……!ぐすっ……キミがッ……。」

 雷堂くんが欲しい。

 雷堂くんの心が知りたい。

 雷堂くんが大好き。

 世界で一番大好き。

「……キミが……好きなのに……。」

 でも、雷堂くんには好きな人がいて……。それはきっと、私なんかじゃ太刀打ち出来ないような素敵な女の子で……。

「……ゴメン、迷惑……だよね。
これ以上一緒にいたら、ホントに誤解されるよね……。
だから……、もう、行くね……。」

 雷堂くんから一歩離れ、きびすを返し、さっきの女の子みたいに私は雷堂くんに背を向けてその場から去ろうと、地面を蹴った。

750:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:34:52 SS7FuooV
「待って!こなたさんッ!!」

 その瞬間、雷堂くんが私の腕を捕らえ……。

「わきゃッ……!?」
「うわッ……!?」

 唐突に腕をつかまれたせいか、既に地を蹴っていた私はバランスを崩して倒れ込む。……雷堂くんを巻き添えにして。

 そして、あろうことかまるで私は雷堂くんに押し倒されるような格好で地面に倒れる。
 おまけに、ご丁寧に雷堂くんの右手が私の胸の上に乗った状態で……。

「うわわわッ!ごッ……ごめんッ!!わざとやった訳じゃ……!」

 慌てて飛び退く雷堂くん。

 状況を理解できないせいもあって、私は声を発するコトが出来なかった。
 胸を触られたけど、それで雷堂くんを責め立てようとか、嫌悪感だとか、そんな気持ちは全くなく、いっそこれを既成事実として、責任を取ってもらおうかという考えと、
雷堂くんの好きな人に見られてたら修羅場確実かもしれない、悪いコトしたから謝らなきゃという思考が、天使と悪魔の姿を象り、心の中でガチバトルを繰り広げていた。

「えっと……、大丈夫?その……色々と……。」
 雷堂くんが手を差し出し、私を起こしてくれる。
 半ば茫然自失としたまま、上半身だけを起こして、雷堂くんの顔を見る。

「……雷堂くんの……エッチ。」
「はうあッ……!!」

751:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:41:39 SS7FuooV
 思わず口を突いたのはそんな言葉。

「……でもね、私の中での雷堂くんへの気持ちは、全然目減りしないんだ……。
普通の女の子なら、悲鳴の1つや2つ上げるのに、私、おかしいのかな……?」

 普通の娘なら、100年の恋も冷めるのかもしれない。
 だけど、雷堂くんへの恋心はますます熱くなるばかり。これ、なんて拷問?

「やっぱり私じゃ駄目?
私、雷堂くんになら何されてもいい。それぐらい大好き。だから、雷堂くんも私を好きになってよ……!!」

 また涙が頬を伝う。
 ここまで想ってるのに、私の想いは雷堂くんには届かないの……?

「こなたさん……。」

 雷堂くんはポケットからハンカチを取り出すと、私の涙を拭ってくれる。

「あのさ、俺が好きな人っていうのは、こなたさんなんだ。」
「えっ……?」

 雷堂くんが……私を……好き?

「嘘……。」
「今嘘ついたら、俺、超極悪人だよ。
自分が好きだと言ってくれる女の子に向かって、『実は俺も』→『本当に?』→『嘘ですた』って、それなんてオーバーキル?」

 笑いながらそんな風に言う雷堂くん。

「でも……だって……。」
「こなたさん、テンパって俺が答える暇くれなかったと思うんだけどw
……まぁ最初に俺がちょっと誤魔化したのが一番悪いけど。」

752:泉こなたの憂鬱
10/02/11 21:45:48 SS7FuooV
 そういえば……。
 雷堂くんが告白されてて、雷堂くんモテるからこれからも同じようなコトがあるかもしれないって思って、
それが嫌で思わず大胆な行動に……。

 自分の行動を思い返すと、物凄く恥ずかしくなってきた……。

「でも驚いたな。こなたさんってかなり大胆なアプローチするんだね。」
「あっ……あれはッ……、混乱してて正常な判断できなくてッ……。」

 ホント、いくら混乱してたとはいえ、あんなエロゲのヒロインみたいな行動取るなんて……。

「混乱しすぎでしょw」
「うああ……!!」

 誰かッ!落とし穴を私に仕掛けてッ!!
 ドスガレオス、ダイミョウザザミ、ショウグンギザミ、モノブロス、ディアブロスがいても構わないからッ!!

「けど、そこまでこなたさんに想ってもらってたなんて嬉しいよ。
実を言うと、俺さ……初めて会った時からこなたさんのコトが気になっててさ。」

 初めて会った時……。
 雷堂くんが転校してきた日、夜更かしが過ぎて寝坊しちゃって、遅刻しそうになって猛ダッシュで学校に向かってたら、同じく遅刻ギリギリの雷堂くんと正面衝突しちゃったんだっけ。

 あの日から不思議な出来事が始まって、そして私の恋も始まって……。

753:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:11:43 SS7FuooV
「実は、私も……。
キミが私とぶつかって、一緒のクラスに転入してきた時から雷堂くんが気になってきて……。
ほら私さ、こんな性格じゃん?だから雷堂くんやみんなと一緒にはしゃいだりしてて、なかなか雷堂くんに『好き』って気持ちアピールできなかったんだけど……。
でも、ずっとドキドキしっ放しで、顔も赤い時もあったかもしれない。
最近はゲームしてても、アニメ観てても、ふと気付いたら雷堂くんのコト考えてて……。
趣味もおぼつかなくなるぐらい雷堂くんが好き……大好き。
きっと……ううん、絶対に運命の出会い、って奴だよねコレ。私と雷堂くんは出会うべくして出会ったんだよ。」

 私は雷堂くんの手を取る。

「こなたさん……。」
「雷堂くん……。」

 見つめ合う。


754:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:16:04 SS7FuooV
「…………ッ!?」

 ドアを開くと、そこには意外な人物が立っていた。

「うぉうッ……!って、岩崎さん……?」

 扉一枚隔てた向こう側にいたのか、顔を真っ赤にした岩崎さんがそこに立っていた。

「あっ……あのっ……。別に盗み聞きするつもりではなくて、泉先輩と葛葉先輩がなにか揉めてるような雰囲気がしたので、それで気になって……。
あのっ……本当にすみませんでした!」

 一方的に状況を喋るだけ喋って、岩崎さんは1年の教室がある方へ走り去っていった……。
 ……むう、まさか岩崎さんにまで見られてたとは……。


755:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:19:25 SS7FuooV







「……とゆー訳で、私達付き合うコトになりますた。」

 教室に戻り、先にお昼を取っていたかがみ達に私はそう報告する。

「おめでとう!こなたに雷堂くん!」
「こなちゃん、雷堂くんおめでとう~!」
「泉さん、葛葉さん、おめでとうございます。」

 かがみ、つかさ、みゆきさんが私達に祝福の言葉を掛けてくれる。

「ありがとう、かがみさん、つかささん、みゆきさん。
……なんか、照れるな。」

 雷堂くんがやや頬を染めながら照れくさそうにかがみたちにお礼を言う。

「まったく、やっとくっついたか、って感じよこっちは。」
「かがみも恋をすれば私の気持ちがわかるよ。
恋って結構バイタリティいるから、案外ダイエットになるかもよ~?」
「……ふむ、それなら雷堂くんに恋してみようかしら。」
「そッ……それだけはマジでやめて──!!」

 ううっ、なんかかがみにすっごい弱味を握られたような……。

756:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:21:21 SS7FuooV
「冗談よ。雷堂くんがそんなに好きなら、そのつかんだ手を離しちゃダメよ。」
「大丈夫。俺は離す気がまったくないから。」

 雷堂くんが私の手を握る。

「私だって!」

 そして私も彼の手を握り返す。

「はいはい、ごちそうさま。
頼むからあまり私達の前でバカップルぶりを見せつけないでよ。」
「……でも、こなちゃん達幸せそうでいいな。」
「そうですね、少し羨ましくもあります。」

 この二人なら、望めばすぐに彼氏の一人や二人できてもおかしくないんだけどな。
 そう考えると、彼女達がライバルじゃなくてよかった、って思う。

757:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:24:05 SS7FuooV







「いやー、見慣れた通学路も雷堂くんと一緒だとなんか新鮮だなー。」

 放課後、みんなと別れて私と雷堂くんは二人っきりで帰路に就いていた。

 かがみ達と別れてから、どちらからともなく手を繋いで歩く道は、冬の訪れとともに日に日に短くなる日照時間のために暗くなった道すら、まるで光り輝くレインボーロードのようにすら思える。

「また大袈裟な。
……でも、確かになんか新鮮かも。」
「だよね!」

 雷堂くんの同意を得られ、私のテンションはMAXまで上がる。

「でも、なんか不思議な気がする。雷堂くんと二人っきりで帰るのってこれが初めてなはずなのに、前にもこうして二人っきりで帰ったような気がする。」
「こなたさんも?俺もなんか以前に、こうしてこなたさんと帰ったような気がするんだよね。」
「もしかしたら、『記憶から抹消された桜藤祭の準備期間』あたりに一緒に帰ったのかもしれないね。」
「そうかもね。……でも、誰一人として桜藤祭の準備期間のコトを覚えてないのも不思議な話だよね。」
「陵桜学園7不思議の8つめ、誰も準備期間の記憶がないのに、無事に開催された桜藤祭……。」

758:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:31:00 SS7FuooV
 ひゅ~どろどろどろ~、という口で効果音を出すと、雷堂くんはウケてくれた。

「あっ、ここが私の家なんだ。」

 いつもよりも家にたどり着くまでの所要時間が早い気がしたけど、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。

「えっと……雷堂くん、また明日……。」

 そう言って名残惜しい気持ち一杯で家に入ろうとしたら……。

「あっ、待ってこなたさん。」
「ん?なに?」

 振り向いたら、やや顔を上気させた雷堂くんがそこにいた。

「……キス、しない?」

 雷堂くんからの唐突な申し出。心拍数が一気に跳ね上がる。でもイヤじゃない。

「……うん、しよっか。」

 雷堂くんの方に向き直り、顎を上げて目を閉じる。

 ……なんだかこうやるのも初めてじゃない気がするけど、この後に訪れるであろう感触は思い出せない。
 雷堂くんとキスするのは、本当に初めてなのかも。

759:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/11 23:36:59 SS7FuooV
 やがて唇に柔らかな感触。
 私、雷堂くんとキスしてるんだ……。そう認識したら物凄く幸せな気持ちになった。
 ……雷堂くんとキスしてた時間はどのぐらいだったのだろうか。
 どちらからともなく触れ合っていた唇を離し、目を開ける。
 顔を真っ赤にした雷堂くんと目が合う。

「……そ、それじゃ!また明日!」

 気恥ずかしさに耐えきれなくなったのか、雷堂くんは自分の家の方に走っていった。
 その背中に向け、私は声高らかに叫ぶ。

「雷堂く~ん!大~好き!」



 家に入ると、おとーさんが玄関先で仁王立ちしていた。

「こなた、さっきまで一緒にいた男子とはどういう関係なんだ!?」

 むう、おとーさんに見つかってたか。

「私の彼氏だよ。」

 事実だけを淡々と告げる。

「な……なんだって──!?そんなの、お父さん認めませ──ん!!」

「別に認めてもらう必要ないでしょ。ていうか、娘の恋愛に口出ししないでよ。」

 まったく、この人はいつまでたっても娘離れが出来ないんだから……。

760:泉こなたの憂鬱
10/02/11 23:39:22 SS7FuooV
「こなたが悪い男に引っかかってないか、お父さん心配なんだよ~。」
「雷堂くんのコト悪く言うと、いくらおとーさんでも許さないよ?」

 にこやかな顔で拳を作ってみる。

「そんなに心配なら、会って話してみればいいじゃん。おとーさんもきっと気に入るよ。
それとも、娘が選んだ人が信じられない?」

 必殺の言葉を投げつける。

「こ……こなたぁ~……。」

 がっくりとうなだれるおとーさん。ふっ、勝ったwwwww

「……付き合うコトは許しても、まだ結婚は許さん!」
「心配しなくても、高校生の身で学生結婚する理由なんかないよw」

 大学生になったらわかんないけど。

「それより、今日のご飯なーに?私お腹ペコペコ~!」
「そ、そうだよな~。じゃあ、飯にするか~!
こうなったらこなた、その人のコトをkwskお父さんに話しなさい。聞いてやろうじゃないか~!」
「わかったよ~。じゃあ着替えるついでに、ゆーちゃん呼んでくるね。」

761:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:40:57 q+ViKt3e







「ふぅ……。」

 ご飯を食べてお風呂に入り、部屋に戻ると充電器のケーブルに差してある携帯を手に取る。
 そしてアドレスから雷堂くんの番号を呼び出し、ドキドキしながら通話ボタンを押す。
 2、3コール後、雷堂くんの携帯と繋がる。

『こっ、こなたさん!?ど、どうしたの急に?』

 雷堂くんの声は、裏返っていた。
 夕方の出来事がフラッシュバックする。
 確かに気恥ずかしかったけど、だけど私達は恋人同士なんだからと自分に言い聞かせ、私は声を発する。

「あ……あのね、ちょっと雷堂くんの声が聴きたくなっちゃってさ。……迷惑だった?」
『そ、そんなコトないさ。実は、俺もこなたさんのコト考えて、声、聴きたいなって思ってたから。』
「本当?よかったー。」
 こんな些細なコトでも、気持ちが通じ合うって幸せなコトなんだね。

「そういえば、今日の夕飯の時にね……。」

762:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:42:41 q+ViKt3e
 話したいコトは山ほどある。

『へぇ、そうだったんだ。』

 だけど、それは全て他愛ない話で……。

「でさー、かがみがね……。」

 それこそ、明日話してもいいようなどうでもいい内容で。

『あはははは。それ、面白いな。』

 だけど、それでも今、話したかった。

「そうそう、実は雷堂くんに聴いて欲しい曲があるんだ。明日CD貸してあげるけど、今ちょっと聴いてみてよ。」

 CDコンポにCDをセットして、再生ボタンを押す。



♪そっと繋いだ繋いだ手に 気持ちが鼓動がほら伝わるよ不思議
♪もう夢でもウソでもない 明日も明日もねぇまた逢えるね


763:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:44:12 q+ViKt3e



 そう。また明日、雷堂くんに逢えるのだ。

「あっ、もうこんな時間だ。」

 楽しいひとときの時間の流れは非情なぐらい早くて……。

『本当だ。もう寝ないと明日遅刻するな。』

 もっと雷堂くんとお話したい。でも時間は止まってくれない。

『こなたさんは、また徹夜するの?』

 だから……。

「ううん、今日は私も早めに休むコトにする。」
 雷堂くんと一秒でも長く話したいから……。

『そう?それじゃ、また明日、学校でね。』

 私は明日を早く迎えに行く。

「うん。おやすみ、雷堂くん。また、明日。」

 明日もまた雷堂くんに逢える。

『うん。おやすみ、こなたさん。』

 明日がすごく待ち遠しい。

764:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:46:34 q+ViKt3e
 恋のパワーって、本当にすごい。
 私のヲタ趣味を上回るぐらいにすごい。
 マンガやアニメ、ゲームの恋人達は、こんな風に幸せな気持ちでいたんだね。

 私達の物語は今始まったばかり。

 この物語の結末は誰も知らない。

 だけど……。

 絶対……!

 幸せな結末を迎える。
 ……大好きな人とともに。

 幸せな気持ちを胸に抱いたまま、私はベッドに潜り込む。



 ─夢の中でも、雷堂くんに逢えますように─




──END──

765:泉こなたの憂鬱
10/02/12 09:50:14 q+ViKt3e
てな訳で、泉こなたの憂鬱、完結


つまらない駄文でスレ汚しサーセンwwwww


また機会あったら荒らしにくるかもしれないけど……犬に噛まれた程度に思ってくりゃれ

766:名無しくん、、、好きです。。。
10/02/20 16:57:28 ZNJTirZA
既出かもだが理想郷で
1スレ目でつかさSS書いてた人が他のSSも載せてるね

767:名無しくん、、、好きです。。。
10/04/09 01:14:26 Q0HeYddz
あげ

768:名無しくん、、、好きです。。。
10/04/16 02:10:13 UgmJgwQp
テスト

769:名無しくん、、、好きです。。。
10/04/27 04:48:58 FgYuva7j
主人公「ひかる先生、シャツ出てますよ、ほら…」
主人公「ひかる先生、おべんと付けてどこ行くんですか」
主人公「ひかる先生、ネクタイ曲がってますよ」
ひかる「うるさいなぁ~…ふゆきかお前は」

主人公「ひかる先生、髪の毛くしゃくしゃですよ」
ひかる「いいだろ、少しくらい」
主人公「駄目ですよ、せっかくの可愛い顔が台無しになりますよ、もう」
ひかる「なっ可愛い!?…お世辞はよせ」
主人公「いや別にお世辞じゃないですけど…よく見たら整った顔立ちしてると思いますよ、ひかる先生」
ひかる「~!?」

770:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/23 18:31:23 D2Dbl+ak
もう人いないのかな
最近このスレの存在に気づいたんだけどね
まだ需要あるならまとめwikiの方更新しようかとか考えてるんだが・・・

あげ

771:☆SHADOW☆
10/05/23 23:50:27 hCvAkTN/
確かに最近人減った気が…しなくもない。
でも需要はまだあるさ!!きっと。

772:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/24 10:05:19 Ph/h4CFk
>>770-771
まだだ!まだ終わらんよ

773:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/25 13:16:28 IcAZ9Y6R
今書いてるよ、てぃーちゃーずるーと
まとめてくれるならモチベーションが上がる。
このままではいつ完成するか分からん。オレは悪くないカルドセプトが悪いんだ

774:名無しくん、、、好きです。。。
10/05/25 21:13:21 5eAlpP8v
けいおんや化物語、ハルヒにいってしまったからじゃないか?
今日朝みて久々にみにきたお

775:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/05 00:41:05 eGaTGH6o
過去板残ってたりしないのかね~まとめられてないSSもかなりあったし…ひかげルートはよかった 人気再来と活性化を期待してあげ

776:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/08 23:00:51 v/jPk0tW
URLリンク(imepita.jp)

こんな展開らしいけど。
追加要素期待できるかな。

777:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/11 18:34:55 oqmvoq6z
ファミ通に新情報あったぞ。新シナリオが追加されているらしい

778:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/14 22:41:48 OYX+J0Ch
やったああああああああああああPS2持ってなかった俺歓喜
発売したらある程度人が戻って活気が出ることを祈る
ちょっとやる気でてきたから話考えてみようかな

779:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/20 01:02:41 StN6bsP7
やまとが攻略できるといいなぁ・・・

780:名無しくん、、、好きです。。。
10/06/26 10:05:17 mfMsqD1g
保守

781:名無しくん、、、好きです。。。
10/07/20 02:15:30 g2YkFXQP
最近過疎ってるね~ 保守

782:名無しくん、、、好きです。。。
10/08/04 21:10:33 6TUNlafV
新参が保守にきましたよっと

783:名無しくん、、、好きです。。。
10/08/14 05:44:47 Yn3IdoMg
画像クレ

784:名無しくん、、、好きです。。。
10/09/05 05:06:58 WcU822uR
他所でだけど桜藤祭ネタSSがあったよ
URLリンク(www34.atwiki.jp)

785:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/03 05:00:57 9XgFgGPc
アニメ板が規制で書き込めないので
こっちで質問

OVAで
魔法をリセットするために
かがみが言った呪文
「こ○○た~い」 だけど
ピー音が入ってて意味わかんないんですけど

786:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/04 19:18:35 g1j1xhJA
【速報】「ファンが怖くなった」…声優の平野綾さんが芸能界引退
スレリンク(nissin板)

787:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/12 19:44:26 u1AaFwoP
まだ残っているという事実におねーさんびっくりだ。

もしもう一度だけでも盛り上がる事があれば、
2話目や3話目の頃に無理やり捻り出した甲斐があったというものだが

788:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/26 06:32:35 WzBuNGjU
PSPのリメイクがでて、
そっちの方がプレステ2より、性能が良いので
わざわざ、1000円のプレステの方には
手を出さない方が無難ですか?

それとも、マニアは、両方買いですか?
でも、どっちも同じストーリーなんだよね?
追加要素以外は


789:名無しくん、、、好きです。。。
10/10/27 00:19:54 h2c49TBF
まぁ、PSP版にない要素もあるし・・・
1000円なら買っても良いだろう

790:名無しくん、、、好きです。。。
10/11/21 21:47:32 0gjJqp7i
まずい、後1ヶ月しかない
発売前に書き終わらん

791:龍二
10/12/17 22:07:02 ov+zz8fD
こんなこと、コテつけて書き込むのもアレだけど
リメイク版発売に向けてある程度書いてあったんで、
発売後少ししたら投稿しやす。

でも今までの文章の厨二っぷりにうわあああってなったから
慎重に推敲しつつゆっくりと、ということで。


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