11/06/07 15:02:59.26 fFFYnfWf
山崎氏=16番は、各国の車両と日本の車両を同一線路16.5mmで走らせるのみか、
同時走行までを考えていた。
具体的に言えば1つのレイアウト上に同時に日米の車両を乗せて、すれ違ったり、並走したりする事を想定してた。
だから、米国に比べ車両の小さい日本車に対して縮尺にハンデを付けた。
1、しかし当初の予想と違い、日本の大部分の16番ゲージャーは日本車趣味の人ばかりになってしまった。
こうなると米車に比べて相性が良いなどと言う観点は不要になるから、
わざわざ米車に擦り寄って【下駄履かせた縮尺】は意味が無くなってしまった。
2、16番は情景付き固定レイアウトを作るのが住宅事情から困難なため、
ファンの努力は個々の車両の限界近い精密化に向かった。
しかしこの方向は本来は理由(米欧日同列模型)あって蟹股にした規格の壁にぶつかる。
3、HOは元々英OOに於ける車体、ゲージ、異縮尺を改良する目的があったのだが、
戦後の米国HOはこの原則を推し進め実物狭軌ゲージは模型も狭軌ゲージにする方に向かった。
(具体的に915mmゲージ=模型10.5mmゲージ)こうなると蟹股になってまで身をやつして米国HOに擦り寄った
日本の16番の意味は無くなってしまう。
以上は山崎氏の誤算です。
この間山崎氏は16番車両の精密化をほとんど煽っていないが、これは掛け値なく氏の卓見です。
C62の1号機と2号機の違いの模型表現なんて16番に限れば袋小路に至る道と思ってたんじゃないでしょうか。