10/02/21 11:04:15
＞ここの東京人は分が悪くなると地方の特殊な例と比較したがるよね
分がどうとか、東京の水道はとっくに改善されてると云う事で終結してるんだけど。
んじゃあ、特別に東京・大阪以外で今も国内の約９７％を占める浄水方法を教えてやろうか？
一部に膜等を併用する例もあるが、水道利用人口が２万人以上の街ならこの急速濾過法がほぼ一般的。
さあ、元都民君が「美味しい」と自慢するお国の水道水がどれだけ薬品で処理されてるか判るかな？（笑
まず河川やダムから取水された原水は次亜塩素酸ナトリウムを注入され貯水槽に一旦貯められた後
薬品混和池と呼ばれる場所に送られる。次に汚濁物質を凝集させるためにポリ塩化アルミニウム
を加え撹拌し、フラック形成池に送り次の薬品沈殿池で凝集沈殿させる。
薬品沈殿池を出る時には次亜塩素酸ナトリウムが再び注入され、急速濾過池に送られる。
ここでは、沈殿しきれなかった汚濁物質を含んだうわ水を砂利を用いて濾過する。
そして再度次亜塩素酸ナトリウムを注入した後、浄水池から送水管で市町村の配水池に送り
配水前に再び塩素が加えられる。配水先によってはさらに塩素濃度を管理される場合もある。
源水がどうであろうと法的に『公共水道』であれば基本的にこれらのプロセスが省略される事は無い。
補足だが、イオン化傾向にある臭気はこの方法では処理できず東京は昭和４０年代の多摩川汚染の教訓から
河川の浄化や設備変更など早期に対応したが、大阪は琵琶湖の汚染に対し抜本的な策を講じなかった。
この事から関西に於いては未だ『都市圏の水は不味い＝東京の水は不味い』と言い伝えられている。
信じる、信じないはあなた次第（笑