05/06/20 09:22:54
★BSEで米国視察報告、杜撰な検査批判/全国食健連
全国食健連は17日、東京・永田町の議員会館内で、米国の牛海綿状脳症(BSE)
対策の緊急視察報告会を開いた。
視察したのは全国食健連の坂口正明事務局長や農民連の佐々木健三会長、農民連
食品分析センターの石黒昌孝所長ら。5月30日から6月6日にかけ、米農務省の
ランバート副次官や全米食肉輸出連合会のセング会長らと会談した。
報告で、坂口事務局長らは米農務省の内部監査局が勧告するまでウエスタンブロット
(WB)法と呼ばれる感度の高い検査法をしていなかったことなどに不信感を表明。
「米国の検査は、杜撰だ」と批判した。
また、BSEの病原体発見でノーベル賞を受けた米カリフォルニア大学のプルシナー教授が
感度の高い検査法の導入を提案していることに対し、米農務省のランバート副次官が
「採用する気はない」と述べたとし、米国の姿勢に疑問を示した。
米国の消費者の間で、米国産とカナダ産を見分ける牛肉の原産国表示の徹底を求める
声が強まっていることも紹介し、同国でBSE対策の強化を求める世論が高まることに
期待を示した。
[2005年06月18日付] 日本農業新聞 URLリンク(www.nougyou-shimbun.ne.jp)