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台湾議会が牛肉輸入規制を強化 米国反発、内政危機も 2010/01/05 21:52
台湾の立法院(国会)は5日、馬英九政権が昨年11月に緩和した牛海綿
状脳症(BSE)対策のための米国産牛肉輸入規制を、再び強化するための
食品衛生管理法改正案を可決した。規制緩和は馬政権が米国との合意に基づ
き実施しており、米国の台湾代表部に相当する「在台協会台北事務所」は法
改正に対し「一方的な合意の破棄」とのコメントを出し、強く反発。法改正
には馬総統の政権与党、国民党の議員らも積極推進する側に回ったことから
「馬総統の大きな挫折であり、政権の危機だ」(台湾紙、中国時報)との指
摘が出ている。地元報道によると、台湾が米国との自由貿易協定(FTA)
締結を目指し、台北で2月に開く予定だった米台の投資貿易に関する会議が
中止になったほか、米国から台湾への武器供与延期などの問題に発展すると
の懸念も出ている。台湾は2003年に米国産牛肉の輸入を禁止。06年に
生後30カ月未満の骨なし牛肉に限り輸入を解禁した。昨年の規制緩和で、
生後30カ月未満の牛肉について、特定危険部位のへんとうと回腸(小腸の
一部)を除くすべての部位の輸入を認めていたが、5日の改正案可決でミン
チ肉や内臓などが輸入禁止となる。
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