05/05/28 11:58:19
中国農業省は27日、中国国内におけるウイルス性の急性伝染病、口蹄(こうてい)疫の
発生状況について記者会見を開き、4~5月にかけて北京や山東省などの計5カ所で
感染・発病が確認され、乳牛や肉牛計3771頭を処分したことを明らかにした。
同省獣医局の賈幼陵局長によると、山東省泰安市で4月上旬、酪農場2カ所で相次いで
口蹄疫が発生した。その後、5月上旬には新疆ウイグル自治区と北京市の酪農場
計2カ所で発病を確認。河北省三河市の酪農場1カ所でも512頭の感染が確認された。
各地では、動物防疫法に基づいて発生地区の封鎖、消毒措置、処分などを実施した。
また、5月13日には国連食糧農業機関(FAO)などに報告したという。
口蹄疫発生に関し中国当局がメディアに感染状況の報道を禁じる措置を取っていると
した香港紙報道などに対して、賈局長は「中国国内では5月14日に既に関連報道が
ある。中国政府は口蹄疫を隠す意思はない」と否定。
しかし「関係する地方政府が隠しているかどうか、私は保証しようがない」とも述べ、
地方政府が評判を気にして隠ぺい工作をしている可能性を否定しなかった。
■ソース
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)