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アメリカ農務省の狂牛病対策(未対策)最新事情
2005/06/26付報道で、ニューヨークタイムズ紙が米国の狂牛病対策の懸念材料
をいくつか挙げている。以下に同記事の要点を列挙しておこう。
米農務省は7ヶ月前(昨年11月)BSE感染の疑いがある牛の検査を内密に行い
感染を確認したが、検査結果のネガティブ面を米国内で公表していなかった。
新たに発覚した感染牛は米国生まれとされ、感染経路については前回と異な
った飼料源と推定されているが、ジョハンズ長官の回答は曖昧なままである。
狂牛病感染の検査基準について、日本では全頭検査をしているが、
ヨーロッパではおよそ4頭に1頭の割合で検査している。一方の米国では、
現在90頭につき1頭の割合で感染検査をしている。
2003年に米国で最初の狂牛病感染が確認された際は、
1,700頭につき1頭の割合だった。
2004年度に米国では38万8,000頭について狂牛病感染検査を行ったが