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◇怖い浮世絵で〝涼〟を 馬頭広重美術館で企画展
【那珂川】町馬頭広重美術館の企画展「よみがえる江戸のお化け・妖怪」が
5日から同館で開催される。四谷怪談のお岩さんや番町皿屋敷のお菊さんの
幽霊はじめ、かっぱやぬらりひょんなどの妖怪が描かれた絵巻物や浮世絵を展示する。
14日夜には肝試しも行う予定で、同館では「暑い夏に身も心も寒くなって帰ってほしい」と
来場を呼び掛けている。
夜をわずかな灯火で過ごす江戸時代の人々にとって、お化けや妖怪は身近な存在。
新月の夜になると「百物語」と呼ばれる怪談話の会が開かれていた。怪談話の
人気は多くの怪談本を生み出し、大ヒット作も出た。
同展は、子どもたちが身近に感じることができるお化けや妖怪の作品を通じ、
浮世絵に親しんでもらおうと企画した。
江戸時代から明治時代にかけ作成された絵巻物や浮世絵版画、版本などから作品を選定
。三代歌川豊国の「東海道四谷怪談 蛇山庵室の場」や「皿屋敷 おきくの霊」をはじめ、
妖怪やお化けを描くための手本帳だった「百怪図巻」「百鬼夜行絵巻」などから
ぬらりひょんやかっぱなどの作品約50点を展示する。
6日午後1時半からは長井裕子主任学芸員による講演会を開くほか、14日午後7時からは
小学生以下(定員50人、参加無料)を対象に、隣接の乾徳寺と同館を往復するコースで
肝試しを行う。また期間中、ミュージアムショップで「ゲゲゲの鬼太郎」グッズを販売する。
9月11日まで、午前9時30分~午後5時(14日は同7時30分)。
大人500円、高校・大学生300円、中学生以下と70歳以上は無料。
月曜休館。
ソース(下野新聞)URLリンク(www.shimotsuke.co.jp)
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