11/03/25 17:30:10.42
「おかえり、ハチ」。宮古市内で衰弱していたところを動物病院に保護されたシバイヌが
22日、飼い主に引き取られた。津波にのまれたが何とか生き延び、11日ぶりの再会。
家が流失してしまった家族に元気を与えている。
シバイヌは、宮古市の市職員岩田さん(53)の飼い犬ハチ(13歳、雄)。
自宅で岩田さんの母(83)と一緒にいたところ地震が発生。必死にハチを引っ張って
逃げたが、津波に追いつかれた。母親は近くの金網につかまって難を逃れたが、ハチは
首輪が抜けて波の中に見えなくなったという。
その後、岩田さんら家族はハチを捜し続けたが見つからなかった。しかし22日、
岩手日報でハチが動物病院に保護されたことを知り、すぐに引き取った。
岩田さんは「最近は体調を崩すことも増えていたので、半ば駄目かと思っていた。
本当に頑張ってくれた」と胸をなで下ろす。
再会を一番喜んだのは母親。岩田さんは親戚のつてで新たな借家に入居できたが、
日中に一人でいるとハチを思い出し、さみしさが募っていた。
母親は「もう最高の喜び。津波で財産が裸になっても、ハチがいてくれれば力が
湧いてくる」と、犬を強く抱きしめる。
URLリンク(www.iwate-np.co.jp)
【写真=津波を乗り越え、再会を喜ぶ母親とハチ】
▲岩手日報(2011/03/23)
URLリンク(www.iwate-np.co.jp)