11/01/26 18:51:26
木彫りの龍が巻き付くようにデザインされ、195万円で販売されている井波彫刻の
エレキギターに昨年末、初めての注文が入り、職人の高田さん(45)(富山県南砺市本町)
が制作に取りかかっている。
完成は7月頃の予定で、高田さんはすでに図案を描き上げており、「最高の作品を作り、
次の受注につなげたい」と意気込んでいる。
住宅事情の変化などで、主力商品だった欄間や置物の注文が減る中、新たな商品を開発
しようと、井波彫刻協同組合が企画。ギター本体を楽器製造の「ESP」(東京)が担当し、
高田さんがデザイン、彫刻して2009年1月にサンプル作品「龍剣」(重量8キロ・グラム)
を完成させた。
ギターは、井波彫刻総合会館(南砺市北川)に展示され、斬新なデザインが話題となった。
同組合は、地元のアマチュアバンドに貸し出すなどしてギターをPR。同10月には日本の
エレキギター演奏の第一人者、寺内タケシさんが同市内のイベントで龍剣を演奏し、
ファンを魅了した。
テレビ番組でも取り上げられ、同組合には「どこで見られるのか」「値段はいくらか」
などと問い合わせがあったが、195万円という高額がネックとなり、注文は入らなかった。
昨年12月、同会館を訪れた千葉県の男性が「新聞などで見ていたが、実物を見ると迫力が
ある」と発注を決意。今回もESPと共同制作で、4月頃から彫刻を始めるという。
サンプルの「龍剣」は、演奏時に龍の頭が逆さになってしまうため、横向きのデザインに
変更。重量も1・5キロ軽くした。高田さんは「ギターをきっかけに、多くの人に井波彫刻の
魅力を知ってほしい」としている。
井波彫刻のギターを手に意気込みを語る高田さん
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読売新聞
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