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芯地は大きく別けると「毛芯」と「接着芯」の2つに分かれます。
毛芯は馬やキャメルの尻尾でできていて、適度な柔らかさがあって、
綺麗な型を保ちます。
もちろん芯地と表地もしっかりと糸で留められます。
しかし、このような手間のかかる芯の縫い合わせをやっていては、量産できません。
従って価格を下げる事も出来ません。
量販店に並ぶ2万円とか5万円程度のスーツで、このようなコストはかけていられません。
そこで接着芯を使う訳です。
簡単に言うと、接着剤で芯と生地を張り合わせてしまう訳です。
手間をかけず時間短縮できるため、短時間で均一にたくさん作れるのです。
接着剤ですから湿気や温度、水に非常に弱く、雨に濡れれば接着剤が緩みシワシワになってきます。