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流行歌の歴史をおおざっぱに言うと、戦前、藤山、淡谷など、アカデミズム本格歌唱歌手達が活躍した黎明期から、
戦後、民謡や浪曲で鍛えた、三橋、三波、春日、村田や、美空、島倉ら実力歌手たちの活躍した古典期を経て、
大手プロが近代ビジネスとして歌手を商品と位置付け、メディアミックス、ビジュアル、ティーンエイジを重視した
テレビ時代の三つに区分できるだろう。
「歌屋論争」はまさにテレビ時代の幕開けに起きたイデオロギー論争といえる。
しかし、酒井は勝ったと言えるだろうか。流行歌手はテレビに咲いた花であったが、次第に大衆から飽きられ、
ゴールデンタイムを華やかに盛り上げた流行歌は今や下火になった。大衆は流行の裏でうごめく大手資本の収益追求のための、
大衆操作に気付き始めた。ネットの影響で。