10/11/12 13:56:24 H+zb/GPQ
アーチェリーのシーズンが大詰めを迎えてますが、牧場の裏の森の入り口の木にあるスタンドから鹿を待っていた所、
かわいいネコちゃんがやってきました。
全身カモフラージュで地面から１８フィート程上に位置しているため、ネコちゃんは私には全く気がついていません。
どうやら外害というか、牛舎に住んで勝手に増殖しているネコちゃんの内の一匹のようです。
牧場の親父さんに時々ネコちゃんの頭数減らしを頼まれるので、容赦する必要はありません。
ネコちゃんが来たおかげで夕刻の鹿狩りが台無しになってしまったので、的にして遊んであげることにしました。
距離は大体４０ヤード程。水平状態で３０ヤードに照準期の一番上のピンを合わせてあるので、上から二番目のピンで照準を会わせればバッチリの筈です。
安いフィールドティップ、鉄の鏃をつけた矢をつがえました。カミソリ三枚刃の鏃は鹿用にとっておきます。
第一、カミソリの鏃だと直径１.５インチの切り込みがネコちゃんの体を貫通してしまうので速攻で血が無くなってしまいそうで気の毒です。
コンパウンドなので、弦を引っ張る時は定格の７０ポンドの力が必要ですが、引ききると軽くなって大体４２ポンド程の引きで引ききった状態を維持出来ます。
照準を合わせ、ネコちゃんの動きを追い続け、凛々しい横姿になった時に肺と心臓が重なる辺りに向けてトリガー付きの弦引きのトリガーを絞りました。
ネコちゃんとアーチェリーで遊ぶのは初めてなのでちょっと緊張したのでしょう、距離の事だけ考えていて下方に向けて弓を射っているという事を忘れていました。
水平より下方向に弓を射つ状態だと余り落ちが鈍るのです。
矢はネコちゃんの背中の上スレスレでハズレてしまいました。
仰天したネコちゃん、一瞬固まってから飛ぶようにどこかに走り去ってしまいました。
ネコちゃんの期待に応えられなかった自分が情けないです。