10/10/11 19:43:52 1O1myLXK
・樹葉すべてが薬物としての商品価値を有する大麻と異なり、
ケシの麻薬として商品価値のある部分は乳液を固めたアヘンなどごく一部であり、利益率が低い。
・へら掻きによるアヘンの採取は人手、手間、時間といったコストもかなりかかる。
その割に得られる量はごく僅か( 9kg のアヘンを得るのにケシの実約 18,000 本が必要)である。
・そうして集めたアヘンも、効き目がモルヒネやヘロインより数段劣るため麻薬としての商品価値はかなり低い。
価値を高めるには精製、及び化学的に加工する必要があるが、そうすると量がさらにアヘンのときの 20~25% までに減る。
・有機溶媒を用いて化学的に麻薬成分アルカロイドを抽出する方法は効率的だが、
大がかりな装置が必要となるので必然的に発覚しやすい。
といった短所を抱えている。 本種を資金源に利用する側からすれば、リスクを冒して違法栽培をするより、
政情不安地域で国際条約を無視して生産したそれを密輸したほうがはるかに手早く、昨今の円高事情によりコストも安く済むことは容易に想像できる。
そもそも直根性だから鉢植えに向かないし、欧米じゃ観賞用にされた品種の種子も、
普通に売られてるので知らないで買ってきて植えるバカも多いよ。