10/11/26 23:20:06 ap2Ivd3n
>>183
現実を冷静に、客観的に分析できていないから、その人たちは妄信できる。
天皇制に夢が見れるのだ。(ある種、幸せなことである。)
が、幻想は幻滅と常に抱き合わせである。崇められるのもある種危険をはらんでいる。
そうでなければ、ハプスブルグやロマノフ王朝、清王朝が滅びるだろうか?
世界的に、王室の廃止は歴史の必然である。
明治の国会で側室制度の廃止が決定されたとき、「世継ぎに恵まれねばどうするか?」の
質問に、「それは天が皇室を見放した時だ。」と時の権力者がはっきりと回答した。
これはかなり象徴的ではないか…。
92さんが妃候補にあがったのはある種理想的ではあったが、済んだ話はさておき、
ひさ様に、ふさわしいそういう宮家出身のお姫様がどなたかおいでか?旧華族も庶民化している。
大変恐縮だが、遺伝や発達障害についての知識は庶民のほうが詳しく、そういう意味でも、
冷泉帝の時代と違い、妃というだけで、大喜びで娘を差し出すような大貴族はもういない。
もう、次の代には妃候補などきわめて難しいことが、かれらの将来を物語っている。
失礼を承知で、現代の裕福な被差別階級だと思う。
天皇が戦争責任を取らなかったことに不快を覚える国民もいるだろうし、
(終戦直後の国民デモ、「御名御璽、朕はたらふく食ってるぞ」のプラカード)、無名の英霊の声は?
戦争を始めるのなら、イギリスの皇子のように最前線に出てこそ辻褄が合う。
やはり彼らは京都御所でひっそり暮らしていたほうが中立的存在、
日本の神主らしくて役割が明確だったと思う。
高貴で、世俗を離れて、神聖でなくてはいけなかった。
開かれた皇室などいらなかったのだ。
良子皇后は、5人目にして皇子をやっと産んだが、側室制度の復活をさんざん
政府につつかれながらも、公には一切愚痴ることなく生涯を終えた。
いびりだ何だとアピールしないのが皇后の品格であり、「はしたない」、
いいかえれば、それ位人間離れしていないと務まらない(特殊な)家なのである。
水俣チッソの実孫の妃を推すに至っては、美智子さんは完全に誤ったと思う。
民間人同士の結婚ならそれで良い。が、日本一の特殊な旧家の舵取りは本当に難しいのだ。
妃選びの基準は一切無視。これも、冒頭の、「天が皇室を見放した時」に入るのだろう。
結果、皇子は産まれないまま、皇室の評判は危機的に落ちた。
が、これも大きい流れとしては、世界的な王室廃止の流れの一環であり、
宝物を展示して自活しているイギリス王室ですら、王子の結婚費用は税金を使うなと
国民に念押しされている。
もう、皇室は全ての面で詰んでいる、おそらく、運が良ければだが、
最後は徳川家のように静かに世間からフェイドアウトするだろう。