11/09/17 11:35:36.22 zF0Cc90A
>>411
ブラム・ストーカーの原作とストーリー展開はラストシーン以外は忠実かと思います。
ただ原作は登場人物(ジョナサン、ミーナ、クインシー、ルーシーら)の
手紙のやり取りや日記で物語が進むので、ドラキュラ伯爵の心情は全くわかりません。
だから逆に多くのドラキュラ物語が生まれたのだと思います。
ミュージカルとややイメージが違うのは、ルーシーは母親思いのしとやかな女性であること
教授は恋人を殺されたわけではなく、知識人として存在してること
レンフィールドは若くは無くジャックの研究材料であること・・・かな?
原作ではジョナサンさんがドラキュラに杭を打ち滅ぼします。
ハーカー夫妻には男の子が生まれ、名前をクインシーと付けます。
教授も健在でクインシーを可愛がっている。
アーサーとジャックは新たな出会いがあり結婚し、大団円で終わります。
今回の物語は1992年の映画、コッポラ監督の「ドラキュラ」に近いと思います。
伯爵が人間だった時の愛妻の生まれ変わりがミーナという設定。
ミュージカルのほうでも伯爵のソロナンバーの中に
過去にミーナと出会っていたと思われる歌詞が1幕2幕ともに出てきます。
映画の方もドラキュラ討伐隊が伯爵を追い詰めますが、たいして活躍なく(笑)
ドラキュラはミーナの手で葬られ、ミーナは生き残りますが
ジョナサンと復縁はなさそーな感じで終わります。
1回観劇の人には優しくない演出だなと思います。
不明な点を想像して楽しめるタイプの人はいいですが。
2回観劇の人は少し勉強すると面白いかも。
ブラピの「ツリー・オブ・ライフ」が面白いと思うか、つまらないと思うかそれと同じ。
長文失礼しました。