◎三谷作品総合スレPart14◎at DRAMA
◎三谷作品総合スレPart14◎ - 暇つぶし2ch223:名無しさん@公演中
11/04/08 19:52:21.15 HWdMLLwo
書き込みを読んでいると「一体何がメッセージだったの?」
という内容が意外にも多いので、個人的な感想と メッセージと思われるモノを素直に書いてみます。

私は三谷作品を観るのは初めてで、 今までの作風など全く判らない様な輩ですので、
チラシの裏程度に読んでください。

先ず、ナチ党の幹部が必ずしも悪役然とした側面しか持って居なかった訳でなく、
映画鑑賞や庭仕事や歌が大好きなとても愉快な、どこにでも居そうなオッチャンだった、
のではないか?という事。そしてそれは我々も環境によっては、いやもしかしたら既に、
あの恐ろしい大虐殺を事務処理していった彼らと同類になるかも知れない、
そういった恐怖を表現しているのではないかと思います。

また、パンフレットを捲るとこんな文章がありました。
「集団の怖さについて考えることも大切なことだけど、僕にはむしろ、それでも集団に流されなかった人がいた という事実が、心に迫るんです。 作・演出/三谷幸喜」
これを読んだ時に真っ先に思い浮かんだのはグリュンドゲンス。
私は今まで何ら間違った事をしてきた覚えは無い、と堂々と言える自信が私にはあるだろうか? 例え命が保障されていようとも。

私は恥ずかしながらナチス・ドイツの歴史的背景さえ詳しくない。登場人物の殆どが耳慣れない名前であった。
しかし、ここまで心を抉られ、これ程までに心に刻み込んだのは、もしかすると知識や情報、数値ではなく、あの舞台の異様な雰囲気が、
自分が今まさにナチス・ドイツに居たかの様な錯覚を起こさせる空気がそうさせたのではないかと思う。

知識では史実であると知ってはいた。しかしもう他人事ではなくなってしまった。
これから、この舞台を契機にあの時代の事を考えていくだろうと思う。そんな強烈な舞台だったと、個人的に思っています。


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