10/07/28 20:44:07 75Ca5tBf
じゃあ名古屋の感想を書いちゃおうかな。
あくまで主観的な感想としてヨロシク、的外れなのもあるかも。
上手く表現されてたように感じたのは「歪み」。
2人の子供と、それを取り巻く周囲の環境の歪みっぷりがよく出てたと思う。
音響、照明等の演出も良い具合に重なり合って、観る側に(良い意味で)不安感を与えてくれた。
演技は特に包帯の子供の演技が良かったかな。パントのみでよくあれだけ演技が出来るなぁと尊敬。
幕が下りる時のラストシーンの…何ていうんだろう、幻想的なあれもすごく良かった。
その反面、話の展開の仕方がもったいなかったかな、って個人的には思う。
具体的に言えば、序盤からもうちょっと話に対する情報を盛り込んで欲しかった。
何も客に情報を与えない方がより「何が起こるのだろう?」という不安を与えられるとも考えられるけれど、
それ以上に話に置いてけぼりにされてる感を感じてしまうのが残念だった。
その分どんどん事情が明るみになってくる中盤以降になれば話に入って行けて良かった。
感想としてはここまで。
…あと、以下のことは感想とかそういうのとは別にして皆に聞きたいんだけど……
ラストの展開はどうなんだろう。
確かに、子供の歪んだ愛情というか、そういうものを表現するのに「友達を殺す」っていうのは最適だと思う。
思いっきり理不尽で、思いっきり矛盾してて、思いっきり歪んでて…それは分かる。分かるけど…
それでも、どうしても命が軽く扱われてるように感じてしまう。
「軽く扱う」っていうと語弊があるかもしれないけれど……殺しに至るまでの歪みの過程が短く感じるのが原因かな。
ただ、その辺りが短いことで幼い子供特有の突発的な衝動というのがよく伝わってきたっていうのも確かで…。
劇としての展開では、最適解が友達殺しっていうのは理解できる。
けれどまるで「ストーリーの展開のために死にました」っていうのに不快感を覚えてしまう自分もいる。
これってどっちが正しいんだろう?
この劇から受けた衝撃で文章がしっちゃかめっちゃかになってる気がするけど…
誰か教えて下さい、お願いします。