10/10/10 12:34:33 YpAJE+ul
<某劇団員のブログより>
本作品、上演時間は10分休憩ありの約150分を予定いたしております。
芝居の世界では、台本が完成するのが公演間際になってしまい、90分くらいを狙っていながら120分になったり、場合によってはもっと長くなったりといったことがままありますが。
そして、どこを削るかあくせくするなかで本番を迎えるといったことが。
今回の150分は、それとは全く違った、150分です。
9月の前半の時点で、脚本の清末、演出の川口、そして自分で完成した脚本について話し合い、上演時間は150分目安で行こうと決定しました。
それは、今回の戯曲が150分であることを要請しているから。
そして、150分という長さを感じさせない作品に仕上がるという確信と、150分でしか描けないものがここにあるという確信があったからです。
脚本と演出で何度も何度も言葉を交わし、書き直しを繰り返して完成したこの戯曲ですが、結果、その構成の緊密さは絶妙なバランスで成立しており、150分の積み重ねのなかでこそ辿り着ける、遥か遠い地点へとその切っ先が届いている。
長い芝居は、それだけで、つらい、観ない、という人には、大変残念ですが、仕方ないですね、といったことになってしまいます。
しかし、そうでないなら、この点については騙されたと思って、なんとしても観にきてほしい。
150分でしか描けない遠い地点へ、連れて行きますので。
だいたいが、『アンドレイ・ルブリョフ』が182分、『七人の侍』が207分、『エロス+虐殺』が216分、テンテンテン。
まあそんなこんなで、凄い芝居になりますぜ。
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ダメだ、こりゃw