08/03/04 20:29:35 IcSewtqt
上演6 平舘「七人の部長」(既成)
<内容>
私立ヤツシマ高校の「部活動予算会議」に集まった七人の部長たち。
例年通りすんなりと終わるかに思われた会議だったが、会議は脱線また脱線。(以下有名作品につき割愛...)
<個人的感想>
今回の県大では平舘,水沢の2校がこの演目。両校お互いにかなり意識してたっぽい。
平舘のほうは審査員が「人物のアンサンブルが良くてバランスの取れた舞台」と講評してた。
確かに、生徒会長や剣道部が突出しがちなこの脚本で、うまく7人全員に同じ量のスポットを当ててたと思う。
台詞の言い方も誇張しないで自然体に言ってて、素直に高校生を演じてた。
元々女子だけの設定に男子2人(ソフト→野球部、文芸部)を投入したことで舞台がより締まってた。
野球部がやや他の女子と親しそうに振る舞いすぎた気もするけどね。気のせいかな。
装置は机をこんな感じに置いて→??? 左右対称で奥行きを感じるつくりになってた。
ただ、この配置のせいで舞台前面中央が使えなくてアクティングエリアが狭くなってたのが残念。
大抵の学校は雨の音は陸上部が「雨でも降ってるならだけど」っていう時以外は流してないと思うけど、
この劇ではずーっとさりげなく小さな音で流れ続けててよかった。 (↑よく知らないが…)
生徒会長の清潔感漂う演技は特に好感持てたな。5月なのにストッキングはいてたのが気になったけど…
演劇部はなんか力の抜けたような投げやりっぽいキャラ(に見えた)で、俺のイメージと違う演出だったかも。
剣道部は役柄をしっかり理解してて、なんだか憎めない騒がしいキャラをしっかり演じてた。
陸上部は変人部長の中で唯一まともな落ち着いた人っていう役柄で、魅力的だった。
野球部(ソフト部)は男にして正解。「いるなぁこんな男子」って感じで、いいアクセントになってた。
文芸部はやや大人しすぎた印象。もうちょっとクセのある強烈なキャラでも良かったと思う。
アニメ部はなぜか覚えていない…なんでだろ…印象薄いな…
笑いどころで一応笑ってもらえてたけど、もっといけるはずなんだろうなぁと思う場面多数。惜しい。
全体的にすっきりしたつくりになっていて好印象。優良賞でした。