11/11/14 23:12:58.25 0
吉林省で進められていた白山市靖寧と撫松を結ぶ74.1キロメートルの鉄道路線で、完成した
鉄橋が爆破撤去されることになった。中央政府・鉄道部が発表した。
きわめて悪質な「おから工程(手抜き工事)」で作り直すしかないと判断した。中国新聞社が報じた。
中国の公共事業では「おから工程」が多発している。多くの場合には発注側と施工業者が結託して
浮いた費用を「配分」する構図で、数多い腐敗現象のなかのひとつのパターンだ。
「おから工程」に“慣れ親しんでいる”はずの中国国民を唖然(あぜん)とさせたのは、問題の鉄橋を
作った業者が「鉄橋工事の資格も経験もない元調理師」だったからだ。
同路線の施工主は瀋陽鉄道局で、中国中鉄九局集団有限公司(中鉄九局)が建設を受注した。
中鉄九局は区間ごとに下請け企業と契約した。一部は江西省南昌市に本社を置く“昌廈建設工程集団公司”が
請け負った。
“昌廈建設工程集団公司”はさらに、担当部分の鉄橋建設などを一個人に「下請け」させたが、
請け負ったのは元調理師で、道路建設などに従事した経験はあるが、鉄橋建設の資格も経験もなかった。
同鉄橋は材料費を浮かせるため橋脚土台部分もコンクリートを使わず大小の石を突き固めていただけなど、
「安全上の問題が極めて大きい」ことが分かった。
その後、「昌廈建設工程集団公司」は中鉄九局と契約しておらず、同社関係者になりすました何者かが、
下請け工事の契約をしていたことが分かった。
問題が明るみに出たので鉄道部が同路線全体にわたって検査したところ、安全基準を満たさない部分が
多数みつかった。鉄橋については、「元調理師が作った橋」を含め16カ所を全部爆破して、
工事をやりなおすことになった。
ソース:サーチナ
URLリンク(news.searchina.ne.jp)