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東アジアは漢字文化圏と言われることがあるが、実は韓国ではもう漢字は通用しない。
韓国の通信社、聯合ニュースによると、ある研究者のアンケートで、回答者の半数がわが子の名前を
漢字で書けなかったり、間違えたという。自分の名字でも崔、鄭、柳といった画数の多い字は
書けない人がかなりいた。
ソウルで勤務していたころ、信じられない経験をした。最難関といわれる国立ソウル大学、
その国語国文学科で一年生に漢字の読みのテストを実施していた。問題を見たら「捜査」「舞台」「哲学」
といった、日本なら中学生でも読める言葉でも正答率が低かった。同科の教授は「わが国の史書や
儒教の古典はどれも漢文だが、学生は皆、原文を読めない。すべてハングルに書き直された古典を、
深い意味もわからずに読んでいるだけです」と深く嘆いていた。
韓国は一九七〇年代に教科書の記述など漢字廃止政策をとった。誰も学ばず、忘れていった。
民族の文字ハングルで教育するという理念だが、漢字は日本の植民地統治のあしき名残だという理屈もついた。
韓国語の語彙(ごい)のうち六割余は漢字が基になっており、ハングル表記だけでは正確な意味は
わからないはずだ。しかし、いまや韓国では、漢字は中国や日本への留学経験者だけが理解できる
希少な文字になりつつある。
そーす 東京新聞
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