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オリンパスのマイケル・ウッドフォード前社長からロイターが入手した書類によると、
同社をめぐるスキャンダルで、日系人の元ウォール街バンカーが重要人物として浮かび上がってきた。
同書類によると、元ノムラのバンカー、ハジメ・ジム・サガワ氏は、
オリンパスがフィナンシャル・アドバイザー(FA)として5年前に起用し、
6億8700万ドルの手数料を支払った米金融会社を所有していた。
ロイターは18日、米フロリダ州ボカラトンにあるサガワ氏の自宅を訪ねたが、同氏は不在だった。
代わりに姿を現した同氏の妻エレンさんは、サガワ氏は旅行中だと述べ、
オリンパスをめぐるスキャンダルへのサガワ氏の関与についての質問に
「夫は長年ウォール街で働き尊敬されてきた。夫は無実潔白です。私が保証します」と答えた。
エレンさんはサガワ氏の携帯電話番号をロイターに提供したが、
電話をかけると留守番電話サービスにつながり、サガワ氏からの返事は得られていない。
ウッドフォード前社長は前週、突然解任された後、オリンパスが英医療機器メーカーのジャイラス買収で、
FAに買収価格の3分の1に当たる多額の手数料を支払ったことに警鐘を鳴らした。
前社長は、在職中に大手会計事務所プライスウォーターハウス・クーパーズ(PwC)が
この手数料に関して実施した調査書のコピーをロイターに提供した。
PwCはこの調査書についてコメントを拒否した。
調査書のコピーには機密扱いと書かれ、作成の日付は明記されていなかった。
手数料の支払いで不正はなかったとしているオリンパスは、手数料を支払ったアドバイザーの詳細を開示していない。
PwCの調査報告書によると、サガワ氏が主要アドバイザーであるAXESの代表だったことが示されている。
ただ、資金が最終的にどこに流れたかは不明としている。
PwCの調査報告書は「サガワ氏は、ジャイラスの案件に関連してAXESを代表していた。
同氏は、ノムラ・セキュリティーズに勤めていたニューヨーク駐在期間を含め、
1980年から現在まで米国に居住している」としている。
また、報告書によると、AXES設立前にドレクセル・バーナムやペインウェバーでの勤務経歴も持つサガワ氏は、
AXESの社長であり、関連企業で最終的に多額の手数料を受け取ったAXAMの取締役のように振舞っていた。
ただ、報告書は「オリンパスによるジャイラス買収に関しては、取締役会とサガワ氏あるいはAXESとの間に
個人的な利害関係がなかったことを取締役会が確認した」としている。
エレンさんは、サガワ氏がAXAMの取締役だったことを否定したが、
夫の仕事について限られた知識しかないことを認めた。
ウッドフォード前社長は、日本と英国の監督当局にこの問題を通知したが、
オリンパスの不正を特定する申し立てを行うには至っていない。
同氏は、この件について疑問を呈した後、解任されたとしている。
PcWの調査報告書は「オリンパスのこの取引に関する最終コストはかなり大きいが、
経営陣が取った複数の行動の結果であり、疑問の余地があることから懸念の原因となっている」と指摘。
「これまでに実施した調査に基づくと、不正行為があったことを確認することはできないものの、
金額の規模や異例の決断が下されてきたことを踏まえると、現時点でその可能性は排除できない」としている。
報告書によれば、AXESは休眠会社で、同社のNYの住所の警備員は、ここ数年オフィスは閉じられていると話している。
AXAMの連絡先は不明で、報告書によれば昨年ケイマン諸島の登記を取り消されている。
URLリンク(jp.reuters.com)
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