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オリンパスの晴れない「霧」、資金の流れで当局の事実解明に発展も
オリンパスは英医療機器メーカーのジャイラス社買収でフィナンシャル・アドバイザー（ＦＡ）に
６億８７００万ドル（当時のレートで約６８７億円）を支払ったことを公表したが、同社を覆う霧は晴れない。
支払金額が巨額であるだけでなく、オーナーも不明なケイマン諸島の金融会社などに資金が流れたと
前社長のマイケル・ウッドフォード氏が「内部告発」しているためだ。
これに対してオリンパスは「すべてのＭ＆Ａ（合併・買収）は適切に処理した」との立場を繰り返し強調。
真相解明はもはや当事者には望めず、国内外の当局の手に移る可能性が出てきている。
以下ソース
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オリンパス株主の米投資会社が会社側に調査要求
オリンパスの株主の米投資運用会社ハリス・アソシエーツは２０日、
オリンパス取締役会に対し、解任されたウッドフォード前社長が不明朗と指摘している買収案件について、
詳細の説明を求める手紙を送ったと発表した。
英医療機器メーカーを含む最近の案件について、買収金額の決定方法や、
意思決定に誰が関わったかなどを尋ね、第三者が検証するよう求めた。
ハリスは声明で
「オリンパス経営陣と買収を助言した外部コンサルタントの関係を特に懸念している」と述べた。
URLﾘﾝｸ(www.sankeibiz.jp)
オリンパス、第三者委員会の設立を準備 過去の買収案件問題を検証
オリンパスは21日、マイケル・シー・ウッドフォード前代表取締役社長の解職に伴い、
話題となっている同社の過去の買収案件問題について検証する
第三者委員会の設立準備を進めていると発表した。
第三者委員会は弁護士、会計士などの有識者によって構成されるという。
「詳細が決定次第、速やかに開示する予定」と同社はコメントしている。
また、同社の一部株主から、過去の買収案件等に関する質問を含む書簡を受け取ったことも明らかにし、
「これに対して現在当社では回答の準備を進めており、
その内容について開示すべき情報がある場合には速やかに開示する」とコメントしている。
また、過去の買収案件に関する追加の情報開示については、
「さらに追加で開示すべき情報がある場合は、速やかに開示する」とコメントしている。
URLﾘﾝｸ(www.zaikei.co.jp)
オリンパス前社長の書簡送付についてコメント控える＝金融相
自見庄三郎金融担当相は２１日の閣議後会見で、
オリンパスの前社長が証券取引等監視委員会に調査を依頼する書簡を送付したことについて所見を求められ
「個別案件に関してはコメントを控える」と述べた。
一般論として「金融商品取引法の法令違反に該当する事実があると疑われる場合には、
必要に応じて検査するものと承知している」と述べた
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