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多重債務者を無資格斡旋 住吉会系組長を逮捕 警視庁
過払い金返還を求める多重債務者を無資格で弁護士に斡旋（あっせん）したとして、
警視庁組織犯罪対策４課は１２日、弁護士法違反の疑いで、
埼玉県戸田市上戸田、指定暴力団住吉会系組長、斉藤順平容疑者（５２）、
東京都世田谷区桜、広告会社幹部、仲野大吾容疑者（３１）ら７人を逮捕した。
また、斡旋を受けた東京弁護士会所属の男性弁護士（６９）も同法違反容疑で書類送検する方針。
同課によると、斉藤容疑者は
「弁護士を紹介したが、違法とは知らなかった」などと否認しているという。
同課によると、斉藤容疑者らが斡旋した多重債務者は３００人以上に上るとみられ、
約１億３千万円の利益を得たとみている。
このうち約８千万円が広告会社側に、約８００万円が斉藤容疑者に流れ、
弁護士も約４５００万円の報酬を得ていたとみて捜査を進める。
逮捕容疑は平成２１年４月中旬～１０月下旬ごろ、弁護士資格がないのに、
報酬を得る目的で多重債務者数十人を弁護士に斡旋したとしている。
同課によると、斉藤容疑者が弁護士に仲野容疑者の広告会社を紹介。
広告会社が過払い金返還訴訟の募集広告を作成してインターネットや新聞の折り込みなどで宣伝し、
多重債務者を集めていた。また、広告会社側の従業員が弁護士事務所に派遣され、
依頼者からの相談などに応じていたという。
ソース：MSN産経ニュース 2011.9.12 12:37
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