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夏ドラマが絶不調だ。
人気のバロメーターとなる視聴率15%超えどころか、最近回で13%台はゼロ、
鳴り物入りでスタートした番組が次々と1ケタ台に沈んでいる。
最近の放送で視聴率トップは
日本テレビ系の「ブルドクター」(水曜よる10時)だが、それでも12・6%で、
これまでなら「ゴールデンのドラマとしては失格」とされる数字である。
2位以下は「全開ガール」(フジテレビ系月曜よる9時)と「チーム・バチスタ3」
(フジ系火曜よる10時)の12・5%、
「ドン・キホーテ」(日本テレビ系土曜よる9時)の12・4%、
さらに「絶対零度」(フジ系火曜よる9時)、「陽はまた昇る」(テレビ朝日系木曜よる9時)、
「華和家の四姉妹」(TBS系日曜よる9時)と続き、ここまでがようやくふたケタ台だ。
以下、「美男ですね」(TBS系金曜よる10時)9・9%、
「それでも、生きてゆく」(フジ系木曜よる10時)8・1%、
「ジウ 警視庁特殊犯罪捜査係」(テレビ朝日系金曜よる11時)7・5%、
「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジ系日曜よる9時)6・2%
という惨憺たる数字だ。
なかでも、好評だった「マルモのおきて」を引き継ぎ、
AKB48のトップ前田敦子の男装という話題で始まった「イケパラ」は
真っ青の超低空飛行で、ふたケタ台は初回だけ、
4回目放送は5・5%と打ち切りなってもおかしくない不人気ぶりだ。
日曜プライムが深夜枠に近い「ジウ」より下というのは前代未聞だろう。
もっとも、絶好調だった「JIN」の後の「華和家」も、
月9もジリ貧で、いつ10%割れするかという状態だ。
夏はスペシャル番組や終戦特集が多く、
ドラマ人気がいまひとつ盛り上がらないシーズンだが、
それにしても今夏は「ドラマ時代の終わりを」決定づけることになりそうだ。
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