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日本人は海外の人に比べると母国愛に乏しいのではないか、などと言われることがあります。
確かに外国人と会話をしていると、相手の口から「自分の国は本当に素晴らしい国だ」といった
内容が、国籍・人種問わず出てきたりします。それに比べて日本人が、自ら自国を賞賛する
ケースというのは少ないのではないでしょうか。たとえ心では誇りに思っていても、
口には出さない。これが日本文化、独特の美的感覚であることは紛れもない事実。
しかし、最近は心の底から「日本は恥ずかしい」と思っている人が多いようです。
さて、いったいどういうところを恥ずかしいと思っているのでしょうか?
2ちゃんねるに掲載された「日本人であることが恥ずかしいと思う瞬間」のなかから、
いくつかご紹介します。
「次の首相は誰がふさわしいか、と考えてみたら誰も思い当たらないとき」
混迷する我が国の政治体制。○○はいつ辞めるのか? などと議論されていますが、
その前に代わりとなる相応しい人がいるのかどうかが気になるところ。
誰も思い当たらないとなれば、明るい未来は見えるはずもありません。
「流されやすい国民性を再認識したとき」
これもまた、この国の文化を象徴しているのではないでしょうか。学生でいえば、
金魚のフンみたいにトイレに集団で行くことなども当てはまると思います。誰かと
同じ行動や考えを持っていれば、とりあえずひと安心という心理が出てくるのかも
しれません。もう少し自分の意思を持つべき。
「ファッションに敏感すぎる もっと鈍感でいい」
これも、上記のような心のメカニズムが働いているのかもしれません。
オタクファッションだって、ムリにオシャレにする必要はなし。清潔であれば、ありのままで
良いはず。ところで、欧米の人々は日本人よりも洋服に無頓着なところがあります。
あの世界ファッションの発信地、パリでさえ! あまり他人のファッションをとやかく言うのは、
日本人気質の表れなのかも。
このほかにも、「日本人は恥ずかしいとか言う日本人を見たとき 」「映画で日本が出ると何故か
恥ずかしいというか恥に思ってしまう」など、他人の評価が気になりがちの日本人らしい意見が
チラホラありました。
「AKBが国民的アイドルなんだと知ったとき」
日本のアイドル文化は、なぜかいつもロリータチック。いつも同じテイストのアイドル集団の続出に、
もはやお腹いっぱいの人もいることでしょう。どこぞの国のようにキュートでクールなアイドルを
日本人が演出するのはムリなのでしょうか。
「自虐的日本人を見たとき 」
どこまで自分を追い詰めれば気が済むの? マイナスオーラ炸裂の日本人は多い。希望に溢れ、
超が付くほどの前向き精神な外国人を見るに付け、もう少し見習ってもいいかもしれないと思うのですが……。
「外人に道聞かれた時、英語で上手く説明できなくて泣いた」
「日本人の英語コンプレックスの激しさ」
基本、英語が苦手な日本人。そりゃそうです、日常生活に英語が出てこないのだから。
学生時代どんなに勉強しても忘れます。「英会話ができる=ひとつのステイタス」になっているのは、
いかがなものか。勉強する努力は大切ですが、日本がグローバル社会で取り残されないためにも、
公の場に英語を多く取り入れ、日本社会に定着させていくのもひとつの策ではないでしょうか。
「韓流に集まってるおばはん」
海外ドラマだけじゃなく、日本のドラマも見ればいいのにね! だけど、いったいどういうことでしょう。
一度見ると、ズルズルはまり込んで行く韓国ドラマ。日本のドラマといったい何が違うのか。専門の方、ご意見願う。
(>>2~続く)
(文=ricaco)
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