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ノルウェーの首都オスロ郊外のウトヤ島で開かれていた連立与党・労働党の青年部集会で男が二十二日銃を
乱射し、ロイター通信は地元警察の話として、少なくとも若者八十人が死亡したと伝えた。この事件に先立ち
オスロ中心部でも同日、大規模な爆弾テロが起き七人が死亡した。警察当局は二つの事件に関連があるとし、
政府・与党を狙った同時テロとみて捜査している。
欧州で起きたテロとしては二〇〇四年三月に約百九十人が死亡したマドリード列車同時爆破テロ以来、
最悪の惨事となった。
ウトヤ島の乱射事件で警察はノルウェー人のアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)を逮捕した。地元
テレビは極右とつながりがあると報じた。警察当局者は「犯行はイスラム過激派とは無関係とみられる」と
語った。
犯行の動機や背景、共犯の有無は明らかになっていないが、男が単独で両方の事件を起こした可能性も
あり、警察当局は男のアパートを家宅捜索した。
目撃者によれば、警官の制服を着た男は、同島で集会に参加していた十代を中心とした男女五百人以上に
向けて発砲。水に飛び込んだり、逃げまどう若者らを撃ち続けた。事件後、警察は島内で爆発物も見つけた
という。
労働党はストルテンベルグ首相が党首を務め、首相は二十三日にこの集会を訪れる予定だった。
一方、爆弾テロでは首相府が入る十七階建てビルの窓ガラスが割れ、周辺のビルにも被害が出た。現場で
大破した車が見つかったが、車爆弾だったかは確認されていない。死亡者のほか九十人以上が病院に運び込ま
れた。在ノルウェー日本大使館によると、日本人が巻き込まれたという情報はない。
首相はテレビを通じ「銃撃や爆弾でわれわれを黙らせることはできない」と述べた。
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