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東京電力福島第一原子力発電所から２０キロ余り離れた福島県広野町で、
住民が避難して留守だった家に忍び込み、現金や時計などを盗んだとして、
神奈川県平塚市の自動車仲介業の男ら２人が警察に逮捕されました。
２人のうち１人は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、平塚市田村の自動車仲介業、尾形寛行容疑者（３８）と、
平塚市大神の無職栗原芳昭容疑者（４６）の２人です。
警察の調べによりますと、２人はことし５月上旬、福島第一原発からおよそ２２キロ離れた
広野町の住宅に忍び込み、現金およそ１万３０００円と腕時計や
商品券、１０万５０００円分を盗んだ疑いが持たれています。
この家の家族６人は、原発事故のあと自主避難して不在だったということです。
被災地での空き巣の被害が増えていることから、警察が神奈川県内の質店の記録を調べたところ、
盗まれた時計を２人が持ち込んでいたことがわかったということです。
警察の調べに対して栗原容疑者は容疑を認め、尾形容疑者は
「車で現場まで行ったが盗んではいない」と容疑を否認しているということです。
２人がことし３月末以降に質店に持ち込んだ腕時計や貴金属などは、
およそ２７０点に上るということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
ソース：NHK首都圏のニュース 07月12日 20時40分
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